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HubSpotとLINE公式アカウントを連携する方法|友だち追加からCRMデータ統合まで

作成者: 今枝 拓海|2026/02/23 14:57:11

「LINE公式アカウントで友だちは増えているけれど、CRMと連携できていない」「LINE経由のリードをHubSpotで一元管理したい」——こうした課題を抱えている企業様は多いのではないでしょうか。

HubSpotとLINE公式アカウントの連携とは、LINEの友だち情報やメッセージ履歴をHubSpot CRMに統合し、顧客データの一元管理とLINEを活用したマーケティング自動化を実現する仕組みです。 LITTLE HELP CONNECTやHubSpot LINE OA、iPaaS(Yoom/Zapier)など複数の連携方法があり、自社の規模や目的に応じて最適な方法を選択できます。

この記事では、以下のポイントを解説します。

  • HubSpotとLINE連携の全体像と4つの方法
  • LITTLE HELP CONNECTを使った本格連携の手順
  • iPaaS(Yoom/Zapier)によるノーコード連携
  • CRMデータ統合のベストプラクティス
  • 連携後のマーケティング自動化活用例

HubSpotとLINE連携が求められる背景

日本のBtoCおよびBtoB企業にとって、LINEは顧客接点として欠かせないチャネルです。月間アクティブユーザー数が9,700万人を超えるLINEは、メールよりも開封率・反応率が高く、特にBtoC・D2C企業のマーケティングにおいて非常に重要なプラットフォームです。

しかし、多くの企業ではLINE公式アカウントの友だちデータとCRMデータが分断されており、以下のような課題が発生しています。

  • LINE友だちが「誰なのか」をCRMで把握できない
  • LINEでのやり取り履歴がCRMに残らない
  • LINEとメールで異なるメッセージを送ってしまう
  • LINE経由のコンバージョンを正確に計測できない

スプレッドシートなどで管理されている場合だと、やっぱり手動での変更が多くなってしまいます。HubSpotとLINEを連携することで、こうしたデータの分断を解消し、顧客情報の一元管理とチャネル横断のマーケティング自動化が実現できます。

HubSpotとLINE連携の4つの方法

HubSpotとLINEを連携する方法は、大きく4つあります。企業様によって最適な方法は異なりますので、自社の要件に合わせて選択いただくのがポイントになってきます。

方法一覧の比較

連携方法 特徴 必要プラン コスト感 推奨ケース
LITTLE HELP CONNECT HubSpot認定のLINE連携専用ツール Marketing Hub Professional以上 月額有料 本格的なLINE×CRM連携
HubSpot LINE OA HubSpot公式のLINE連携ソリューション Marketing/Sales/Service Hub Professional以上 HubSpotプラン内 公式機能で手軽に始めたい
iPaaS連携(Yoom/Zapier) ノーコードで柔軟な連携 Starterプランでも可 iPaaSツール利用料 シンプルな通知連携
API連携(カスタム開発) 完全カスタマイズ どのプランでも可 開発コスト 独自要件がある場合

LITTLE HELP CONNECTによる本格連携

LITTLE HELP CONNECTとは

LITTLE HELP CONNECTは、HubSpotとLINEを連携する専用ツールで、「HubSpot認定アプリケーションパートナー」かつ「LINE認定テクノロジーパートナー」の認定を受けた唯一のサービスです。

主要機能

機能 内容
友だちデータ同期 LINE友だちの情報をHubSpotコンタクトとして自動登録
メッセージ配信 HubSpotのワークフローからLINEメッセージを自動送信
チャットボット ノーコードでLINEチャットボットを構築
セグメント配信 HubSpotのリストに基づいてLINEでセグメント配信
アクティビティ記録 LINEでのやり取りをHubSpotのタイムラインに記録
データ紐づけ 既存のHubSpotコンタクトとLINE友だちをワンクリックで紐づけ

導入手順

ステップ1: LINE公式アカウントの準備

まず、LINE公式アカウントを作成し、Messaging APIを有効化します。LINE Developersコンソールからプロバイダーとチャネルを設定してください。

ステップ2: LITTLE HELP CONNECTのインストール

HubSpotのアプリマーケットプレイスから「LITTLE HELP CONNECT」を検索し、インストールします。インストール後、LITTLE HELP CONNECTの管理画面でLINE公式アカウントとの接続設定を行います。

ステップ3: 友だち追加時のデータ連携設定

LINE公式アカウントで友だちになったユーザーの情報が、自動的にHubSpotのコンタクトとして登録されるように設定します。この際、LINEの表示名やプロフィール画像などの情報がHubSpotに同期されます。

ステップ4: 既存コンタクトとの紐づけ

すでにHubSpotに登録されているコンタクトとLINE友だちを紐づける仕組みを構築します。メールアドレスや電話番号をキーにした自動マッチング、またはフォーム送信時の紐づけなどが利用できます。

iPaaS(Yoom/Zapier)によるノーコード連携

HubSpotと直でLINEをつなげるのが難しい場合でも、iPaaSを使うことで連携が結構円滑にできたりします。

Yoomでの連携

Yoomは日本製のiPaaSツールで、LINE公式アカウントとHubSpotの連携テンプレートが用意されています。

設定例: HubSpotのフォーム送信→LINE通知

  1. Yoom管理画面で「マイアプリ」から HubSpotとLINE公式アカウントを接続
  2. テンプレートから「HubSpotフォーム送信→LINE通知」を選択
  3. 通知先のLINEグループやユーザーを指定
  4. 通知メッセージのテンプレートを設定

