Claude Code × Chatwork連携|顧客コミュニケーションを自動化する方法

  • 2026年4月14日
  • 最終更新: 2026年4月25日
この記事の結論

「月初の定型報告を全顧客ルームに手入力で送るのが苦痛」「フォローアップが必要な顧客を毎朝CRMと照らし合わせてChatworkで連絡している」——日本の中小BtoB企業でChatworkを使っている営業・カスタマーサクセス担当者にとって、こうした手作業の積み重ねは日常的な負担です。

ブログ目次

記事の内容を、そのまま実務に落とし込みたい方向け

HubSpot導入、AI活用、CRM整備、業務効率化までをまとめて支援しています。記事で気になったテーマを、そのまま相談ベースで整理できます。


「月初の定型報告を全顧客ルームに手入力で送るのが苦痛」「フォローアップが必要な顧客を毎朝CRMと照らし合わせてChatworkで連絡している」——日本の中小BtoB企業でChatworkを使っている営業・カスタマーサクセス担当者にとって、こうした手作業の積み重ねは日常的な負担です。

ChatworkはREST APIを公開しており、Claude CodeからHTTPリクエストを直接呼び出せるため、特別なMCPサーバーを挟まずにメッセージ送受信・タスク管理・ルーム情報の取得を自動化できます。APIトークンを環境変数に設定し、CLAUDE.mdに呼び出し方を定義しておけば、「今月の報告メッセージを全顧客ルームに送って」のような自然言語の指示だけで一斉配信が完了します。

本記事では、Chatwork APIトークンの取得から環境変数の設定、メッセージ送信・タスク作成の自動化パターン、HubSpot CRMと連携した顧客フォローアップフロー、そしてAPIのレート制限やセキュリティ上の注意点までを解説します。


この記事でわかること

日本の中小企業で広く使われているChatworkの操作を、Claude Codeから自然言語で自動化する方法を解説します。定型メッセージの一括送信からHubSpot CRMと連携した顧客フォローアップまで、実務に直結するパターンを紹介します。

  • Claude CodeからChatwork APIを呼び出す設定方法 — 国内42万社以上が使うChatworkとの連携手順を解説します
  • メッセージ送信・タスク作成の自動化パターン — 月次報告の一斉送信など、手作業を自動化する具体例を紹介します
  • 顧客フォローアップの自動化フロー — CRMの取引データからフォロー対象を自動判定して通知する仕組みを解説します
  • HubSpot CRMと組み合わせた顧客管理の効率化 — ChatworkとCRMのデータを連携させる方法を紹介します
  • APIのレート制限やセキュリティの注意点 — 大量送信時の制限やセキュリティ上のリスクを整理します

対象読者: Chatworkで顧客対応を行っている営業担当者・カスタマーサクセス担当者、HubSpot CRMと連携した業務効率化を検討している方


Chatwork API連携の概要

Chatwork API連携とは、Claude CodeからChatworkのREST APIを直接呼び出し、メッセージの送受信・タスク管理・ルーム情報の取得を自動化する仕組みです。Chatworkは国内約42万社以上が導入しているビジネスチャットツールであり、特に中小企業の顧客対応で広く使われています。

Claude CodeはHTTPリクエストを直接実行できるため、Chatwork APIとの連携に特別なMCPサーバーは不要です。APIトークンを環境変数に設定するだけで、すぐに利用を開始できます。

比較項目 Chatwork手動操作 Chatwork API(スクリプト実装) Claude Code × Chatwork API
初期設定 不要 APIトークン取得 + コード実装 APIトークン取得のみ
メッセージ送信 手入力 テンプレ+変数置換 自然言語で指示
複数ルーム操作 1つずつ切り替え ループ処理を実装 「全ルームに送って」で完了
タスク管理 手動作成 API呼び出しコード実装 「タスクを作成して」で完了
条件分岐 人間の判断 if文で実装 AIが文脈を理解して判断
メンテナンス なし コード修正が必要 プロンプト変更のみ

基本的な使い方

Step 1: Chatwork APIトークンの取得

Chatworkの「サービス連携 → API → APIトークン」から取得します。APIトークンは「管理者ページ」からではなく、個人設定画面から発行する点に注意してください。

Step 2: 環境変数の設定

取得したAPIトークンをClaude Codeの環境変数に設定します。

# .envファイルに追記(プロジェクトルート)
CHATWORK_API_TOKEN=your_api_token_here

CLAUDE.mdに以下のようにChatwork APIの呼び出し方法を定義しておくと、Claude Codeが自動的にAPIを利用できるようになります。

# Chatwork API連携設定

## API基本情報

<img src="https://start-link.jp/hubfs/blog/h2-kv/DD-30_h03.png" alt="API基本情報" style="width:100%;max-width:1200px;height:auto;margin:24px 0;border-radius:12px;box-shadow:0 4px 16px rgba(0,0,0,0.08);"/>
- Base URL: https://api.chatwork.com/v2
- 認証: X-ChatWorkToken ヘッダーにAPIトークンを設定
- レート制限: 5分間に300リクエストまで

