HubSpot-ChatGPT(OpenAI)のディープリサーチ連携を徹底検証!HubSpotデータを活用した実践ガイド

  • 2025年6月6日
  • 最終更新: 2026年4月25日
この記事の結論

HubSpotとChatGPTのディープリサーチ連携が、新機能としてリリースされました!

ブログ目次

記事の内容を、そのまま実務に落とし込みたい方向け

HubSpot導入、AI活用、CRM整備、業務効率化までをまとめて支援しています。記事で気になったテーマを、そのまま相談ベースで整理できます。


HubSpotとChatGPTのディープリサーチ連携が、新機能としてリリースされました!

HubSpotとChatGPTのディープリサーチ連携が、新機能としてリリースされました!

HubSpotとChatGPTのディープリサーチ連携に取り組む企業が増えていますが、具体的な活用方法で迷うケースは少なくありません。AI活用完全ガイドで、AI活用の全体像を把握できます。

本記事では、2025年6月に正式リリースされたHubSpotディープリサーチ機能の全体像を整理し、営業・マーケティング・カスタマーサクセスといった各部門での実践的な活用シナリオを検証・解説します。 あくまで新機能の検証確認、というような立ち位置で本記事は参考にしていただければと思います。詳しくは「ChatGPT vs Claude vs Gemini」で解説しています。

本記事は「AI × CRMで企業価値を上げる設計思想|経営者が知るべきAI CRM戦略」シリーズの一部です。

本記事はStartLinkの「AI活用完全ガイド」関連記事です。

この記事でわかること

  • HubSpot×ChatGPTディープリサーチ連携の全体像 — 2025年6月にリリースされたHubSpotディープリサーチコネクターの仕組みと、CRMデータをChatGPTで直接参照・分析する方法を解説します
  • 単一レコード分析と複数レコード傾向分析の使い分け — 特定の企業・取引を深掘りする方法と、取引データを横断的に集計してトレンドを可視化する方法の2つの活用パターンを紹介します
  • 営業・マーケティング・CSでの実践的な活用シナリオ — 商談前の事前調査、ABMターゲットの精査、契約更新時のリスク診断など、各部門での具体的なユースケースを検証結果とともに解説します
  • ディープリサーチの現時点での限界と注意点 — 数値精度の検証結果や、HubSpotレポートとの使い分けなど、実務で活用する際に知っておくべき注意点をまとめています

HubSpotとChatGPTのディープリサーチ連携とは?

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2025年6月にHubSpotはOpenAIのChatGPTと公式連携し、CRMとして初めて「HubSpotディープリサーチコネクター」を公開しました!この機能により、コンタクト、会社、取引、チケットなどのHubSpot内データをChatGPTが直接参照し、自然言語での対話形式による高度な分析が可能になりました。 ※ レコードを横断してリサーチすることも可能です。詳しくは「AI議事録自動作成ツール比較」で解説しています。

引用:HubSpotアカウントをChatGPTのディープリサーチに接続


HubSpotを連携したChatGPT「ディープリサーチ」連携の利用方法

項目 内容 ポイント
目的 HubSpot-ChatGPT(OpenAI)のディープリサの最適化 明確なKGI/KPI設定が重要
対象 営業・マーケティング部門 部門横断での連携が成果を左右
期間 3〜6ヶ月で初期成果 段階的な導入がリスクを軽減
ツール HubSpot CRM推奨 データの一元管理で効率化
効果 業務効率30〜50%改善 継続的な改善で効果が拡大

HubSpotディープリサーチの活用法は、大きく以下の2つに分類できます! たった一つのレコードを詳細分析する方法と、複数のレコードを集計して傾向分析する方法です。詳しくは「AI契約書レビューツール比較」で解説しています。

1. HubSpotの単一レコードの詳細分析

ChatGPTディープリサーチの検索画面

特定のHubSpotのコンタクト・会社・取引レコードに対し、活動履歴、行動ログ、プロパティ情報などをもとに、深掘りした洞察を生成できます。たとえば、営業担当が商談前に「この企業との接触履歴を時系列で整理し、次の打ち手を考えて」と依頼することで(Breeze Assistantの活用と併用すると効果的です)、過去の活動に基づく提案を得ることが可能です!

