「LINE公式アカウントで友だちは増えているけれど、CRMと連携できていない」「LINE経由のリードをHubSpotで一元管理したい」——こうした課題は、LINEを顧客接点として活用するBtoC・D2C企業で頻繁に相談を受けるテーマです。
「LINE公式アカウントで友だちは増えているけれど、CRMと連携できていない」「LINE経由のリードをHubSpotで一元管理したい」——こうした課題は、LINEを顧客接点として活用するBtoC・D2C企業で頻繁に相談を受けるテーマです。
HubSpotとLINE公式アカウントの連携とは、LINEの友だち情報やメッセージ履歴をHubSpot CRMに統合し、顧客データの一元管理とLINEを活用したマーケティング自動化を実現する仕組みです。 LITTLE HELP CONNECTやHubSpot LINE OA、iPaaS(Yoom/Zapier)など複数の連携方法があり、自社の規模や目的に応じて最適な方法を選択できます。
HubSpotとLINEの連携を検討しているマーケティング・CRM担当者に向けた記事です。
- HubSpotとLINEの連携にはLITTLE HELP CONNECT・HubSpot LINE OA・iPaaS・Webhook APIの4つの方法があり、規模と目的で最適な手段が異なります
- LITTLE HELP CONNECTを使えば、LINE友だちの属性情報とHubSpotコンタクトを自動で紐付け、セグメント別のLINE配信が実現できます
- iPaaS(Yoom/Zapier)を使ったノーコード連携なら、開発リソースなしでフォーム送信→LINE通知などの自動化を構築できます
- 連携後はHubSpotのワークフローでLINE×メールのクロスチャネル自動配信シナリオを設計し、顧客接点を最大化できます
本記事は「AI × CRMで企業価値を上げる設計思想|経営者が知るべきAI CRM戦略」シリーズの一部です。
本記事はStartLinkの「AI活用完全ガイド」関連記事です。
この記事でわかること
— HubSpotとLINEを連携する4つの方法の比較と選び方
— LITTLE HELP CONNECTで友だちとCRMを自動紐づけする手順
— ノーコードiPaaSで手軽にLINE通知を自動化する方法
— LINEとメールを組み合わせた自動配信シナリオの設計
HubSpotとLINE連携が求められる背景
日本のBtoCおよびBtoB企業にとって、LINEは顧客接点として欠かせないチャネルです。月間アクティブユーザー数が9,700万人を超えるLINEは、メールよりも開封率・反応率が高く、特にBtoC・D2C企業のマーケティングでは顧客接点の中核を担うプラットフォームとなっています。
しかし、多くの企業ではLINE公式アカウントの友だちデータとCRMデータが分断されており、以下のような課題が発生しています。
- LINE友だちが「誰なのか」をCRMで把握できない
スプレッドシートなどで管理されている場合だと、やっぱり手動での変更が多くなってしまいます。HubSpotとLINEを連携することで、こうしたデータの分断を解消し、顧客情報の一元管理とチャネル横断のマーケティング自動化が実現できます。
HubSpotとLINE連携の4つの方法

HubSpotとLINEを連携する方法は、大きく4つあります。企業様によって最適な方法は異なりますので、自社の要件に合わせて選択いただくのがポイントになってきます。
方法一覧の比較
| 連携方法 |
特徴 |
必要プラン |
コスト感 |
推奨ケース |
| LITTLE HELP CONNECT |
HubSpot認定のLINE連携専用ツール |
Marketing Hub Professional以上 |
月額有料 |
本格的なLINE×CRM連携 |
| HubSpot LINE OA |
HubSpot公式のLINE連携ソリューション |
Marketing/Sales/Service Hub Professional以上 |
HubSpotプラン内 |
公式機能で手軽に始めたい |
| iPaaS連携(Yoom/Zapier) |
ノーコードで柔軟な連携 |
Starterプランでも可 |
iPaaSツール利用料 |
シンプルな通知連携 |
| API連携(カスタム開発) |
完全カスタマイズ |
どのプランでも可 |
開発コスト |
独自要件がある場合 |