## 主要エンドポイント

<img src="https://start-link.jp/hubfs/blog/h2-kv/DD-30_h04.png" alt="主要エンドポイント" style="width:100%;max-width:1200px;height:auto;margin:24px 0;border-radius:12px;box-shadow:0 4px 16px rgba(0,0,0,0.08);"/>
- GET /rooms: ルーム一覧取得
- GET /rooms/{room_id}/messages: メッセージ取得
- POST /rooms/{room_id}/messages: メッセージ送信
- POST /rooms/{room_id}/tasks: タスク作成
- GET /my/tasks: 自分のタスク一覧取得

Step 3: 接続確認

Claude Codeで以下のように指示して接続を確認します。

Chatwork APIに接続して、参加中のルーム一覧を取得して

正常に接続できていれば、参加中のチャットルーム名とルームIDの一覧が表示されます。


実務での活用パターン

パターン1: 顧客への定型メッセージ送信

Before: 月初に10社の顧客ルームに月次報告の案内メッセージを手動で1つずつ投稿。顧客名とルームの切り替えだけで15分かかり、コピペミスのリスクもある。

After: Claude Codeに「全顧客ルームに月次報告の案内を送信して」と指示。顧客名を自動で差し替えた個別メッセージが一括送信される。

以下の顧客Chatworkルームに月次報告の案内メッセージを送信して:

■ 対象ルーム
- 株式会社サンプル商事(room_id: 123456)
- 株式会社テスト工業(room_id: 234567)
- 株式会社デモ企画(room_id: 345678)

■ メッセージテンプレート
[info][title]月次コンサルティングレポートのご案内[/title]
いつもお世話になっております。
3月の月次レポートを作成いたしました。
{顧客名}様の今月の成果と来月の改善提案をまとめておりますので、ご確認をお願いいたします。
ご質問やご不明点がございましたら、お気軽にご連絡ください。[/info]

Claude Codeは {顧客名} を各ルームに対応する会社名に自動で置き換えて送信します。Chatwork独自のメッセージ記法([info]タグ等)にも対応しています。

パターン2: 未返信メッセージの自動チェック

Before: 複数の顧客ルームを1つずつ開き、未返信のメッセージがないか目視で確認。ルーム数が多いと30分以上かかり、見落としも発生する。

After: Claude Codeに「未返信のメッセージをチェックして」と指示。全ルームのメッセージを自動スキャンし、返信が必要なメッセージをリストアップ。

以下の顧客ルームで、過去3日以内に投稿された未返信メッセージをチェックして:
- 自分(account_id: xxxxx)以外が投稿したメッセージ
- 自分の返信がついていないもの
- 緊急度が高そうなものは「要対応」フラグを付けて

結果をテーブル形式で出力して:
| ルーム名 | 投稿者 | メッセージ内容(先頭50文字) | 投稿日時 | 緊急度 |

この自動チェックを毎朝のルーティンに組み込むことで、顧客対応の抜け漏れを防止できます。CLAUDE.mdにカスタムコマンドとして登録しておけば、ワンアクションで実行可能です。

パターン3: HubSpot連携による顧客フォローアップ

Before: HubSpotで取引のステータスを確認 → Chatworkに切り替え → 該当顧客ルームを探す → フォローアップメッセージを手入力。ツール間の切り替えと情報の照合に時間がかかる。

After: Claude Codeに「フォローアップが必要な取引を確認してChatworkでメッセージを送信して」と指示。HubSpot CRMのデータとChatworkルームを自動で紐づけて処理。

以下のフローでフォローアップを実行して:

1. HubSpot MCPから「提案中」ステージの取引で、最終活動日が7日以上前のものを抽出
2. 各取引に紐づく会社名とChatworkルームIDをマッチング
3. 以下のテンプレートでフォローアップメッセージを送信:

[info][title]ご検討状況のご確認[/title]
{会社名}様
先日ご提案させていただきました{取引名}について、ご検討の状況はいかがでしょうか。
ご不明点やご質問がございましたら、お気軽にお知らせください。[/info]

