HubSpot Content Hubとは?機能・活用メリット・Webサイト立ち上げ手順を解説

HubSpotのCMS(Content Hub)とは?CMS機能と、自社でのWebサイト立ち上げステップを徹底解説!
この記事の結論

HubSpot Content Hubとは、Webサイト、ブログ、LPを作るCMS機能と、CRMデータ活用を一体で運用できるHubSpotのコンテンツ基盤です。単なるサイト制作ツールではなく、問い合わせ、顧客行動、営業活動までつながる点が最大の違いです。

ブログ目次

記事の内容を、そのまま実務に落とし込みたい方向け

HubSpot導入、AI活用、CRM整備、業務効率化までをまとめて支援しています。記事で気になったテーマを、そのまま相談ベースで整理できます。


HubSpot Content Hubとは、Webサイト、ブログ、LPを作るCMS機能と、CRMデータ活用を一体で運用できるHubSpotのコンテンツ基盤です。単なるサイト制作ツールではなく、問い合わせ、顧客行動、営業活動までつながる点が最大の違いです。

「WordPressと何が違うのか」「自社で更新できるのか」「SEOや問い合わせ獲得に使えるのか」といった疑問を持つ方向けに、本記事ではContent Hubの機能、向いている企業、立ち上げ手順を実務目線で整理します。 この分野の体系的な情報はHubSpot機能ガイドでまとめています。

CRM一体型CMSとしての強みを理解しておくと、単なる制作ツール比較ではなく、「営業・マーケまで含めてどの運用ができるか」で判断しやすくなります。

本記事は「AI × CRMで企業価値を上げる設計思想|経営者が知るべきAI CRM戦略」シリーズの一部です。

本記事はStartLinkの「AI活用完全ガイド」関連記事です。


この記事でわかること

— Content Hubで何ができるのか、主要機能の全体像

— WordPressとの違いとContent Hubが向いている企業の条件

— ノーコードでWebサイトを立ち上げる具体的な手順

— ブログ・LP・会員サイトをCRMと連動させるメリット


第1章:HubSpot Content Hubの主要機能

まずは、HubSpot Content Hubが持つ、ノーコードでのサイト制作を可能にする機能を見ていきましょう。

1.1 ドラッグ&ドロップで直感的なページ編集

HubSpot Content Hubのトップ画面

プログラミングの知識がない方でも、ウェブサイトのページを自在に編集できるのがContent Hubの最大の特長です。ウェブサイトの文章や画像を修正したい場合、ページエディタ上で直接クリックするだけで、その場で編集が可能になります。変更内容はすぐにプレビュー画面に反映されるため、完成形を確認しながら作業を進めることができます。

また、コンテンツのブロック(セクション)の並び替えも簡単です。例えば、ウェブサイト上の「サービス紹介」セクションと「導入事例」セクションの順番を入れ替えたい場合、それぞれのブロックを掴んで上下にドラッグするだけで、レイアウトを自由に変更できます。セクション間の空白を調整したい場合も、スペース用のモジュールを挿入したり、ブロックのマージン値を変更したりするだけで、思い通りの見た目に仕上げられます。

1.2 テーマとモジュールでデザインを一貫させる

HubSpot Content Hubの機能一覧画面

HubSpot Content Hubは、ウェブサイト全体を構築する際のテンプレート集である「テーマ」と、ページを構成する個々の部品である「モジュール」の組み合わせで成り立っています。

テーマ

HubSpotのマーケットプレイスには、数多くの無料テーマが公開されています。これらのテーマには、あらかじめプロフェッショナルなデザインが施されているため、デザインのひな形が整った状態でサイト制作を始められます。特にデザインに凝らない場合は、無料テーマをインストールして、テキストや画像を自社のものに差し替えるだけで、十分実用的なウェブサイトが完成します。

モジュール

モジュールは、テキスト、画像、ボタン、フォーム、カードといった再利用可能な部品です。ウェブサイトのページエディタ左側にある「+」ボタンをクリックすると、利用可能なモジュールの一覧が表示されます。これらをドラッグ&ドロップでページに挿入するだけで、デザインの一貫性を保ちながら、コンテンツを増やしていくことができます。例えば、メールマガジン登録フォームをページに追加したい場合も、フォームモジュールを挿入するだけで簡単に設置できます。

