HubSpot活用度セルフチェック|10項目で現状を診断して改善点を見つける

この記事の結論

HubSpot活用度を測る10のチェック項目。各項目の評価基準と配点。

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記事の内容を、そのまま実務に落とし込みたい方向け

HubSpot導入、AI活用、CRM整備、業務効率化までをまとめて支援しています。記事で気になったテーマを、そのまま相談ベースで整理できます。


HubSpot活用度を測る10のチェック項目。各項目の評価基準と配点

「HubSpotを使っているが、ちゃんと活用できているのか自信がない」「機能の一部しか使えていない気がする」——HubSpotを導入済みの企業から、こうした声を聞くことは少なくありません。

HubSpot活用度セルフチェックとは、自社のHubSpot利用状況を10項目で診断し、改善すべきポイントを特定するための簡易診断フレームワークです。すべての項目を満たす必要はありませんが、現状のスコアを把握することで、次にやるべきアクションが明確になります。

この記事では、10項目のチェックポイントとスコアリング方法、スコア別の改善アクションを解説します。

本記事は「HubSpot認定資格一覧と取得ガイド|キャリアに活かす資格戦略」シリーズの一部です。この分野の体系的な情報はHubSpot導入・活用ガイドでまとめています。

本記事はStartLinkの「HubSpot完全ガイド」関連記事です。


この記事でわかること

  • HubSpot活用度を測る10のチェック項目 — データ充実度・パイプライン設計・ワークフロー活用など、CRM運用の要所を網羅した診断フレームワークを紹介します。
  • 各項目の評価基準と配点 — 「0点(未実施)」「5点(部分的に実施)」「10点(十分に活用)」の3段階で、自社の状況を客観的にスコアリングできます。
  • スコア別の改善優先度マップ — 合計スコアに応じた4つのフェーズ(基盤構築・活用拡大・最適化・先進活用)ごとに、次に取り組むべきアクションを整理しています。
  • 今すぐ取り組める改善アクション — スコアが低い項目から優先的に改善するための具体的なステップをお伝えします。
  • 活用度を継続的に向上させる仕組み — 一度きりの診断で終わらせず、四半期ごとにPDCAを回す運用方法を解説します。

HubSpotを導入したものの、十分に使いこなせていない」「どこから手をつければいいかわからない」とお感じの方に、特に読んでいただきたい内容です。


活用度セルフチェック 10項目

以下の10項目を「0点(未実施)」「5点(部分的に実施)」「10点(十分に活用)」の3段階で評価してください。

項目 0点(未実施) 5点(部分的に実施) 10点(十分に活用)
1. データ充実度 名前・メールだけ 主要項目50%以上入力 フィルレート80%以上
2. パイプライン設計 デフォルトのまま ステージ設定済み 4要素すべて設計済み
3. ワークフロー 未使用 基本通知・変更WF 複合WF運用中
4. レポート・ダッシュボード 未確認 標準レポート活用 カスタムレポート運用
5. メール・シーケンス 未配信 月1回以上配信 ナーチャリング・ABテスト
6. フォーム・LP・CTA 未使用 問い合わせフォーム 複数フォーム+CV計測
7. 外部ツール連携 単体利用 メール・カレンダー連携 Slack・会計・iPaaS連携
8. チーム入力率 一部担当のみ 半数以上が入力 全員がルール遵守
9. ライフサイクル設計 未使用 デフォルト利用 カスタム定義+WF自動更新
10. 定期改善活動 見直しなし 半年に1回確認 四半期ごとに棚卸し

各項目の詳細と、スコアを上げるためのポイントを以下で解説します。

1. コンタクト・会社データの充実度(10点満点)

  • 0点:コンタクトの多くが名前とメールアドレスだけ
  • 5点:主要項目(会社名・役職・業種)は半数以上入力済み
  • 10点:カスタムプロパティも含め、80%以上のフィルレートを達成

CRMの値がなかなか入っていなくてデータ資産化していないという企業様は多いです。スマートプロパティを活用すれば、AIがウェブリサーチでデータを自動取得してくれます。ミニマムで従業員数・事業内容・資本金だけ入れるだけでもかなり業務効率化につながります。

2. パイプラインの設計品質(10点満点)

  • 0点:デフォルトのパイプラインをそのまま使っている
  • 5点:自社の営業プロセスに合わせてステージを設定済み
  • 10点:ステージ定義・受注確度・必須プロパティ・ステージ移行ルールの4要素がすべて設計済み

自社に最適なパイプラインを設計するというところが結構ミソです。ステージ定義が曖昧だと、営業担当者によってステージの判断がバラバラになり、フォーキャストの精度が落ちます。

3. ワークフローの活用(10点満点)

  • 0点:ワークフロー未使用(Starterプラン以下)
  • 5点:基本的な通知やステージ変更のワークフローを運用中
  • 10点:リード対応、ナーチャリング、マーケティングコンタクト管理などの複合ワークフローを運用

4. レポート・ダッシュボードの活用(10点満点)

  • 0点:レポートをほとんど見ていない
  • 5点:標準レポートをダッシュボードに設置して定期的に確認
  • 10点:カスタムレポートを作成し、会議体別のダッシュボードを運用

まず既存のレポートライブラリを確認してみてください。実は新しく作らなくても、すでにあるレポートで足りるケースが結構あります。

5. メール・シーケンスの活用(10点満点)

