HubSpot認定資格の全種類と分類。職種別のおすすめ取得順序。
「HubSpotの認定資格がいくつもあるけど、どれから取ればいいかわからない」「資格を取ったところで実務に活かせるのか不安」——こうした疑問を持つマーケティング・営業担当者は多いかなと思います。
HubSpot認定資格は、HubSpot Academyが提供する無料のオンライン認定プログラムです。インバウンドマーケティング、CRM活用、コンテンツマーケティングなど、幅広い分野の知識を体系的に学べる仕組みになっています。
本記事では、HubSpot認定資格の全体像から取得の優先順位、実務やキャリアに活かす方法までを解説します。 この分野の体系的な情報はHubSpot導入・活用ガイドでまとめています。
本記事はStartLinkの「HubSpot完全ガイド」関連記事です。
この記事でわかること
- HubSpot認定資格の全種類と分類 — HubSpotの機能を最大限に活かすための設計と運用のポイントを解説します。
- 職種別のおすすめ取得順序 — 1. Inbound Marketing認定(基礎固め)
- 各資格の難易度と学習時間の目安 — 動画の視聴速度を1.5倍にして全体を通し、その後クイズやプラクティスで理解度を確認するのが効率的です。
- 資格を実務に活かすための考え方 — 認定資格で学べるのは、あくまでHubSpotの標準的な使い方です。
- 認定資格の更新と維持の注意点 — よくある落とし穴と、それを回避するための具体的な対策を整理しています。
HubSpotの取り組みを検討されている方に、
HubSpot認定資格の全体像
資格のカテゴリ分類
HubSpot認定資格は、大きく以下のカテゴリに分かれています。
| カテゴリ |
主な資格例 |
対象者 |
| インバウンド基礎 |
Inbound認定、Inbound Marketing認定 |
マーケ・営業全般 |
| マーケティング |
Content Marketing認定、Email Marketing認定、SEO認定 |
マーケ担当者 |
| 営業 |
Inbound Sales認定、Sales Enablement認定 |
営業担当者 |
| サービス |
Service Hub Software認定 |
CS担当者 |
| CRM・プラットフォーム |
HubSpot CRM認定、Reporting認定 |
管理者・設計者 |
| 開発・技術 |
CMS for Developers認定 |
エンジニア |
無料で取得できる
すべてのHubSpot認定資格は無料で取得可能です。HubSpot Academyのアカウントがあれば、学習動画の視聴から試験受験まですべて費用がかかりません。これは他のCRM・MAツールの認定プログラムと比較して大きな優位点です。
職種別のおすすめ取得順序
マーケティング担当者
- Inbound Marketing認定(基礎固め)
- HubSpot Marketing Hub Software認定(実務スキル)
- Content Marketing認定(コンテンツ戦略)
- Email Marketing認定(メールマーケティング)
- SEO認定(検索流入強化)
まずはインバウンドマーケティングの考え方を体系的に理解いただくことが重要です。HubSpotは「インバウンド」の思想をベースに設計されているため、この基礎がないと各機能の設計意図が見えにくくなります。
営業担当者・インサイドセールス
- Inbound Sales認定(営業の基礎思想)
- HubSpot Sales Hub Software認定(実務スキル)
- Sales Enablement認定(営業組織の仕組み化)
営業の方は、まずInbound Salesで「売り込み型」から「課題解決型」への営業スタイルの転換を学ぶのがおすすめです。その上でSales Hubの実務操作を習得し、組織全体の営業力強化に進みましょう。
CRM管理者・導入担当者
- HubSpot CRM認定(CRM基盤の理解)
- Reporting認定(レポート設計)
- Data Integrations認定(データ連携)
- 各Hub Software認定(利用するHubに応じて)
CRM管理者は、まず全体像を掴んだ上で、自社が利用するHubの資格を順に取得していく形がいいかなと思います。
各資格の難易度と学習時間
| 資格 |
難易度 |
学習時間目安 |
試験形式 |
| Inbound認定 |
易 |
3〜5時間 |
選択式 |
| Inbound Marketing認定 |
易〜中 |
5〜8時間 |
選択式 |
| Marketing Hub Software認定 |
中 |
6〜10時間 |
選択式+実技 |
| Sales Hub Software認定 |