これらの機能を活用することで、従来なら外部の制作業者に依頼していたような細かな更新作業も、社内の担当者がノーコードで迅速に行えるようになります。

1.3 顧客の行動を可視化するCRM連携

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HubSpot Content Hubで制作したウェブサイトは、HubSpot CRMの顧客データベースと完全に連携しています。この連携により、ウェブサイトを訪問した一人ひとりの行動履歴が、CRMの担当者情報に自動的に記録されます。

例えば、ある見込み客がどのページをいつ閲覧したか、問い合わせフォームを開いたものの送信には至らなかった、といった具体的な行動が一目で把握できます。こうしたデータは、営業担当者にとって顧客の関心度を測る重要な手がかりとなり、マーケティング担当者はメールマーケティング機能(MA機能)と組み合わせて、顧客の行動をスコアリングすることも可能です。

ウェブサイトの閲覧履歴から顧客の関心度を測り、データに基づいて効果的な営業やマーケティング活動を行うことができる点が、Content Hubの大きな強みと言えます。


第2章:ウェブサイト制作の具体的なステップ

導入前に決めること 確認ポイント 判断の目安
運用目的 コーポレートサイト、ブログ、LPのどれを重視するか まずは1つに絞ると運用しやすい
更新体制 社内で更新するか、制作会社と分担するか ノーコード更新の担当者を決める
CRM活用範囲 フォーム送信後の営業連携まで使うか CRM一体運用ならContent Hubの強みが出やすい
SEO方針 ブログ運用、構造化、AIO対策までやるか 記事運用がある企業ほど相性が良い
移行範囲 既存サイトの全面移行か、一部LPから始めるか まずはLPやブログから始めるのが現実的

それでは、実際にHubSpot Content Hubを使ってウェブサイトを立ち上げるまでの流れを、ステップ形式で解説します。

ステップ1:テンプレートの選定と新規ページの作成

HubSpot Content Hubのブログ管理画面

まずは、HubSpotの管理画面にログインします。

  • 左側のナビゲーションメニューから、「コンテンツ」>「ウェブサイトページ」と進みます。
  • 画面右上の「作成」ボタンをクリックし、新規ページを作成します。
  • テンプレート選択画面が表示されるので、事前にインストールしておいたテーマの中から、ページのデザインテンプレートを選びます。

この時点で、選択したテーマのレイアウトを反映したページが生成されます。

ステップ2:ドラッグ&ドロップでコンテンツを編集

HubSpot Content HubのSEO設定画面

ページが作成されたら、いよいよコンテンツの編集です。

  • ページエディタ上で、見出しや本文のテキスト部分をクリックすると、直接入力して内容を書き換えることができます。
  • ページの左側にある「+」ボタンをクリックして、新しいモジュールやセクションをページにドラッグ&ドロップで追加します。
  • 画像モジュールを挿入して画像をアップロードしたり、フォームモジュールを追加して問い合わせフォームを設置したり、自由にページを構成していきましょう。
  • 既に配置されたモジュールは、ドラッグ&ドロップで順番を入れ替えたり、複製したりすることも可能です。

ステップ3:ブログ・ランディングページの作成と公開

HubSpot Content Hubのページ編集画面

企業サイトにブログやランディングページを追加したい場合も、ウェブサイトページと同様のノーコード操作で作成できます。

  • ブログを作成するには、「コンテンツ」>「ブログ」メニューから新規投稿を作成します。ブログ記事の編集画面も、ウェブサイトページと同じエディタで直感的に操作できます。
  • ランディングページ(LP)を作成するには、「コンテンツ」>「ランディングページ」メニューから同様の手順で作成します。

