人材派遣業のHubSpot活用|求職者・派遣先・稼働管理を一元化する設計

この記事の結論

人材派遣業のHubSpot活用では、求職者・派遣先企業・稼働案件を結び、登録から稼働中のフォローまでを追える状態にします。3つの情報を業務フローに沿って設計することがポイントです。

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記事の内容を、そのまま実務に落とし込みたい方向け

HubSpotゴールドパートナーのStartLinkが、HubSpot導入・AI活用・CRM整備・業務効率化までをまとめて支援しています。記事で気になったテーマを、そのまま相談ベースで整理できます。


人材派遣業のHubSpot活用では、求職者・派遣先企業・稼働案件を結び、登録から稼働中のフォローまでを追える状態にします。3つの情報を業務フローに沿って設計することがポイントです。

「求職者と派遣先企業の情報が別々に管理され、照合に時間がかかる」

「稼働中のスタッフへの連絡や契約更新の時期を追いきれない」

「マッチングの判断が担当者ごとに異なり、引き継ぎにくい」——

人材派遣業におけるHubSpot活用とは、求職者、派遣先企業、稼働案件をCRM上で関連付け、登録、マッチング、稼働管理、フォローの流れを一元的に記録する設計です。Excelや複数のツールに分散した情報を、業務の進行と合わせて確認できるようにします。

この分野の体系的な情報は業界別HubSpot活用ガイドでまとめています。

本記事は「教育業界のHubSpot活用|生徒募集から保護者対応まで一元管理する設計」シリーズの一部です。

本記事はHubSpot完全ガイド関連記事です。


この記事でわかること

求職者側と企業側の情報を並行して扱う人材派遣業で、HubSpotのデータ構造と業務の流れをどう結び付けるかを整理します。既存の管理方法と照らし合わせながら、最初に決める項目を確認できます。

  • 3つのデータの関連付け — 求職者、派遣先企業、稼働案件をどのオブジェクトで管理するかを整理します。
  • パイプラインとマッチング条件 — 企業開拓と求職者対応の流れ、条件を比較するためのプロパティを説明します。
  • 稼働中のフォロー設計 — ワークフローを使ってタスクや通知を作る考え方を紹介します。
  • レポートと運用上の注意点 — 業務の進捗を可視化する指標と、段階的に整える方法を解説します。

人材派遣業でCRM活用が求められる理由

人材派遣業では、求職者と派遣先企業の双方について、登録、対応状況、条件、稼働状況を追う必要があります。求職者管理は求人管理システム、企業管理はExcel、稼働フォローはメールや別のツールという形では、変更のたびに情報を更新し、担当者間で差分を埋める作業が生まれます。

派遣業の課題 HubSpotで実現できること
求職者と企業の情報が分散 コンタクト(求職者)と会社(派遣先)をリレーションで紐付け
マッチングが属人的 スキル・希望条件のプロパティでフィルタリング・自動マッチング
稼働中スタッフのフォロー漏れ ワークフローで定期フォロータスクを自動生成
新規派遣先の開拓が後回し パイプラインで新規開拓の進捗を可視化
契約更新の管理が煩雑 更新時期をトリガーに自動リマインド

CRMは情報の保管先にとどまらず、業務の進捗を揃え、次の対応を判断する基盤として設計します。まず、どの情報を一元管理するかを決め、次に担当者が同じ手順で記録できる入力項目と運用ルールを整えます。

分散管理で起きやすいこと

Excelやスプレッドシートで求職者と求人の条件を別々に管理すると、勤務地や時給などの変更が双方に反映されているかを担当者が確かめることになります。メールや電話の履歴も個人の受信箱に残ると、引き継ぎ時に判断の経緯を追いにくくなります。

現状の管理課題 CRM上で整えること
求職者と企業の情報が分散 コンタクトと会社を関連付ける
マッチングが担当者の経験に依存 条件を共通のプロパティで記録する
稼働中のフォローが漏れる 対象条件に応じてタスクを作成する
新規派遣先の開拓状況が見えにくい 企業開拓の取引ステージを揃える
契約更新の時期を個別に確認する 終了日を記録し、確認タスクにつなげる

情報の集約と業務の標準化

HubSpotではコンタクト、会社、取引などのレコードを関連付けて、業務上の関係を追えるようにします。誰がどの企業と接点を持ち、どの求人や稼働案件に関わっているかが記録されていれば、担当者が変わっても経緯をたどれます。

