「月初の定型報告を全顧客ルームに手入力で送るのが苦痛」「フォローアップが必要な顧客を毎朝CRMと照らし合わせてChatworkで連絡している」——日本の中小BtoB企業でChatworkを使っている営業・カスタマーサクセス担当者にとって、こうした手作業の積み重ねは日常的な負担です。
「月初の定型報告を全顧客ルームに手入力で送るのが苦痛」「フォローアップが必要な顧客を毎朝CRMと照らし合わせてChatworkで連絡している」——日本の中小BtoB企業でChatworkを使っている営業・カスタマーサクセス担当者にとって、こうした手作業の積み重ねは日常的な負担です。
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HubSpot導入、AI活用、CRM整備、業務効率化までをまとめて支援しています。記事で気になったテーマを、そのまま相談ベースで整理できます。
「月初の定型報告を全顧客ルームに手入力で送るのが苦痛」「フォローアップが必要な顧客を毎朝CRMと照らし合わせてChatworkで連絡している」——日本の中小BtoB企業でChatworkを使っている営業・カスタマーサクセス担当者にとって、こうした手作業の積み重ねは日常的な負担です。
ChatworkはREST APIを公開しており、Claude CodeからHTTPリクエストを直接呼び出せるため、特別なMCPサーバーを挟まずにメッセージ送受信・タスク管理・ルーム情報の取得を自動化できます。APIトークンを環境変数に設定し、CLAUDE.mdに呼び出し方を定義しておけば、「今月の報告メッセージを全顧客ルームに送って」のような自然言語の指示だけで一斉配信が完了します。
本記事では、Chatwork APIトークンの取得から環境変数の設定、メッセージ送信・タスク作成の自動化パターン、HubSpot CRMと連携した顧客フォローアップフロー、そしてAPIのレート制限やセキュリティ上の注意点までを解説します。
日本の中小企業で広く使われているChatworkの操作を、Claude Codeから自然言語で自動化する方法を解説します。定型メッセージの一括送信からHubSpot CRMと連携した顧客フォローアップまで、実務に直結するパターンを紹介します。
対象読者: Chatworkで顧客対応を行っている営業担当者・カスタマーサクセス担当者、HubSpot CRMと連携した業務効率化を検討している方
Chatwork API連携とは、Claude CodeからChatworkのREST APIを直接呼び出し、メッセージの送受信・タスク管理・ルーム情報の取得を自動化する仕組みです。Chatworkは国内約42万社以上が導入しているビジネスチャットツールであり、特に中小企業の顧客対応で広く使われています。
Claude CodeはHTTPリクエストを直接実行できるため、Chatwork APIとの連携に特別なMCPサーバーは不要です。APIトークンを環境変数に設定するだけで、すぐに利用を開始できます。
| 比較項目 | Chatwork手動操作 | Chatwork API(スクリプト実装) | Claude Code × Chatwork API |
|---|---|---|---|
| 初期設定 | 不要 | APIトークン取得 + コード実装 | APIトークン取得のみ |
| メッセージ送信 | 手入力 | テンプレ+変数置換 | 自然言語で指示 |
| 複数ルーム操作 | 1つずつ切り替え | ループ処理を実装 | 「全ルームに送って」で完了 |
| タスク管理 | 手動作成 | API呼び出しコード実装 | 「タスクを作成して」で完了 |
| 条件分岐 | 人間の判断 | if文で実装 | AIが文脈を理解して判断 |
| メンテナンス | なし | コード修正が必要 | プロンプト変更のみ |
Chatworkの「サービス連携 → API → APIトークン」から取得します。APIトークンは「管理者ページ」からではなく、個人設定画面から発行する点に注意してください。
取得したAPIトークンをClaude Codeの環境変数に設定します。
# .envファイルに追記(プロジェクトルート)
CHATWORK_API_TOKEN=your_api_token_here
CLAUDE.mdに以下のようにChatwork APIの呼び出し方法を定義しておくと、Claude Codeが自動的にAPIを利用できるようになります。