4. HubSpotの取引にも活動ログ(メモ)を記録:「Chatworkでフォローアップメッセージ送信済み」

HubSpot MCP連携の詳細は「Claude Code × HubSpot連携」を参照してください。


Chatwork APIのレート制限と注意点

Chatwork APIにはレート制限があるため、大量のリクエストを送信する際は注意が必要です。

制限項目 対策
リクエスト上限 300回/5分 リクエスト間に適切な間隔を設ける
メッセージ文字数上限 28,000文字 長文は分割送信
タスク期限 Unix timestamp形式 Claude Codeが自動変換
ファイルアップロード 5MB/ファイル 大容量ファイルはDrive共有リンクを送信

CLAUDE.mdに「Chatwork APIリクエストは1秒に1回以下に制限する」と明記しておくことで、レート制限に抵触するリスクを防げます。


セキュリティ上の注意点

  • APIトークンをGit管理しない: .envファイルで管理し、.gitignoreに追加する
  • 送信前に内容を確認する: 複数ルームへの一括送信時は、送信内容のプレビューを確認してから実行する
  • 顧客ルームIDの管理: ルームIDのマッピング表はCLAUDE.mdに記載し、誤送信を防止する
  • 機密情報の送信禁止: Claude Codeの指示内容にAPIキーやパスワードを含めない

関連コマンドとの組み合わせ

HubSpot MCP連携で顧客情報を自動取得

Chatworkでのフォローアップ対象を、HubSpot CRMの取引データから自動判定するフローを構築できます。「Claude Code × HubSpot連携」で詳しく解説しています。Claude Codeを使った経営データの可視化コンテンツマーケティングにも、こうした考え方が活かされています。

カスタムコマンドで定型業務をワンアクション化

「朝の未読チェック」「月初の案内送信」などの定型業務は、CLAUDE.mdのカスタムコマンドに登録しておくと効率的です。「Claude Codeカスタムコマンド解説」を参照してください。

Slack連携との使い分け

社内コミュニケーションにSlack、顧客コミュニケーションにChatworkを使っている企業では、両方のツールをClaude Codeから操作できます。Slack連携の詳細は「Claude Code × Slack連携」をご覧ください。


あわせて読みたい


まとめ

Claude Code × Chatwork API連携は、日本の中小企業で広く使われているChatworkの操作を自然言語で自動化できる実用的なソリューションです。定型メッセージの一括送信、未返信メッセージの自動チェック、HubSpot CRMと連携した顧客フォローアップの3つのパターンを活用することで、顧客コミュニケーションの効率化と抜け漏れ防止を両立できます

実践にあたっては、以下のポイントを押さえておくことが大切です。

  • CLAUDE.mdにAPIの基本設定とルームIDマッピングを定義しておけば、チームメンバーも同じ自動化フローを利用できます
  • まずは未読チェックの自動化から始めて、効果を実感してから送信の自動化へと範囲を広げることを推奨します
  • StartLinkでは、HubSpot CRMとChatwork・Slackなどのコミュニケーションツールを連携させた業務効率化の支援を行っています
  • CRMを中心とした顧客対応フローの設計から自動化の実装まで、トータルでサポートしています
  • *Claude Codeの全コマンド一覧はClaude Codeチートシートをご覧ください
  • AI活用の全体像はAI活用完全ガイドで解説しています

よくある質問(FAQ)

Q1. Chatworkの無料プランでもAPI連携は使えますか?

使えます。ChatworkのAPIは無料プランでも利用可能です。ただし、無料プランではルーム作成数に制限があるため、大量のルームを自動管理する場合はビジネスプラン以上を推奨します。APIトークンの発行自体はプランに関係なく可能です。

Q2. Chatworkの「TO」メンション(宛先指定)も自動化できますか?

できます。Chatworkのメッセージ記法で [To:account_id]名前 を指定することで、特定のメンバーへのメンションを含むメッセージを自動送信できます。Claude Codeに「担当者宛にメンションを付けて送信して」と指示すれば、適切な記法でメッセージを生成します。

Q3. 顧客から送られた添付ファイルもClaude Codeで取得できますか?

Chatwork APIの /rooms/{room_id}/files エンドポイントで添付ファイルの情報(ファイル名・ダウンロードURL)を取得できます。Claude Codeからファイルのダウンロードと内容の確認まで自動化可能です。ただし、顧客の機密情報を含むファイルを扱う場合は、セキュリティポリシーに従った取り扱いが必要です。


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著者情報

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今枝 拓海 / Takumi Imaeda

株式会社StartLink 代表取締役。累計150社以上のHubSpotプロジェクト支援実績を持ち、Claude CodeやHubSpotを軸にしたAI活用支援・経営基盤AXのコンサルティング事業を展開。
HubSpotのトップパートナー企業や大手人材グループにて、エンタープライズCRM戦略策定・AI戦略ディレクションを経験した後、StartLinkを創業。現在はCRM×AIエージェントによる経営管理支援を専門とする。