このアプローチは、以下のようなシーンで効果を発揮します:

  • 営業担当による商談前の事前調査:めちゃくちゃ事前リサーチが楽になります。
  • CS担当者による契約更新時のリスク診断:風評被害や、Webでの一次調査で活用できます。
  • マーケ担当者によるABMターゲットの精査:企業の最新のリリースなどを徹底調査できます。

実際の業務では、ChatGPTの出力結果をHubSpotの詳細レコード内にピン留めし、社内の共有情報として更新する運用は他の ユーザーもすぐにリサーチ結果を確認できるので、かなり良さそうです!

ChatGPTディープリサーチの結果出力画面

2. HubSpotの複数レコードをまとめて集計する傾向分析

【投影】株式会社StartLink_サービス資料 (3)

取引・コンタクト・チケットなどのデータを横断的に集計し、ChatGPTがトレンドや課題を言語化します。この分析結果をHubSpotのAI売上予測機能と組み合わせれば、より精度の高いフォーキャストが実現できます。たとえば、「今四半期の取引ステータスの分布を分析して、停滞要因を洗い出して」といった依頼に対し、戦略的インサイトを提示することが可能です。

HubSpotレポートだけを見ただけでは、 社内のメンバーが「どのような改善をしたらよいか?」や、「現状の課題は何か?」といった考察が難しい場合には・・・ChatGPTに上記の考察をさせることでプロジェクトの推進ができる可能性もあります!

ただし数値精度は現状どの程度かは検証次第であるのと、正しい「正の数字」はやはりHubSpotのレポートを確認した方が良いかと思いますので、あくまで数値の動向から確認する傾向やそこに対する考察といった部分で、Deep Researchを活用すると良いかと思っております。


営業チームでの活用:AIでの取引傾向分析と改善アクション

営業現場では、ChatGPTのディープリサーチを活用することで、商談データや営業活動ログをChatGPTが多角的に分析が可能です。たとえば、

・今月末にクローズ予定の案件を一覧化し、予測売上と併せて要約して

とプロンプトを投げかければ、ChatGPTがHubSpotの取引情報を整理し、各営業担当者ごとの商談状況を要約します。これにより、営業マネージャーはパイプライン全体の状況を迅速に把握でき、週次レビューや報告資料の作成が不要になります。

また、ホットリードの発見にも活用できそうです。

・直近30日で顧客との接触頻度が高く、反応の良い商談を優先度順に並べて

と依頼すれば、活動ログ(メール開封率やミーティング数など)をもとに、注力すべき商談が可視化されます。

営業担当者は、フォーカスすべき案件を見極めやすくなり、受注確度の高い商談に集中できそうですね!なお、ChatGPT Deep Researchの基本機能についてはChatGPTの新機能「Deep Research」で高精度リサーチを自動化で詳しく解説しています。


マーケティングでの活用:ABM戦略でのAIによる顧客分析

マーケティングでは、ディープリサーチによってリードのセグメント分析や、キャンペーンの効果測定が高度化します。

ABM(アカウントベースドマーケティング)戦略においては、

・業界別に直近90日で最も反応の良かった企業をリスト化して!

と依頼することで、企業規模・過去の反応率・訪問ページなどのデータをもとに、営業と連携すべきアカウント候補を抽出できます。 また特定のターゲットアカウントに対して過去の取引実績や現在の営業担当からのアクティビティなどを詳細出力したり、今までのカスタマージャーニーを可視化したりというところも可能です。Claude Codeを使った経営データの可視化にも、こうした考え方が反映されています。

実際に検証してみた

・特定のXXX社との取引実績や過去の接点を時系列で整理し、今後の戦略を検討して!