LITTLE HELP CONNECTによる本格連携

LITTLE HELP CONNECTとは
LITTLE HELP CONNECTは、HubSpotとLINEを連携する専用ツールで、「HubSpot認定アプリケーションパートナー」かつ「LINE認定テクノロジーパートナー」の認定を受けた唯一のサービスです。
主要機能
| 機能 |
内容 |
| 友だちデータ同期 |
LINE友だちの情報をHubSpotコンタクトとして自動登録 |
| メッセージ配信 |
HubSpotのワークフローからLINEメッセージを自動送信 |
| チャットボット |
ノーコードでLINEチャットボットを構築 |
| セグメント配信 |
HubSpotのリストに基づいてLINEでセグメント配信 |
| アクティビティ記録 |
LINEでのやり取りをHubSpotのタイムラインに記録 |
| データ紐づけ |
既存のHubSpotコンタクトとLINE友だちをワンクリックで紐づけ |
導入手順
ステップ1: LINE公式アカウントの準備
まず、LINE公式アカウントを作成し、Messaging APIを有効化します。LINE Developersコンソールからプロバイダーとチャネルを設定してください。
ステップ2: LITTLE HELP CONNECTのインストール
HubSpotのアプリマーケットプレイスから「LITTLE HELP CONNECT」を検索し、インストールします。インストール後、LITTLE HELP CONNECTの管理画面でLINE公式アカウントとの接続設定を行います。
ステップ3: 友だち追加時のデータ連携設定
LINE公式アカウントで友だちになったユーザーの情報が、自動的にHubSpotのコンタクトとして登録されるように設定します。この際、LINEの表示名やプロフィール画像などの情報がHubSpotに同期されます。
ステップ4: 既存コンタクトとの紐づけ
すでにHubSpotに登録されているコンタクトとLINE友だちを紐づける仕組みを構築します。メールアドレスや電話番号をキーにした自動マッチング、またはフォーム送信時の紐づけなどが利用できます。
iPaaS(Yoom/Zapier)によるノーコード連携
HubSpotと直でLINEをつなげるのが難しい場合でも、iPaaSを使うことで連携が結構円滑にできたりします。
Yoomでの連携
Yoomは日本製のiPaaSツールで、LINE公式アカウントとHubSpotの連携テンプレートが用意されています。
設定例: HubSpotのフォーム送信→LINE通知
- Yoom管理画面で「マイアプリ」から HubSpotとLINE公式アカウントを接続
- テンプレートから「HubSpotフォーム送信→LINE通知」を選択
Zapierでの連携
Zapierはグローバルで7,000以上のアプリに対応しており、HubSpotとLINEの連携Zapも利用可能です。
活用パターン例
| トリガー(HubSpot) |
アクション(LINE) |
| 新しいコンタクト作成 |
LINE通知を送信 |
| 取引ステージ変更 |
担当者にLINE通知 |
| フォーム送信 |
友だちにメッセージ配信 |
| ライフサイクルステージ変更 |
セグメント別配信 |
LINE連携後のマーケティング自動化活用例

1. 友だち追加→ウェルカムシーケンス
LINE友だち追加をトリガーに、HubSpotのワークフローで自動的にウェルカムメッセージシリーズを配信します。
例えば、以下のような3段階の配信が効果的です。
メールでのシーケンスと同様に、LINEでも遅延を入れた段階的な配信が重要です。1日おきだとちょっとしつこいかなと思うので、少し間隔を開けていただいた方がいいかなと思います。
2. スコアリング連動のセグメント配信
HubSpotのリードスコアリングと連動し、スコアが一定値を超えたコンタクトに対してLINEで特別なオファーを配信する仕組みが構築できます。例えば、スコアが50点以上のMQLに対して、個別相談の案内をLINEで送るといった活用が可能です。
3. カスタマーサクセスでのLINE活用
既存顧客とのコミュニケーションチャネルとしてLINEを活用し、以下のような自動化が実現できます。
連携時の注意点・ベストプラクティス
1. LINEユーザーIDの取得制約