中 |
5〜8時間 |
選択式 |
| Content Marketing認定 |
中 |
8〜12時間 |
選択式 |
| CMS for Developers認定 |
難 |
15〜20時間 |
選択式+実技 |
効率的な学習方法
動画の視聴速度を1.5倍にして全体を通し、その後クイズやプラクティスで理解度を確認するのが効率的です。実際のHubSpotの画面を触りながら学習すると、理解が格段に深まります。
無料プランでもHubSpotの基本機能は使えますので、学習と並行してアカウントを作成し、実画面で操作を試してみてください。
学習計画の立て方
認定資格の取得には、計画的な学習スケジュールが効果を高めます。1日30分〜1時間の学習を週5日続ける場合、基礎レベルの資格であれば1〜2週間で取得可能です。複数の資格を同時に学習するのではなく、1つずつ順番に取得していくことで、各分野の理解が確実に定着します。
また、学習したことを社内のCRM運用にすぐ反映させる「学びと実践のサイクル」を意識すると、知識の定着率が高まります。たとえば、Marketing Hub認定の学習中にメールマーケティングのセクションを学んだら、実際のHubSpot環境でメールテンプレートを作成してみるといった実践が効果的です。
資格を実務に活かす方法
資格は「入り口」であり「ゴール」ではない
認定資格で学べるのは、あくまでHubSpotの標準的な使い方です。実務で成果を出すには、「自社に最適な設計」を考える力が必要になります。企業様によって最適な形は異なりますので、資格で得た知識をベースに、自社の業務フローに合わせたカスタマイズを検討してください。
チーム内での知識共有
1人が資格を取得したら、その知識をチーム内に展開する仕組みを作りましょう。社内勉強会や簡易マニュアルの作成がおすすめです。知識が属人化してしまうと、担当者の異動時にCRM運用が止まってしまうリスクがあります。
採用・キャリアでの価値
HubSpot認定資格は、CRM・マーケティング領域の採用市場で一定の評価を受けています。特にHubSpot導入企業やHubSpotパートナー企業への転職・就職を考えている方にとっては、実務経験と合わせてアピールできるポイントになります。
認定資格の更新と維持
有効期限
HubSpot認定資格には有効期限があり、通常は取得から2年間です。期限が近づくと更新試験の案内がメールで届きます。
更新の重要性
HubSpotは機能アップデートが頻繁なため、2年前の知識では古くなっている部分があります。更新試験は最新の機能や仕様に基づいた内容になるため、知識のアップデートとしても意味があります。
まとめ
HubSpot認定資格は、CRM・マーケティング・営業・サービスの基礎知識を体系的に習得できる無料のプログラムで、自身の職種に合った基礎資格から段階的に取得していくのが定石です。
ただし、資格はあくまで入り口に過ぎません。取得した知識をそのまま暗記するのではなく、自社の課題と照らし合わせてHubSpotの設定や運用に落とし込み、実際にレポートや成果を動かすところまでやって初めて実務スキルとして定着します。学習と現場運用を往復させる前提で取り組んでみてください。
HubSpotの導入・活用についてお気軽にご相談ください
StartLinkでは、HubSpotの導入設計から運用定着まで、企業様の状況に合わせた支援を行っています。
あわせて、HubSpot Starter Customer Platform徹底解説、HubSpot活用度セルフチェック、CRM導入前チェックリストなども参考にしていただければと思います。
よくある質問(FAQ)
Q1. 認定資格の試験に落ちたら再受験できますか?
はい、再受験可能です。不合格の場合は一定の待機期間(通常12〜24時間)の後に再挑戦できます。回数制限は基本的にないため、何度でもチャレンジできます。
Q2. 英語が苦手でも受験できますか?
多くの認定資格は日本語対応しています。ただし、一部の専門的な資格や最新の資格は英語のみの場合があります。HubSpot Academyのサイトで対応言語を確認してから学習を開始してください。
Q3. 認定資格はLinkedInなどのプロフィールに掲載できますか?
はい、取得した資格はLinkedInのプロフィールに追加できます。HubSpot Academyからデジタルバッジが発行されるため、それをSNSプロフィールに掲載することで、スキルのアピールに活用できます。
Q4. HubSpotを導入していない企業の社員でも受験できますか?
はい、HubSpot Academyのアカウントは誰でも無料で作成でき、認定資格の受験も可能です。HubSpotを導入する前の学習や、CRM・マーケティングの一般知識の習得としても活用できます。