入力項目を増やしすぎると、使われない項目が残り、登録の負担も上がります。最初は次の対応を決めるために必要な項目に絞り、記録が不足する場面が見つかったときに追加する形が扱いやすいです。

最初に決める運用ルール

項目の名前だけでなく、誰がいつ更新するかを決めます。例えば稼働開始日を登録する担当者、稼働中へ変更するタイミング、契約終了日を確認する時期を揃えると、フォローの自動化やレポートで同じデータを使えます。

初期導入では、全業務を一度に移すより、企業開拓か稼働中フォローなど、優先度の高い流れから整えます。現場が入力できる状態を作り、運用で不足が分かった項目を順に加えるのが現実的です。


データモデル設計:求職者・派遣先・稼働案件の3軸

人材派遣業の設計では、求職者、派遣先企業、稼働案件がそれぞれ独立した情報でありながら、相互に関係している点を表現します。どのレコードに何を持たせるかを決めると、検索、引き継ぎ、稼働履歴の確認がしやすくなります。

HubSpotには標準オブジェクトとしてコンタクト、会社、取引などがあり、これらのレコードを関連付けて管理できます。標準機能から始め、求人案件や稼働管理を独立した単位で扱う必要が出たら、カスタムオブジェクトを検討します。カスタムオブジェクトの利用条件は契約プランで異なるため、導入時に公式情報を確認します。(出典:HubSpot製品・サービスカタログ)

標準オブジェクトに持たせる情報

初期設計では、求職者をコンタクト、派遣先を会社、企業開拓や個別の稼働機会を取引として扱う方法があります。何を取引にするかは、自社の業務上の管理単位に合わせて決めます。

オブジェクト 管理する対象 プロパティ例
コンタクト 求職者、派遣スタッフ、派遣先担当者 スキル、希望職種、希望勤務地、希望時給、稼働ステータス
会社 派遣先企業 業種、従業員規模、取引ランク、契約条件
取引 企業開拓、求人獲得、稼働案件 派遣期間、時給、業務内容、勤務地、進捗

同じ人が求職者と派遣スタッフの両方になる場合、コンタクトの状態を更新しながら、稼働案件との関係を記録します。レコードを分けるか、関連付けで表現するかは、履歴をどの粒度で追いたいかで判断します。

関連付けで履歴を追う

コンタクトと会社、コンタクトと取引、会社と取引を結び付けると、「このスタッフがどの案件で稼働したか」「この派遣先でどのような稼働案件を扱ったか」をレコード間で確認できます。取引を複数のスタッフや求人にどう関連付けるかは、運用上の単位を先に決めてから設定します。

例えば、一つの取引を一つの稼働案件として扱うなら、契約期間や勤務地をその取引に記録します。複数のスタッフが同じ求人に応募する過程を個別に追いたい場合は、求人と応募・稼働を同じレコードに詰め込まず、独立した管理単位が必要かを検討します。

カスタムオブジェクトを検討する場面

標準オブジェクトだけでは求人と稼働の情報が混在し、検索やレポートの単位が揃わない場合は、カスタムオブジェクトで「求人案件」や「稼働管理」を独立させる方法があります。カスタムオブジェクトでは、求人名称、募集人数、必要スキル、勤務条件、募集ステータスなどを管理する設計が考えられます。

カスタムオブジェクト フィールド例
求人案件 求人名称、募集人数、必要スキル、勤務条件、募集ステータス
稼働管理 稼働開始日、稼働終了日、月間稼働時間、フォロー状況

ただし、独立したオブジェクトを増やすと、関連付けや入力ルール、レポートの設計対象も増えます。まず標準オブジェクトで業務の流れを試し、求人と稼働を分けないと集計や運用が難しいと確認できた時点で拡張すると、設計の負担を抑えられます。設計手順はHubSpotで求人を管理する方法も参考になります。


企業開拓と求職者対応のパイプラインを分ける

企業開拓と求職者対応では、進捗を判断する条件が異なります。一つのパイプラインに両方の工程を並べると、企業側の求人獲得とスタッフ側の就業開始が混在し、会議やレポートで状況を読み取りにくくなります。

パイプラインは段階名を並べるだけでなく、各ステージの定義、確度、次へ進むための必須情報を揃えます。受注確度は初期値として置き、実際の運用データを見ながら自社の判断に合う形へ調整します。