  • 0点:HubSpotからメールを配信していない
  • 5点:マーケティングメールを月1回以上配信
  • 10点:ナーチャリングメール、シーケンスによる営業フォロー、ABテストを実施

6. フォーム・LP・CTAの活用(10点満点)

  • 0点:HubSpotのフォームを使っていない
  • 5点:問い合わせフォームをHubSpotで運用
  • 10点:複数のフォーム・LP・CTAを運用し、コンバージョン率を計測

7. 外部ツール連携の活用(10点満点)

  • 0点:HubSpot単体で利用
  • 5点:メール(Gmail/Outlook)やカレンダーと連携済み
  • 10点:Slack通知、会計ソフト連携、iPaaS(Yoom/Zapier)を活用

HubSpotと直でNotionなどをつなげられないケースでも、YoomやZapierを使うことで連携が円滑にできます。

8. チーム全体の入力率(10点満点)

  • 0点:一部の担当者しかCRMに入力していない
  • 5点:半数以上の担当者が定期的に入力
  • 10点:全担当者がルールに沿って入力し、データ品質が維持されている

9. ライフサイクルステージの設計・運用(10点満点)

  • 0点:ライフサイクルステージを使っていない
  • 5点:デフォルトのステージを利用
  • 10点:自社のカスタマージャーニーに合わせてステージを定義し、ワークフローで自動更新

10. 定期的な改善活動(10点満点)

  • 0点:導入後に設定を見直したことがない
  • 5点:半年に1回程度、設定を確認
  • 10点:四半期ごとにプロパティ棚卸し、ワークフロー見直し、ダッシュボード改善を実施

スコア別の改善アクション

0〜30点:基盤構築フェーズ

まずはCRMとしての基本を固めましょう。

  • コンタクトデータの充実(スマートプロパティの活用)
  • パイプラインの再設計(4要素を意識)
  • 入力ルールの策定と周知

31〜60点:活用拡大フェーズ

基本はできているので、自動化とレポートを強化します。

  • ワークフローの導入(Professionalプラン検討)
  • カスタムレポートの作成
  • メール配信・ナーチャリングの開始

61〜80点:最適化フェーズ

高い活用度を維持しながら、さらに効率を上げます。

  • ワークフローの見直しと統合
  • スコアリング精度の向上
  • 計算プロパティによるワークフロー削減

81〜100点:先進活用フェーズ

AI機能や高度な連携を活用し、さらなる価値を引き出します。

  • AIエージェントの活用検討
  • カスタムオブジェクトの導入
  • 外部データソースとのリアルタイム連携

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まとめ

  • HubSpotの活用度は、一度チェックして終わりではなく、定期的に診断して改善し続けることが大切です
  • まずは上記10項目でセルフチェックを行い、現在のスコアを把握してください
  • スコアが低い項目から優先的に改善していくことで、HubSpotの活用度は確実に向上します
  • なかなか全てを一気に進めるのは難しいかなと思いますので、効果が出そうなものから優先順位をつけてトライいただければなと思います

HubSpotの活用度診断や改善施策のご相談は、StartLinkにお気軽にお問い合わせください。現状の活用状況を診断し、次に取り組むべきアクションを具体的にご提案いたします。

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あわせて、CRM導入前チェックリストHubSpot運用体制の構築ガイド、HubSpot管理者ガバナンス設計ガイドなども参考になります。


よくある質問(FAQ)

Q1. どのくらいのスコアであれば「十分に活用できている」と言えますか?

70点以上であれば、HubSpotの主要機能を活用できている水準です。ただし、スコアの絶対値よりも「改善し続けているか」のほうが重要です。四半期ごとにチェックし、前回より向上しているかを確認しましょう。

Q2. スコアが低い項目を改善する優先順位はどう決めればいいですか?

「パイプライン設計」と「チーム全体の入力率」を最優先にしてください。この2つが低いと、他のすべての施策(レポート、ワークフロー、ナーチャリング)の精度が上がりません。CRMの基盤がしっかりしてこそ、その上に乗る機能が活きてきます。

Q3. Starterプランでもこのチェックリストは使えますか?

はい、使えます。ワークフローとカスタムレポートの項目はProfessional以上の機能ですが、それ以外の8項目はStarterプランでも評価可能です。Starterプランでの活用度を最大化してから、Professionalへのアップグレードを検討するのが効率的です。

Q4. 活用度を上げるためにまず何から始めるべきですか?

まずはパイプラインの再設計とステージ定義の明確化から始めてください。HubSpotの使いやすさに課題がある場合は「HubSpotが使いにくいと感じる原因と解決策」も参考になります。営業プロセスをCRM上で正しく再現することが、すべての基盤になります。次に、入力ルールを策定してチーム全体のデータ品質を上げるステップに進みましょう。


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著者情報

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今枝 拓海 / Takumi Imaeda

株式会社StartLink 代表取締役。累計150社以上のHubSpotプロジェクト支援実績を持ち、Claude CodeやHubSpotを軸にしたAI活用支援・経営基盤AXのコンサルティング事業を展開。
HubSpotのトップパートナー企業や大手人材グループにて、エンタープライズCRM戦略策定・AI戦略ディレクションを経験した後、StartLinkを創業。現在はCRM×AIエージェントによる経営管理支援を専門とする。