という指示出しでは、かなり精度の高い形で調査結果を出すことが可能でした。

HubSpotデータを活用したリサーチ連携画面

人力で整理していた作業を代替し、なおかつ包括的な戦略を考えるというところは可能性が十分に考えられます。


管理部門での活用:HubSpotユーザーのログイン実績やアクション履歴

その他に今後検討されるものとしては、「HubSpotのユーザーがどのようなアクションをしているか」というような分析をするということも検討できる可能性があります。HubSpotのレポート・ダッシュボード機能と組み合わせることで、より深い分析が実現します。現状、監査ログという機能でユーザーの行動ログがHubSpotの中で確認可能なのですが、レポート化や集計という観点では少し使いづらい機能になっております・・・

そこをDeep ResearchのAPI経由でデータを取得し、集計することで一定の傾向を確認することもできる可能性はありそうです。

プロンプト参考:「アクティブなHubSpot のユーザーを洗い出してください。実際にHubSpot にログインしているタイミングや、何を操作しているかなど分析してレポート化してください」

ディープリサーチの活用例と比較画面

ディープリサーチの分析レポート画面

他にも、何かHubSpot内で問題が起きたときに、そこに関する情報を調査するなどのガバナンス観点で活用できる可能性もありますね。 一方で注意点もありますので、下記にて記載いたします。


HubSpotと連携したディープリサーチ機能の制約・運用上の注意点

HubSpot連携を軸としたディープリサーチは非常に柔軟な調査・分析支援ツールですが、現時点では以下の点に留意が必要だと思っております。

  • 数値の正確性は100%保証されないため、レポート用途ではHubSpot本体のレポート機能との併用が推奨されます。
  • HubSpot上のレコードのアクセス範囲がどこまでかを把握し、アクセスできる情報に制限がかかるケースを想定しておく必要があります。(こちらを要因として数値が正確に集計できない調査結果が出る可能性もあるため、関連した注意点)

まとめ:業務に根ざしたHubSpot連携のディープリサーチ活用へ

  • ChatGPTディープリサーチの設定画面
  • HubSpotディープリサーチは、単なる実験的なAI連携機能にとどまらず、営業・マーケ・管理といった実務において即効性のある分析補助機能として 活用できる可能性があります
  • 「まずは取引パイプライン分析から」「XXXという会社との過去の取引ログや接点を時系列に整理する」など、スモールスタートで導入し、成果が出たタイミングで部門横断展開していくことが理想的ですね
  • ディープリサーチの活用を、自社の次なる成長施策の一手として検討されてはいかがでしょうか?

以上です!


よくある質問(FAQ)

Q1. HubSpot-ChatGPT(OpenAI)のディープリサとは何ですか?

HubSpot-ChatGPT(OpenAI)のディープリサとは、企業の業務効率化や成果向上を目的とした取り組み・手法のことです。本記事で解説している通り、適切な設計と運用が成功の鍵となります。導入前に自社の課題を明確にし、段階的に取り組むことが推奨されます。

Q2. HubSpotを連携したChatGPT「ディープリサーチ」連携の利用方法で最も重要なポイントは何ですか?

最も重要なのは、明確な目標設定とKPIの定義です。ゴールが曖昧なまま施策を進めると、効果測定ができず改善サイクルが回りません。まず「何を達成したいか」を具体的な数値で定義し、そこから逆算して施策を設計することが成功への近道です。

Q3. HubSpot-ChatGPT(OpenAI)のディープリサを始める際の最初のステップは?

最初のステップは現状分析です。自社の課題を洗い出し、優先順位をつけたうえで、最もインパクトの大きい領域から着手します。いきなり全体を変えようとせず、小さく始めて成功体験を積み重ねるアプローチが効果的です。HubSpotなどのツールを活用すれば、データに基づいた意思決定が可能になります。


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著者情報

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今枝 拓海 / Takumi Imaeda

株式会社StartLink 代表取締役。累計150社以上のHubSpotプロジェクト支援実績を持ち、Claude CodeやHubSpotを軸にしたAI活用支援・経営基盤AXのコンサルティング事業を展開。
HubSpotのトップパートナー企業や大手人材グループにて、エンタープライズCRM戦略策定・AI戦略ディレクションを経験した後、StartLinkを創業。現在はCRM×AIエージェントによる経営管理支援を専門とする。