企業開拓の流れ

企業側のパイプラインは、対象企業の選定から求人獲得、人材提案、成約までを表します。ステージを変更する条件を明文化すると、担当者によって「ヒアリング済み」や「求人獲得」の意味が変わるのを防げます。

ステージ 受注確度 必須入力
ターゲティング 5% 業種、従業員規模
アプローチ 10% アプローチ方法、接触日
ヒアリング 30% 求人ニーズ、希望条件
求人獲得 50% 求人詳細、時給条件
人材提案 70% 提案人数、マッチ度
成約 100% 派遣開始日、契約条件

確度は見込みを整理するための設定例です。ステージごとの定義を決めずに数字だけ登録すると、担当者間で見立てが揃わず、集計値を判断に使いにくくなります。

求職者対応の流れ

スタッフ側の進捗は、登録、面談、スキル評価、案件紹介、面談同行、就業開始、稼働中という流れで管理できます。実際の工程にない段階を増やすより、担当者が次に行うことを判断できる節目に絞ります。

企業側のパイプラインと分けることで、法人営業チームは求人獲得や提案の進捗を、コーディネーターチームは面談や就業開始の進捗を確認できます。求職者の登録から稼働への転換を追う場合は、どのステージを「稼働開始」と数えるかを定義しておきます。

ステージ定義と必須プロパティ

パイプラインを仕組みとして機能させるには、ステージ名、移行条件、入力項目を組み合わせます。例えば求人獲得へ移すときに求人ニーズと勤務条件を入力し、人材提案へ移すときに提案人数やマッチ度を記録します。

担当者の注意喚起だけに頼らず、入力が必要な場面をステージ移行時に揃えると、引き継ぎや新人教育にも使える業務の型になります。項目は必要最小限から始め、入力負担が実際の運用を妨げている場合は定義を見直します。


マッチングを条件と記録で支える

マッチングの判断を担当者の記憶や個別の表計算に依存させないために、求職者と求人の条件を比較できる形で記録します。条件を構造化すると、該当する候補を絞り込んだ後、担当者が適合性を確認する流れを作れます。

プロパティを設計するときは、求職者側と求人側で意味や選択肢を揃えます。入力の表記が揃っていないと、フィルターで候補を抽出できないため、自由記述にする項目と選択式にする項目を使い分けます。

比較する条件を揃える

求職者側と求人側の条件を並べると、何を照合するかが明確になります。希望と必須条件を同じ扱いにせず、候補を絞る条件と担当者が確認する条件を分けておきます。

求職者プロパティ 求人案件プロパティ マッチング条件
保有スキル(複数選択) 必要スキル(複数選択) スキルの一致度
希望勤務地 勤務地 エリアの一致
希望時給 提示時給 金額条件の合致
稼働可能日 開始希望日 日程の合致
希望職種 業務内容 職種カテゴリの一致

これらは設計例です。選択肢や入力形式は、実際に扱う求人情報と求職者情報に合わせて調整します。

絞り込みから担当者の確認へ

HubSpotのフィルターやビューを使うと、登録されたプロパティを条件にレコードを絞り込めます。例えば、スキル、勤務地、稼働可能状況を条件に候補を抽出し、担当者が希望内容や求人との適合性を確認します。

以下の画面は、求職者レコードから条件に合う求人を検索し、スコア順に表示するマッチング画面のデモです。

求職者レコードから条件で求人を検索し、スコア順に表示するマッチング画面のデモ。
求職者レコードから条件で求人を検索し、スコア順に表示するマッチング画面のデモ。

候補の抽出結果をそのまま決定とみなさず、希望条件の優先順位や面談で確認した内容を担当者が照合します。スコアの意味や算出条件が明確でない場合は、ランキングを運用判断に使う前に、評価項目と記録方法を定義します。

マッチング履歴を業務改善に使う

候補を紹介した後に、紹介日、提案先、選考状況、結果を記録すると、どの条件で紹介が進んだかを後から確認できます。選考に進まなかった理由を分類しておけば、求人条件の見直しや、求職者への確認事項の改善につなげられます。

一方で、スコアリングや自動マッチングを先に作り込んでも、元データの入力が揃っていなければ結果を信頼できません。まず条件の定義と記録を定着させ、実際の運用で不足する点が明らかになってから自動化を広げます。