# Chatwork API連携設定
## API基本情報
<img src="https://start-link.jp/hubfs/blog/h2-kv/DD-30_h03.png" alt="API基本情報" style="width:100%;max-width:1200px;height:auto;margin:24px 0;border-radius:12px;box-shadow:0 4px 16px rgba(0,0,0,0.08);"/>
- Base URL: https://api.chatwork.com/v2
- 認証: X-ChatWorkToken ヘッダーにAPIトークンを設定
- レート制限: 5分間に300リクエストまで
## 主要エンドポイント
<img src="https://start-link.jp/hubfs/blog/h2-kv/DD-30_h04.png" alt="主要エンドポイント" style="width:100%;max-width:1200px;height:auto;margin:24px 0;border-radius:12px;box-shadow:0 4px 16px rgba(0,0,0,0.08);"/>
- GET /rooms: ルーム一覧取得
- GET /rooms/{room_id}/messages: メッセージ取得
- POST /rooms/{room_id}/messages: メッセージ送信
- POST /rooms/{room_id}/tasks: タスク作成
- GET /my/tasks: 自分のタスク一覧取得
Claude Codeで以下のように指示して接続を確認します。
Chatwork APIに接続して、参加中のルーム一覧を取得して
正常に接続できていれば、参加中のチャットルーム名とルームIDの一覧が表示されます。
Before: 月初に10社の顧客ルームに月次報告の案内メッセージを手動で1つずつ投稿。顧客名とルームの切り替えだけで15分かかり、コピペミスのリスクもある。
After: Claude Codeに「全顧客ルームに月次報告の案内を送信して」と指示。顧客名を自動で差し替えた個別メッセージが一括送信される。
以下の顧客Chatworkルームに月次報告の案内メッセージを送信して:
■ 対象ルーム
- 株式会社サンプル商事(room_id: 123456)
- 株式会社テスト工業(room_id: 234567)
- 株式会社デモ企画(room_id: 345678)
■ メッセージテンプレート
[info][title]月次コンサルティングレポートのご案内[/title]
いつもお世話になっております。
3月の月次レポートを作成いたしました。
{顧客名}様の今月の成果と来月の改善提案をまとめておりますので、ご確認をお願いいたします。
ご質問やご不明点がございましたら、お気軽にご連絡ください。[/info]
Claude Codeは {顧客名} を各ルームに対応する会社名に自動で置き換えて送信します。Chatwork独自のメッセージ記法([info]タグ等)にも対応しています。
Before: 複数の顧客ルームを1つずつ開き、未返信のメッセージがないか目視で確認。ルーム数が多いと30分以上かかり、見落としも発生する。
After: Claude Codeに「未返信のメッセージをチェックして」と指示。全ルームのメッセージを自動スキャンし、返信が必要なメッセージをリストアップ。
以下の顧客ルームで、過去3日以内に投稿された未返信メッセージをチェックして:
- 自分(account_id: xxxxx)以外が投稿したメッセージ
- 自分の返信がついていないもの
- 緊急度が高そうなものは「要対応」フラグを付けて
結果をテーブル形式で出力して:
| ルーム名 | 投稿者 | メッセージ内容(先頭50文字) | 投稿日時 | 緊急度 |
この自動チェックを毎朝のルーティンに組み込むことで、顧客対応の抜け漏れを防止できます。CLAUDE.mdにカスタムコマンドとして登録しておけば、ワンアクションで実行可能です。
Before: HubSpotで取引のステータスを確認 → Chatworkに切り替え → 該当顧客ルームを探す → フォローアップメッセージを手入力。ツール間の切り替えと情報の照合に時間がかかる。
After: Claude Codeに「フォローアップが必要な取引を確認してChatworkでメッセージを送信して」と指示。HubSpot CRMのデータとChatworkルームを自動で紐づけて処理。
以下のフローでフォローアップを実行して:
1. HubSpot MCPから「提案中」ステージの取引で、最終活動日が7日以上前のものを抽出
