HubSpot × Notion連携|CRMとナレッジ管理を統合する実践ガイド

この記事の結論

「HubSpotに顧客データは入っているが、提案資料や議事録はNotionにある」「商談の進捗をHubSpotで管理し、プロジェクトの詳細はNotionで管理しているため、情報が分散している」——CRMとナレッジ管理ツールの分断は、多くの企業が抱える課題です。

ブログ目次

記事の内容を、そのまま実務に落とし込みたい方向け

HubSpot導入、AI活用、CRM整備、業務効率化までをまとめて支援しています。記事で気になったテーマを、そのまま相談ベースで整理できます。


「HubSpotに顧客データは入っているが、提案資料や議事録はNotionにある」「商談の進捗をHubSpotで管理し、プロジェクトの詳細はNotionで管理しているため、情報が分散している」——CRMとナレッジ管理ツールの分断は、多くの企業が抱える課題です。

HubSpot × Notion連携とは、CRMの顧客データとNotionのナレッジベース・プロジェクト管理を統合し、営業・マーケティング・カスタマーサクセスの業務効率を向上させる仕組みです。iPaaSを介した連携により、HubSpotの取引作成をトリガーにNotionページを自動生成したり、Notionの更新をHubSpotに反映したりできます。

本記事では、HubSpot × Notion連携の方法、具体的な活用パターン、運用上のベストプラクティスを解説します。 この分野の体系的な情報はHubSpot連携・エコシステムガイドでまとめています。

本記事は「HubSpot × BigQuery連携ガイド|CRMデータを分析基盤に集約する設計」シリーズの一部です。

本記事はStartLinkの「HubSpot完全ガイド」関連記事です。

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HubSpot ↔ Notion を CRM画面から直接操作できる「Sync for Notion」

CRMサイドバーで Notion ページを直接作成・編集、ワークフローで Notion DB への自動連携、HubSpotプロパティと Notionプロパティの双方向マッピング——iPaaSを介さずに、HubSpot の画面から Notion のすべてにアクセスできます。Free プラン(月50操作・¥0)から試せます。

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この記事でわかること

  • HubSpotとNotionを連携させる3つの方法 — 一方、Notionは柔軟なデータベースとドキュメント管理に優れていますが、CRM機能は持っていません。
  • iPaaS(Yoom)を使った連携の設定手順 — Yoomのアカウントを作成し、HubSpotとNotionの両方をYoomに接続します。
  • 営業・マーケ・CSでの具体的な活用パターン — HubSpotの取引が「受注」ステージに移行したら、Notionにプロジェクト管理ページを自動作成します。
  • データ同期の設計とベストプラクティス — HubSpotとNotionの両方に同じ情報を持つ場合、どちらを「正」とするかを明確に決めておきましょう。
  • 連携時の注意点と正直な限界 — iPaaS経由のタイムラグやNotionのプロパティ型の不一致、大量データ同期時のプラン上限など、事前に把握しておくべき技術的制約を解説します。

HubSpotに顧客データは入っているが、提案資料や議事録はNotionにある」「商談の進捗をHubSpotで管理し、プロジェクトの詳細はNotionで管理しているため、情報が分散している」とお感じの方に、特に参考になる内容です。


HubSpotとNotionを連携させる方法

なぜHubSpot × Notion連携が必要か

HubSpotはCRM(顧客関係管理)に特化したプラットフォームですが、社内のナレッジ管理やプロジェクト管理は標準機能ではカバーしきれません。一方、Notionは柔軟なデータベースとドキュメント管理に優れていますが、CRM機能は持っていません。

両者を連携させることで、「顧客データはHubSpot」「社内ナレッジはNotion」というそれぞれの強みを活かしながら、情報の分断を解消できます。

連携方法の比較

連携方法 概要 HubSpot連携の容易さ メリット デメリット
専用アプリ(Sync for Notion) HubSpotとNotionを直接連携する専用アプリ ◎ 5分でセットアップ(Marketplaceから無料インストール) 開発不要・設定がシンプル・HubSpot App Marketplace対応 対応範囲が定型的な同期に特化
iPaaS(Yoom) Yoomを仲介してHubSpot ↔ Notionのデータ同期 ○ 認証連携と各フローの設計が必要 ノーコード、日本語UI 月額費用が発生
iPaaS(Make/Zapier) Make/Zapierを仲介して連携 ○ 認証連携と各フローの設計が必要 高度な分岐処理が可能 英語UI
API開発 HubSpot API + Notion APIでカスタム連携 △ 認証・スキーマ設計・保守体制が必要 完全なカスタマイズ 開発リソースが必要

HubSpotとNotionの連携方法は複数ありますが、まず検討すべきは専用アプリによる直接連携です。StartLinkが開発したSync for Notionは、HubSpotとNotionをiPaaSを介さずに直接連携できる専用アプリです。CRMデータとNotionデータベースの同期を、開発リソースなしで実現できます。