稼働中スタッフのフォローをワークフローで仕組み化する

稼働開始後の連絡や契約更新の確認は、担当者が予定表やメールを個別に管理すると、引き継ぎ時に抜けが生じやすくなります。稼働案件に開始日や終了日を記録し、その日付やステータスを起点にタスクや通知を作ると、次の対応を業務の流れに結び付けられます。

ワークフローは、条件に合うレコードに対してタスク作成や通知などの処理を自動で進める仕組みです。利用できる機能はHubSpotの契約プランなどで異なるため、対象のアカウントで利用可能なワークフローと登録条件を確認します。(出典:HubSpotワークフローについて)

フォローのタイミングを決める

フォロー例では、就業開始日や契約終了日を基準に、担当者のタスクや通知を作成します。メールを自動送信する場合は、送信対象や内容を先に決め、スタッフとの連絡方法に合っているかを確認してから運用に加えます。

起点 自動化する処理の例
就業開始日から3日後 コーディネーターにフォロー電話タスクを作成
就業開始日から2週間後 満足度アンケートメールを送信
就業開始日から1ヶ月後 定期面談タスクを作成
契約終了日の30日前 更新確認タスクを作成し、営業担当へ通知

開始日や終了日が未入力のレコードは条件を満たせず、処理対象から外れることがあります。運用開始時には、対象レコードの入力状況と、タスクが作成される条件を一緒に確認します。

誰が対応するかを明確にする

タスクを作るだけでは対応完了まで追えません。タスクの担当者、期限、完了の記録方法を揃え、未完了のタスクを一覧で確認できるようにします。担当者が変わるときは、レコードの所有者や関連付けも更新し、通知先と実際の担当が一致する状態にします。

小さく試してから範囲を広げる

稼働スタッフが少ない段階では、対象を絞ったタスク作成から始め、誰に何が届き、どの記録が残るかを確認します。稼働先が増えると手作業で追いきれなくなるため、一定規模でのワークフロー自動化が挙げられます。導入時は社内の稼働状況に合わせて対象を選び、運用の中で必要な処理を追加します。

ただし、自動化は担当者の判断そのものを置き換えるものではありません。スタッフの状況に応じた連絡内容や更新判断は担当者が行い、ワークフローは連絡時期を思い出させ、対応履歴を残す役割にします。オーダー、スタッフ、稼働の管理単位は人材派遣の稼働管理をHubSpotで設計するも参考になります。


レポートで企業開拓から稼働状況までを可視化する

レポートは、記録したデータを経営や現場の判断につなげるために設計します。企業開拓、求職者登録、稼働中のフォローを別々の指標で見ながら、どの業務段階に滞留や対応漏れがあるかを把握できる形にします。

集計値が実態を表すには、ステージや日付、結果の定義が揃っていることが前提です。まず会議で必要な判断を確認し、その判断に使う指標だけを用意します。

会議の目的に合わせて指標を選ぶ

レポート 指標 会議用途
新規派遣先パイプライン 企業開拓の進捗 営業会議
稼働スタッフ数推移 月別の稼働人数変動 経営会議
求職者登録→稼働転換率 登録者がどれだけ就業に至ったか コーディネーター会議
派遣先別売上 取引先別の売上ランキング 経営会議
フォロー実施率 定期フォローの完了率 CS会議

例えば、稼働スタッフ数を出す場合は「稼働中」とみなす条件と集計対象の日付を決めます。派遣先別の売上を扱う場合も、売上情報をどのレコードに持たせるかを先に定めます。

データの定義を揃えてから共有する

ステージ名、稼働状況、フォロー完了の定義が担当者ごとに異なると、レポートの数字を比較しにくくなります。記録ルールを揃えたうえでレポートを作り、数字の変化を見たときに、入力の変更と業務上の変化を区別できるようにします。

個別の担当者を評価するためだけに指標を増やすのではなく、次の対応や業務改善に使える範囲から始めます。レポートで確認した課題を、パイプラインやフォロー手順の見直しに戻すことで、記録と改善をつなげられます。


導入時の注意点と段階的な進め方

人材派遣業向けのCRMを設計するときは、情報を集約する範囲、既存システムとの役割分担、個人情報の扱いを整理します。すべてをHubSpotに移すことを前提にせず、営業や顧客とのやり取りをHubSpotで扱い、専用システムに残す情報があれば境界を決めます。

導入後の運用を続けるには、現場の入力負担とレポートで必要な情報の両方を見ます。業務に必要な情報を絞り、運用を確認しながら段階的に拡張する方法が取り入れやすいです。

