WordPress vs HubSpot CMS|移行すべき企業の特徴とメリット・デメリット

この記事の結論

WordPressとHubSpot CMSの詳細比較(5軸)。WordPress運用でよくある5つの課題。

ブログ目次

記事の内容を、そのまま実務に落とし込みたい方向け

HubSpot導入、AI活用、CRM整備、業務効率化までをまとめて支援しています。記事で気になったテーマを、そのまま相談ベースで整理できます。


WordPressとHubSpot CMSの詳細比較(5軸)。WordPress運用でよくある5つの課題。

「WordPressで運用しているが、プラグインの管理やセキュリティ対策に手間がかかる」「マーケティング機能が分散していて、効率が悪い」――WordPressは世界で最も利用されているCMSですが、BtoB企業がマーケティング成果を追求する際には、運用の複雑さや機能の分散が課題になることがあります。

WordPressとHubSpot CMSの詳細比較に取り組む企業が増えていますが、具体的な進め方で迷うケースは少なくありません。

HubSpot CMSは、CRM・MA・営業支援が統合されたオールインワンプラットフォームとして、WordPressからの移行先として注目されています。しかし、すべての企業にとってHubSpot CMSが最適とは限りません。

この記事では、WordPressとHubSpot CMSを「機能」「コスト」「運用」「SEO」「セキュリティ」の5つの軸で詳細に比較し、HubSpot CMSに移行すべき企業の5つの特徴、移行手順、SEO影響の最小化方法までを解説します。

本記事は「コンテンツマーケティングとは?BtoB企業が成果を出す基礎知識と実践ステップ」シリーズの一部です。


この記事でわかること

  • WordPressとHubSpot CMSの詳細比較(5軸) — さらに深掘りしたい方はCMS比較BtoB企業向け10選もあわせてお読みください。
  • WordPress運用でよくある5つの課題 — 実務での応用についてはオウンドメディアの立ち上げ方で具体例とともに紹介しています。
  • HubSpot CMSに移行すべき企業の5つの特徴 — この領域に関心がある方にはコーポレートサイトリニューアル成功の7ステップもおすすめです。
  • 移行のメリットとデメリット
  • 具体的な移行手順(6ステップ)
  • 移行時のSEO影響を最小化する方法 — WordPressvsHubSpotCMSを実務に落とし込むには、CRMツールの活用が不可欠です。
  • コスト比較シミュレーション

本記事では、HubSpotの活用における重要なポイントを体系的にまとめています。導入前の検討段階から運用改善まで、どのフェーズにいる方にも参考になる内容ですので、


WordPressとHubSpot CMSの詳細比較

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SECTION 02
WordPressとHubSpot CMSの詳細比較

基本情報

さらに深掘りしたい方はCMS比較BtoB企業向け10選もあわせてお読みください。

項目 WordPress HubSpot CMS Hub
提供形態 オープンソース SaaS
リリース年 2003年 2020年(CMS Hub として)
世界シェア 約43%(全Webサイト) 成長中
価格体系 無料+サーバー費+プラグイン費 無料〜月額14.4万円

機能比較

機能カテゴリ WordPress HubSpot CMS
ブログ 標準搭載 標準搭載
LP作成 プラグイン(Elementor等) 標準搭載(ドラッグ&ドロップ)
フォーム プラグイン(CF7等) 標準搭載
CTA プラグインまたは手動 標準搭載(スマートCTA対応)
SEOツール プラグイン(Yoast SEO等) 標準搭載(トピッククラスター管理)
CRM連携 プラグインで連携 HubSpot CRMと完全統合
MA機能 別途ツール(Mailchimp等) HubSpot MAと統合
A/Bテスト プラグイン 標準搭載
パーソナライズ プラグインまたは開発 スマートコンテンツで標準対応
レポート GA4+プラグイン 統合ダッシュボード