これらのページは、テーマのテンプレートに沿って自動的にデザインが適用されるため、デザインが崩れる心配なくコンテンツを増やせます。

ステップ4:会員制ページ(メンバーシップ機能)の構築

HubSpot Content Hubのテンプレート選択画面

特定の人にだけ見せたいコンテンツ(例えば、顧客向けの資料や会員限定のFAQ)がある場合は、メンバーシップ機能を活用します。

  • まず、通常のウェブサイトページを一つ作成します。
  • ページの設定画面にある「オーディエンスとアクセス」セクションで、公開範囲を「パスワードが必要」または「特定の連絡先グループのみ閲覧可」に変更します。
  • 閲覧を許可したいユーザーを、HubSpotの「コンテンツ」>「メンバーシップ」設定画面でグループとして登録します。

これだけで、パスワードを知っているユーザーや、特定の顧客リストに登録されたユーザーだけがアクセスできる、会員専用ページが完成します。

ステップ5:独自ドメインの接続と公開

ウェブサイトが完成したら、自社のドメインに接続して公開します。

  • HubSpotの管理画面の歯車アイコンから、「ドメインとURL」の設定画面にアクセスします。
  • 「ドメインを接続」を選び、ウェブサイトやブログに利用する自社のドメインを登録します。
  • HubSpotから発行されるCNAMEなどのDNSレコード情報を、自社ドメインの管理画面に追加します。
  • 設定が完了すれば、自社ドメインでウェブサイトが公開できるようになります。

注意点として、すでに別のサイトで利用中のメインドメインを切り替える際は、システム担当者と綿密に連携し、元のサイトが表示されなくなるリスクを回避してください。


第3章:高度なカスタマイズと運用支援機能

Content Hubは、ノーコードでの運用だけでなく、より高度なカスタマイズにも対応しています。

3.1 開発者向けのデザインマネージャー

HubSpot Content Hubのドメイン管理画面

マーケットプレイスのテンプレートをさらに自社用に作り込みたい場合や、標準モジュールにはない機能を追加したい場合は、開発者向けの「デザインマネージャー」ツールを活用します。

  • 子テーマの作成: マーケットプレイスからダウンロードしたテーマは直接編集できないため、まずは「子テーマを作成」して複製します。
  • HubLによるカスタムモジュール開発: HubSpot独自のテンプレート言語であるHubL(ハブル)を使って、オリジナルのモジュールを開発できます。例えば、動的な情報(日付、著者情報など)を自動で表示するモジュールや、外部データと連携するモジュールなど、機能的に複雑なブロックも作成可能です。

これらのカスタマイズにはプログラミングの知識が必要となりますが、一度カスタムモジュールを作成しておけば、マーケティング担当者はその後もノーコードでそのモジュールを繰り返し利用できます。

3.2 HubDB:動的コンテンツをデータベースで管理

HubSpot Content Hubのポッドキャスト機能

HubDBは、ウェブサイト上で頻繁に更新される情報(ウェビナー、事例、サービス一覧など)をデータベースとして一元管理し、ウェブページ上に動的に表示させる機能です。

例えば、最新のウェビナー情報をHubDBに登録しておけば、ウェブサイト上の「最新ウェビナー」ブロックが自動で更新されます。これにより、手動でページを更新する手間が省け、サイト運用の効率が飛躍的に向上します。

3.3 SEO・分析ツールとの連携

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ウェブサイトを公開した後も、HubSpotには効果的な運用を支援する様々な機能が組み込まれています。

  • 内蔵SEOツール: ドメインを接続してスキャンするだけで、タイトルタグの重複やモバイル対応の問題、読み込み速度の遅延など、SEO上の改善点を自動でリストアップし、解決策を提案してくれます。
  • 分析機能: Google Search ConsoleやGoogle Analyticsと連携することで、検索からの流入状況や、ページごとのアクセス数をHubSpotのダッシュボード上で一元的に確認できます。
  • Google AMP対応: ブログ記事などをモバイルで高速表示させるための「AMP(Accelerated Mobile Pages)」の設定も、ワンクリックで有効化できます。

まとめ

HubSpot Content Hubは、プログラミング知識がなくてもWebサイトを構築・運用できるCMS機能と、顧客データを一元管理するCRMの力を兼ね備えたプラットフォームです。ドラッグ&ドロップによるページ編集、テーマとモジュールによるデザインの一貫性確保、そしてCRMとの自動連携により、従来は外部の制作会社に依頼していた作業を社内で完結させることができます。