既存システムとの分担を定義する

求人管理システムなどを継続利用する場合は、どの情報をどちらで更新するかを決めます。連携の可否や必要な仕組みは製品ごとに異なるため、APIや連携サービスを利用する場合は対象システムの仕様を確認し、同期するデータと更新元を定めます。

求人管理は専用システム、営業活動や顧客とのやり取りはHubSpotという分担も選択肢です。二重入力が残る場合は、どの場面で発生するかを洗い出し、連携を進めるか、入力担当を明確にするかを判断します。

個人情報の保存範囲を決める

HubSpotに登録する情報は、業務上必要な範囲に絞ります。機微性の高い情報を扱う場合は、保存先、アクセスできる担当者、共有方法を確認し、CRMに登録する情報と専用システムで管理する情報を分けます。

また、閲覧権限や記録方法は、実際の担当範囲に合わせて設計します。権限を広く付与するのではなく、業務上必要な人が必要なレコードを扱えるかを確認します。

段階ごとの導入項目

段階 整える内容 次へ進む判断
基本設計 オブジェクト、関連付け、最小限のプロパティ 求職者・企業・稼働案件の関係を追える
現場運用 パイプライン、ステージ定義、入力ルール 担当者が同じ条件で進捗を記録できる
フォロー タスクや通知を作るワークフロー 対象レコードと担当者が正しく設定される
可視化 会議目的に合わせたレポート 指標の定義と入力データが揃っている

いきなり全項目や自動処理を作り込むより、まず基本データと進捗の記録を運用し、使われていない項目や不足する情報を見直します。必要な箇所が分かってからワークフローやカスタムオブジェクトへ広げると、設計を現場に合わせて調整できます。


よくある質問

求人管理システムとHubSpotは連携できますか?

システムごとに連携方法や仕様が異なります。連携を検討するときは、同期したい項目、更新元、重複時の扱いを整理し、対象製品のAPIや連携機能で実現できる範囲を確認します。求人管理は専用システム、営業や顧客情報はHubSpotで扱う分担も選べます。

派遣スタッフの個人情報はどこまで登録できますか?

登録する情報は、業務で必要な範囲に絞ってください。閲覧権限や保存先を含めて管理方法を定め、特に機微性の高い情報は専用システムで扱うかを社内ルールに沿って判断します。HubSpotに登録する項目と別システムに残す項目を分けると、運用上の境界が明確になります。

小規模の派遣会社でもHubSpotを使えますか?

小規模でも、求職者、派遣先、稼働案件の情報を関連付け、対応履歴を共有する用途から始められます。最初は必要な項目と進捗の記録に絞り、業務上の課題が見えてから自動化やレポートを追加します。利用できる機能は契約プランで確認します。

派遣法に関する管理をHubSpotで行えますか?

HubSpotを派遣法への対応そのものを担う専用ツールとして扱うのではなく、契約更新のリマインドやフォローの記録など、関連する業務の進行管理に利用できます。法令上必要な書類や判断をどこで管理するかは、社内の運用や専門家の確認に基づいて決めてください。


まとめ

人材派遣業のHubSpot活用では、求職者、派遣先企業、稼働案件の関係を定義し、企業開拓、求職者対応、稼働中のフォローをそれぞれの業務フローに沿ってつなげます。標準オブジェクトで記録を始め、必要な管理単位が見えてからカスタムオブジェクトやワークフローへ広げます。

まずは、既存の管理表を見ながら、現在の業務で使う情報と更新担当を整理するところから始めます。

  1. 求職者、派遣先、求人、稼働の管理単位を決めます。
  2. 各段階の定義と、次の対応に必要な最小限の入力項目を揃えます。
  3. 優先度の高いフォローをタスク化し、運用後にレポートや自動化の範囲を見直します。

CRMを活用した業務効率化やAIとの連携に関するご相談は、StartLinkまでお気軽にお問い合わせください。


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著者情報

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今枝 拓海 / Takumi Imaeda

株式会社StartLink 代表取締役。累計150社以上のHubSpotプロジェクト支援実績を持ち、Claude CodeやHubSpotを軸にしたAI活用支援・経営基盤AXのコンサルティング事業を展開。
HubSpotのトップパートナー企業や大手人材グループにて、エンタープライズCRM戦略策定・AI戦略ディレクションを経験した後、StartLinkを創業。現在はCRM×AIエージェントによる経営管理支援を専門とする。