Sync for Notion 連携アプリのトップ画面

引用:Sync for Notion|HubSpot × Notion を業務に統合する4つの機能

Sync for Notionがカバーする定型的なデータ同期は専用アプリで対応し、複雑な条件分岐を含む自動化フローやSync for Notionの対応範囲外の処理にはiPaaS(Yoom/Make)を組み合わせる——という棲み分けが、コストと運用負荷の両面で効率的です。

「HubSpotと直でNotionとかってつなげられないんですけど、Yoomを使うことで連携が結構円滑にできたりする」——当社でも実際にYoomを使ってHubSpotとNotionの連携を実現しています。加えて、定型的なデータ同期についてはSync for Notionを活用することで、iPaaSの設定・運用コストを削減できるケースも増えています。Yoom/Make連携の詳細は「HubSpot × Yoom / Make連携ガイド」で解説しています。


Yoomを使った連携の設定手順

ステップ1: Yoomアカウントの準備

Yoomのアカウントを作成し、HubSpotとNotionの両方をYoomに接続します。それぞれのAPIトークンを使った認証設定を行います。

ステップ2: 連携フローの設計

以下のようなフローを設計します。

例: HubSpot取引作成 → Notionプロジェクトページ自動生成

  1. トリガー: HubSpotで新しい取引が作成された
  2. データ取得: 取引の詳細情報(会社名、金額、担当者など)を取得
  3. アクション: Notionの指定データベースに新しいページを作成
  4. データマッピング: HubSpotのプロパティ → Notionのプロパティに対応付け

ステップ3: データマッピングの設定

HubSpotとNotionのフィールドの対応関係を設定します。

HubSpotプロパティ Notionプロパティ
取引名 プロジェクト名 テキスト
会社名(関連) クライアント名 テキスト
金額 契約金額 数値
取引ステージ ステータス セレクト
担当者 担当者 テキスト
クローズ日 期限 日付

ステップ4: テスト実行と本番移行

テスト用のダミー取引をHubSpotに作成し、Notion側に正しくページが生成されるか確認します。問題なければ本番運用に移行します。


活用パターン

パターン1: 受注後のプロジェクト管理自動化

HubSpotの取引が「受注」ステージに移行したら、Notionにプロジェクト管理ページを自動作成します。テンプレート化されたNotionページに、オンボーディングのチェックリスト、タスク一覧、議事録セクションを含めておけば、受注直後からプロジェクト管理を開始できます。

これにより、営業チームからCSチームへの引き継ぎがスムーズになり、「受注後の対応漏れ」を防止できます。

パターン2: 提案資料・議事録のCRM紐づけ

Notionで作成した提案資料や商談の議事録のURLを、HubSpotの取引レコードに自動記録するフローです。営業担当者がNotionに議事録を書くだけで、HubSpot側にもリンクが自動的に追加されます。

パターン3: ナレッジベースの連携

Notionで管理している社内ナレッジ(よくある質問、製品仕様書、事例集など)をHubSpotのService Hub活動と連携させます。カスタマーサポート対応時に、関連するNotionドキュメントのリンクを自動で提示するフローです。

パターン4: マーケティングコンテンツの管理

Notionでコンテンツカレンダーを管理し、記事の公開状況をHubSpotのCMS連携と同期させるフローです。「Notionで執筆 → HubSpotで公開 → Notionのステータスを自動更新」というサイクルを自動化できます。


設計のベストプラクティス

1. データの「マスター」を明確にする

HubSpotとNotionの両方に同じ情報を持つ場合、どちらを「正」とするかを明確に決めておきましょう。

  • 顧客情報のマスター: HubSpot
  • プロジェクト情報のマスター: Notion
  • コミュニケーション履歴: HubSpot

2. 同期の方向を整理する

データ 同期方向 理由
顧客名・会社名 HubSpot → Notion CRMがマスター
プロジェクトステータス Notion → HubSpot プロジェクト管理はNotionで行うため
金額・期日 HubSpot → Notion 営業データはCRMで管理

3. 過度な同期を避ける

すべてのデータを双方向同期しようとすると、データの衝突やループが発生するリスクがあります。「自社に最適な形で設計する」——必要な情報だけを同期するシンプルな設計を心がけましょう。


注意点と正直な限界

連携の技術的な制約

  • リアルタイム性: iPaaS経由の連携にはタイムラグ(数秒〜数分)が発生します
  • Notionのデータベース制限: Notionのプロパティ型とHubSpotのプロパティ型が完全には一致しないケースがあります
  • 大量データの同期: 月間の処理件数がiPaaSのプラン上限に達する場合があります