Zapierでの連携

Zapierはグローバルで7,000以上のアプリに対応しており、HubSpotとLINEの連携Zapも利用可能です。

活用パターン例

トリガー(HubSpot) アクション(LINE)
新しいコンタクト作成 LINE通知を送信
取引ステージ変更 担当者にLINE通知
フォーム送信 友だちにメッセージ配信
ライフサイクルステージ変更 セグメント別配信

LINE連携後のマーケティング自動化活用例

1. 友だち追加→ウェルカムシーケンス

LINE友だち追加をトリガーに、HubSpotのワークフローで自動的にウェルカムメッセージシリーズを配信します。

例えば、以下のような3段階の配信が効果的です。

  1. 即時: 友だち追加のお礼+自社紹介
  2. 3日後: 人気コンテンツや事例の紹介
  3. 7日後: 限定オファーやセミナー案内

メールでのシーケンスと同様に、LINEでも遅延を入れた段階的な配信が重要です。1日おきだとちょっとしつこいかなと思うので、少し間隔を開けていただいた方がいいかなと思います。

2. スコアリング連動のセグメント配信

HubSpotのリードスコアリングと連動し、スコアが一定値を超えたコンタクトに対してLINEで特別なオファーを配信する仕組みが構築できます。例えば、スコアが50点以上のMQLに対して、個別相談の案内をLINEで送るといった活用が可能です。

3. カスタマーサクセスでのLINE活用

既存顧客とのコミュニケーションチャネルとしてLINEを活用し、以下のような自動化が実現できます。

  • 契約更新のリマインド通知
  • 新機能リリースのお知らせ
  • アンケート・NPS調査の配信
  • サポートチケット作成の自動化

連携時の注意点・ベストプラクティス

1. LINEユーザーIDの取得制約

LINE公式アカウントでは、友だちのメールアドレスや電話番号を直接取得することはできません。HubSpotのコンタクトと紐づけるためには、フォーム送信やアンケートなどでユーザーに情報を入力してもらう仕組みが必要です。

2. メッセージ配信コストの管理

LINE公式アカウントはメッセージ通数に応じた課金体系です。HubSpotのワークフローで大量配信する場合は、LINEのプランとメッセージ上限を確認し、コストが想定を超えないよう注意が必要です。HubSpotのマーケティングコンタクト管理と同様に、配信対象の最適化が結構ミソになってきます。

3. 個人情報の取り扱い

LINEの友だち情報をHubSpotに連携する際は、プライバシーポリシーの更新と利用者への説明が必要です。個人情報保護法やLINEの利用規約に準拠した運用を行いましょう。

4. 正直な限界の提示

HubSpotとLINEの連携は非常に便利ですが、以下の制約も理解しておく必要があります。

  • LINEのリッチメニューやリッチメッセージの高度なカスタマイズはLINE側の管理画面で行う必要がある
  • HubSpotのワークフローからLINEに送信できるメッセージ形式にはツールごとの制約がある
  • リアルタイムの双方向チャットはHubSpotの受信トレイでは対応が限定的な場合がある

まとめ

HubSpotとLINE公式アカウントを連携することで、LINEという強力な顧客接点をCRMに統合し、データドリブンなマーケティングを展開できるようになります。

連携方法の選択は、自社の規模と目的に応じて判断しましょう。

  • 本格的なLINE×CRM連携: LITTLE HELP CONNECTがおすすめ
  • 手軽に公式機能で始めたい: HubSpot LINE OA
  • シンプルな通知連携から始めたい: Yoom/Zapierなどのノーコードツール

まずはスモールスタートで通知連携から始めて、段階的にセグメント配信やワークフロー自動化を構築していくのがよいかなと思います。LINEのデータがHubSpot CRMに蓄積されるほど、より精度の高いパーソナライズ配信が可能になり、効果的な顧客コミュニケーションを実現できます。

よくある質問(FAQ)

Q. HubSpotとLINE連携に必要なHubSpotのプランは?

連携方法によって異なります。LITTLE HELP CONNECTやHubSpot LINE OAを使う場合は、Marketing Hub、Sales Hub、またはService HubのProfessionalプラン以上が推奨されます。iPaaS(Yoom/Zapier)経由の簡易連携であれば、Starterプランでも利用可能です。

Q. LINE友だちの情報はHubSpotにどのように反映されますか?

LITTLE HELP CONNECTを利用する場合、LINE友だちのLINE表示名やプロフィール画像がHubSpotのコンタクトプロパティとして自動的に登録されます。ただし、メールアドレスや電話番号はLINEからは取得できないため、フォーム送信やアンケートを通じて別途取得する必要があります。

Q. LINEとメールの配信を一つのワークフローで管理できますか?

はい、HubSpotのワークフロー機能を活用すれば、同一のワークフロー内でLINEメッセージとメール配信を組み合わせた自動化が可能です。例えば、メール未開封者にはLINEでリマインドを送るといった条件分岐も設定できます。

Q. 既存のLINE友だちをHubSpotのコンタクトと紐づけるにはどうすればよいですか?

LITTLE HELP CONNECTでは、メールアドレスや電話番号をキーにした自動マッチング機能が利用できます。また、LINE上でフォームを送信してもらうことで、HubSpotコンタクトとLINE友だちIDを紐づけることも可能です。一括での紐づけにはCSVインポートを活用する方法もあります。

Q. LINE連携のコストはどのくらいかかりますか?

LITTLE HELP CONNECTは月額制の有料サービスです。具体的な料金はプランや友だち数によって異なるため、公式サイトで最新の料金体系をご確認ください。iPaaS連携の場合は、Yoomの無料プランやZapierの基本プランから始めることも可能です。加えて、LINE公式アカウント自体のメッセージ配信費用も考慮が必要です。