LINE公式アカウントでは、友だちのメールアドレスや電話番号を直接取得することはできません。HubSpotのコンタクトと紐づけるためには、フォーム送信やアンケートなどでユーザーに情報を入力してもらう仕組みが必要です。
2. メッセージ配信コストの管理
LINE公式アカウントはメッセージ通数に応じた課金体系です。HubSpotのワークフローで大量配信する場合は、LINEのプランとメッセージ上限を確認し、コストが想定を超えないよう注意が必要です。HubSpotのマーケティングコンタクト管理と同様に、配信対象の最適化が結構ミソになってきます。
3. 個人情報の取り扱い
LINEの友だち情報をHubSpotに連携する際は、プライバシーポリシーの更新と利用者への説明が必要です。個人情報保護法やLINEの利用規約に準拠した運用を行いましょう。
4. 正直な限界の提示
HubSpotとLINEの連携は非常に便利ですが、以下の制約も理解しておく必要があります。
- LINEのリッチメニューやリッチメッセージの高度なカスタマイズはLINE側の管理画面で行う必要がある
- HubSpotのワークフローからLINEに送信できるメッセージ形式にはツールごとの制約がある
- リアルタイムの双方向チャットはHubSpotの受信トレイでは対応が限定的な場合がある
まとめ
HubSpotとLINE公式アカウントを連携することで、LINEという強力な顧客接点をCRMに統合し、データドリブンなマーケティングを展開できるようになります。
連携方法の選択は、自社の規模と目的に応じて判断しましょう。
- 本格的なLINE×CRM連携: LITTLE HELP CONNECTがおすすめ
- 手軽に公式機能で始めたい: HubSpot LINE OA
- シンプルな通知連携から始めたい: Yoom/Zapierなどのノーコードツール
まずはスモールスタートで通知連携から始めて、段階的にセグメント配信やワークフロー自動化を構築していくのがよいかなと思います。LINEのデータがHubSpot CRMに蓄積されるほど、より精度の高いパーソナライズ配信が可能になり、効果的な顧客コミュニケーションを実現できます。
よくある質問(FAQ)
Q. HubSpotとLINE連携に必要なHubSpotのプランは?
連携方法によって異なります。LITTLE HELP CONNECTやHubSpot LINE OAを使う場合は、Marketing Hub、Sales Hub、またはService HubのProfessionalプラン以上が推奨されます。iPaaS(Yoom/Zapier)経由の簡易連携であれば、Starterプランでも利用可能です。
Q. LINE友だちの情報はHubSpotにどのように反映されますか?
LITTLE HELP CONNECTを利用する場合、LINE友だちのLINE表示名やプロフィール画像がHubSpotのコンタクトプロパティとして自動的に登録されます。ただし、メールアドレスや電話番号はLINEからは取得できないため、フォーム送信やアンケートを通じて別途取得する必要があります。
Q. LINEとメールの配信を一つのワークフローで管理できますか?
はい、HubSpotのワークフロー機能を活用すれば、同一のワークフロー内でLINEメッセージとメール配信を組み合わせた自動化が可能です。例えば、メール未開封者にはLINEでリマインドを送るといった条件分岐も設定できます。
Q. 既存のLINE友だちをHubSpotのコンタクトと紐づけるにはどうすればよいですか?
LITTLE HELP CONNECTでは、メールアドレスや電話番号をキーにした自動マッチング機能が利用できます。また、LINE上でフォームを送信してもらうことで、HubSpotコンタクトとLINE友だちIDを紐づけることも可能です。一括での紐づけにはCSVインポートを活用する方法もあります。
Q. LINE連携のコストはどのくらいかかりますか?
LITTLE HELP CONNECTは月額制の有料サービスです。具体的な料金はプランや友だち数によって異なるため、公式サイトで最新の料金体系をご確認ください。iPaaS連携の場合は、Yoomの無料プランやZapierの基本プランから始めることも可能です。加えて、LINE公式アカウント自体のメッセージ配信費用も考慮が必要です。
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