WordPressなどの汎用CMSと最も異なるのは、Webサイトの閲覧データが自動的にCRMの顧客情報と紐づく点です。どの見込み客がどのページを閲覧し、どのフォームに入力したかがリアルタイムで記録されるため、営業担当者は顧客の関心度を正確に把握したうえでアプローチできます。マーケティング担当者にとっても、スコアリングやセグメント配信の基盤としてそのまま活用できることが大きなメリットです。

導入を検討される際は、まずHubSpotマーケットプレイスの無料テーマをインストールし、テキストと画像を自社のものに差し替えるところから始めるのが現実的です。ブログやLPの追加、フォーム設置、HubDBによる動的コンテンツ管理といった機能は、必要に応じて段階的に導入すれば問題ありません。最初から完璧なサイトを作ろうとするよりも、小さく公開して改善を重ねるアプローチのほうが、結果的にビジネス成果につながりやすいでしょう。


結論:HubSpot Content Hubで実現する「成長する」ウェブサイト

Content Hub

HubSpot Content Hubは、単なるサイト制作ツールではなく、ウェブサイトを「成長する資産」に変えるためのプラットフォームです。

  • ノーコードでの内製化:プログラミング知識がなくても、ドラッグ&ドロップとモジュール活用で、迅速かつ低コストでサイトを構築・更新できます。
  • CRMとの連携:顧客の行動データを可視化し、ウェブサイトを営業やマーケティング活動の中核に据えることができます。
  • 拡張性と運用効率:高度なカスタマイズやHubDBを活用すれば、サイト運用をさらに効率化し、ビジネスの成長に合わせてスケールさせることが可能です。

Content Hubを導入することで、ウェブサイトは顧客とつながり、確度の高いリードを生み出し、営業活動を加速する、強力なビジネスツールへと進化します。今日からContent Hubの機能を試し、ウェブサイトの運用を内製化し、成長するウェブサイトを育てていきましょう!


HubSpot導入のご相談

StartLinkでは、150社以上の支援実績をもとに、HubSpotの導入設計から運用定着まで一貫してサポートしています。CRM・SFA・MAの活用にお悩みの方は、お気軽に無料相談をご利用ください。

あわせて、HubSpotランディングページ(LP)作成ガイドHubSpotリードスコアリング設定ガイドHubSpotフォーム作成完全ガイドなども参考にしていただければと思います。


よくある質問(FAQ)

Q1. HubSpotのCMS(Content Hub)とは何ですか?

HubSpotのCMS(Content Hub)とはとは、企業の業務効率化や成果向上を目的とした取り組み・手法のことです。本記事で解説している通り、適切な設計と運用が成功の鍵となります。導入前に自社の課題を明確にし、段階的に取り組むことが推奨されます。

Q2. 第2章:ウェブサイト制作の具体的なステップで最も重要なポイントは何ですか?

最も重要なのは、明確な目標設定とKPIの定義です。ゴールが曖昧なまま施策を進めると、効果測定ができず改善サイクルが回りません。まず「何を達成したいか」を具体的な数値で定義し、そこから逆算して施策を設計することが成功への近道です。

Q3. HubSpotのCMS(Content Hub)を始める際の最初のステップは?

最初のステップは現状分析です。自社の課題を洗い出し、優先順位をつけたうえで、最もインパクトの大きい領域から着手します。いきなり全体を変えようとせず、小さく始めて成功体験を積み重ねるアプローチが効果的です。HubSpotなどのツールを活用すれば、データに基づいた意思決定が可能になります。


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著者情報

7-1

今枝 拓海 / Takumi Imaeda

株式会社StartLink 代表取締役。累計150社以上のHubSpotプロジェクト支援実績を持ち、Claude CodeやHubSpotを軸にしたAI活用支援・経営基盤AXのコンサルティング事業を展開。
HubSpotのトップパートナー企業や大手人材グループにて、エンタープライズCRM戦略策定・AI戦略ディレクションを経験した後、StartLinkを創業。現在はCRM×AIエージェントによる経営管理支援を専門とする。