2. 各取引に紐づく会社名とChatworkルームIDをマッチング
3. 以下のテンプレートでフォローアップメッセージを送信:
[info][title]ご検討状況のご確認[/title]
{会社名}様
先日ご提案させていただきました{取引名}について、ご検討の状況はいかがでしょうか。
ご不明点やご質問がございましたら、お気軽にお知らせください。[/info]
4. HubSpotの取引にも活動ログ(メモ)を記録:「Chatworkでフォローアップメッセージ送信済み」
HubSpot MCP連携の詳細は「Claude Code × HubSpot連携」を参照してください。
Chatwork APIにはレート制限があるため、大量のリクエストを送信する際は注意が必要です。
| 制限項目 | 値 | 対策 |
|---|---|---|
| リクエスト上限 | 300回/5分 | リクエスト間に適切な間隔を設ける |
| メッセージ文字数上限 | 28,000文字 | 長文は分割送信 |
| タスク期限 | Unix timestamp形式 | Claude Codeが自動変換 |
| ファイルアップロード | 5MB/ファイル | 大容量ファイルはDrive共有リンクを送信 |
CLAUDE.mdに「Chatwork APIリクエストは1秒に1回以下に制限する」と明記しておくことで、レート制限に抵触するリスクを防げます。
.envファイルで管理し、.gitignoreに追加するChatworkでのフォローアップ対象を、HubSpot CRMの取引データから自動判定するフローを構築できます。「Claude Code × HubSpot連携」で詳しく解説しています。Claude Codeを使った経営データの可視化やコンテンツマーケティングにも、こうした考え方が活かされています。
「朝の未読チェック」「月初の案内送信」などの定型業務は、CLAUDE.mdのカスタムコマンドに登録しておくと効率的です。「Claude Codeカスタムコマンド解説」を参照してください。
社内コミュニケーションにSlack、顧客コミュニケーションにChatworkを使っている企業では、両方のツールをClaude Codeから操作できます。Slack連携の詳細は「Claude Code × Slack連携」をご覧ください。
Claude Code × Chatwork API連携は、日本の中小企業で広く使われているChatworkの操作を自然言語で自動化できる実用的なソリューションです。定型メッセージの一括送信、未返信メッセージの自動チェック、HubSpot CRMと連携した顧客フォローアップの3つのパターンを活用することで、顧客コミュニケーションの効率化と抜け漏れ防止を両立できます
実践にあたっては、以下のポイントを押さえておくことが大切です。
使えます。ChatworkのAPIは無料プランでも利用可能です。ただし、無料プランではルーム作成数に制限があるため、大量のルームを自動管理する場合はビジネスプラン以上を推奨します。APIトークンの発行自体はプランに関係なく可能です。
できます。Chatworkのメッセージ記法で [To:account_id]名前 を指定することで、特定のメンバーへのメンションを含むメッセージを自動送信できます。Claude Codeに「担当者宛にメンションを付けて送信して」と指示すれば、適切な記法でメッセージを生成します。
Chatwork APIの
/rooms/{room_id}/filesエンドポイントで添付ファイルの情報(ファイル名・ダウンロードURL)を取得できます。Claude Codeからファイルのダウンロードと内容の確認まで自動化可能です。ただし、顧客の機密情報を含むファイルを扱う場合は、セキュリティポリシーに従った取り扱いが必要です。
株式会社StartLinkは、事業推進に関わる「販売促進」「DXによる業務効率化(ERP/CRM/SFA/MAの導入)」などのご相談を受け付けております。 サービスのプランについてのご相談/お見積もり依頼や、ノウハウのお問い合わせについては、無料のお問い合わせページより、お気軽にご連絡くださいませ。
株式会社StartLink 代表取締役。累計150社以上のHubSpotプロジェクト支援実績を持ち、Claude CodeやHubSpotを軸にしたAI活用支援・経営基盤AXのコンサルティング事業を展開。
HubSpotのトップパートナー企業や大手人材グループにて、エンタープライズCRM戦略策定・AI戦略ディレクションを経験した後、StartLinkを創業。現在はCRM×AIエージェントによる経営管理支援を専門とする。