運用上の注意

  • フローが停止した場合のエラー通知を必ず設定する
  • 定期的にデータの整合性を確認する
  • Notionのワークスペース構造を変更した場合、連携フローの更新が必要

あわせて読みたい


まとめ:まずは「Sync for Notion」でスモールスタート、必要に応じてiPaaS/カスタム開発へ

  • HubSpot × Notion連携により、CRMの顧客データとNotionのナレッジ・プロジェクト管理を統合できます
  • まずは専用アプリ「Sync for Notion」で「取引作成 → Notionページ自動生成」のようなシンプルなフローから始め、段階的に連携範囲を拡張していきましょう
  • データの「マスター」と「同期方向」を最初に整理しておくことで、運用後のトラブルを大幅に減らせます
  • CRMとナレッジ管理の統合により、チーム全体の情報アクセス効率が向上し、より質の高い顧客対応が実現できます

無料相談はこちら → StartLink お問い合わせ

あわせて、HubSpotとSalesforce連携・データ同期ガイドHubSpot API入門ガイドHubSpot×Zoom/Teams連携(ウェビナー含む)なども参考になります。


StartLinkが提供できる価値

株式会社StartLinkは、HubSpot × Notion 連携において、「アプリの提供」と「カスタム開発・業務設計」の両方に対応できるHubSpot ゴールドパートナーです。

  • Sync for Notion(自社開発アプリ)の提供

自社プロダクトとして「Sync for Notion」を開発・提供しています。HubSpotの仕様を熟知したプロが作ったアプリで、5分でCRMサイドバーからNotionが操作できる状態をつくれます。Free プラン(月50操作・¥0)から試せるため、スモールスタートに最適です。

  • iPaaS / カスタムコード開発の併用支援

Sync for Notion がカバーする定型同期に加え、複雑な条件分岐や独自処理が必要な場合は、Yoom / Make / Zapier の iPaaS や HubSpot Data Hub を組み合わせた設計をご提案します。

  • 業務設計からのコンサルティング

単なるアプリ導入ではなく、「どのオブジェクトとNotion DB を紐づけるべきか」「議事録・案件管理のマスターをどちらに置くべきか」といった業務フローの整理から伴走支援します。

「自社にどの連携方法が合っているかわからない」という場合でも、まずは現状の課題をお聞かせください。貴社のフェーズに合わせて、最適な連携プランをご提案します。

無料相談はこちら → StartLink お問い合わせ


よくある質問(FAQ)

Q1. HubSpotとNotionの直接連携は可能ですか?

iPaaSやAPI開発に加え、StartLinkが開発した専用アプリ「Sync for Notion」を利用すれば、HubSpotとNotionを直接連携できます。定型的なCRMデータの同期であれば、iPaaSを介さずにSync for Notionで対応できるため、導入・運用の手間を抑えられます。Sync for Notionの対応範囲外の高度な条件分岐やカスタム処理が必要な場合は、Yoom、Make、ZapierなどのiPaaSやAPI開発を検討してください。

Q2. Notion以外のナレッジ管理ツール(Confluence等)とも同様の連携はできますか?

はい、ConfluenceはHubSpot App Marketplaceに連携アプリが公開されています。また、iPaaSを使えば他のナレッジ管理ツールとの連携も可能です。

Q3. 連携のコストはどのくらいかかりますか?

iPaaS(Yoom)を使う場合、月額10,780円〜のプラン料金が発生します。処理件数が少ない場合は無料プランで対応できるケースもあります。専用アプリのSync for Notionを利用する場合は、iPaaSの月額費用を抑えつつ直接連携が可能です。API開発の場合は開発工数がコストになりますが、ランニングコストは低く抑えられます。

Q4. HubSpotの取引が更新されたら、Notionのページも自動更新されますか?

iPaaSの設定で「取引の更新」をトリガーに設定すれば、取引ステージの変更や金額の更新をNotionに自動反映させることが可能です。ただし、更新のたびにiPaaSの処理が発生するため、処理件数には注意が必要です。


株式会社StartLinkは、事業推進に関わる「販売促進」「DXによる業務効率化(ERP/CRM/SFA/MAの導入)」などのご相談を受け付けております。 サービスのプランについてのご相談/お見積もり依頼や、ノウハウのお問い合わせについては、無料のお問い合わせページより、お気軽にご連絡くださいませ。

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著者情報

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今枝 拓海 / Takumi Imaeda

株式会社StartLink 代表取締役。累計150社以上のHubSpotプロジェクト支援実績を持ち、Claude CodeやHubSpotを軸にしたAI活用支援・経営基盤AXのコンサルティング事業を展開。
HubSpotのトップパートナー企業や大手人材グループにて、エンタープライズCRM戦略策定・AI戦略ディレクションを経験した後、StartLinkを創業。現在はCRM×AIエージェントによる経営管理支援を専門とする。