コスト比較

コスト項目 WordPress HubSpot CMS Free HubSpot CMS Pro
CMS本体 無料 無料 月額57,600円
サーバー 月3,000-30,000円 含む 含む
SSL証明書 無料〜年1万円 含む 含む
SEOプラグイン 無料〜月5,000円 含む 含む
フォームプラグイン 無料〜月3,000円 含む 含む
セキュリティ対策 月5,000-20,000円 含む 含む
バックアップ 月1,000-5,000円 含む 含む
保守・更新作業 月2-5万円(外注の場合) 不要 不要
月額合計目安 3-10万円 0円 57,600円

運用のしやすさ比較

項目 WordPress HubSpot CMS
初期構築 テーマ選定・カスタマイズが必要 テンプレート選択で即開始
記事作成 ブロックエディタ ドラッグ&ドロップエディタ
プラグイン管理 定期的な更新・互換性確認が必要 不要(機能は統合済み)
サーバー管理 自社で対応(or レンタルサーバー) 不要(SaaS)
セキュリティ プラグイン更新・パッチ適用が必要 HubSpotが自動管理
バージョンアップ メジャー更新時に互換性問題のリスク 自動更新(互換性問題なし)

SEO機能の比較

SEO機能 WordPress(Yoast SEO) HubSpot CMS
メタタグ設定 対応 対応
サイトマップ自動生成 対応 対応
パンくずリスト テーマ依存 標準対応
構造化データ プラグインで対応 一部標準対応
内部リンク提案 非対応(別ツール) 対応
トピッククラスター管理 非対応 対応(専用機能)
キーワード推奨 対応(記事単位) 対応(トピック単位)
ページ速度最適化 プラグインで対応 CDN標準搭載

WordPress運用でよくある5つの課題

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WordPress運用でよくある5つの課題

課題1: プラグインの管理負荷

実務での応用についてはオウンドメディアの立ち上げ方で具体例とともに紹介しています。

WordPressサイトは平均20-30個のプラグインを使用しており、以下のリスクがあります。

  • プラグイン間の互換性問題
  • プラグイン更新時の表示崩れ
  • 開発停止プラグインのセキュリティリスク
  • プラグイン増加によるサイト速度の低下

課題2: セキュリティリスク

WordPressは世界で最も利用されているCMSであるがゆえに、攻撃の標的になりやすい傾向があります。

  • プラグインの脆弱性を突いた攻撃
  • ブルートフォースアタック(管理画面への総当たり攻撃)
  • WordPressコアの古いバージョンを狙った攻撃

課題3: マーケティングツールの分散

WordPress単体ではマーケティングに必要な機能が不足するため、複数のツールを組み合わせる必要があります。

WordPress + Yoast SEO + Contact Form 7 + Mailchimp + GA4 + HubSpot CRM + ...
(ツール間のデータ連携が課題に)

課題4: サーバー管理の手間

レンタルサーバーの選定、SSL設定、バックアップ、障害対応など、CMSとは別にサーバー管理の知識と工数が必要です。

課題5: スケーラビリティの限界

コンテンツ量やトラフィックが増加した際に、サーバーの増強やキャッシュ設定の最適化が必要になります。


HubSpot CMSに移行すべき企業の5つの特徴

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SECTION 04
HubSpot CMSに移行すべき企業の5つの特徴
No. 特徴 理由
1 HubSpot CRM/MAを既に利用している CMS統合によりデータ連携が完全にシームレスになる
2 マーケティング施策を本格化したい フォーム・CTA・LP・メール・スコアリングが統合済み
3 WordPress保守に疲弊している SaaS型のため保守・セキュリティはHubSpotが管理
4 非エンジニアがコンテンツ運用する ドラッグ&ドロップで直感的に操作可能
5 コンテンツのパーソナライズをしたい スマートコンテンツで訪問者別に表示を変更可能

この領域に関心がある方にはコーポレートサイトリニューアル成功の7ステップもおすすめです。

移行すべきでない企業

特徴 理由
高度なカスタマイズが必要 WordPressのほうが自由度が高い
ECサイトを運営 WooCommerce等のEC機能はWordPressが強い
社内にWordPress専門エンジニアがいる 既存の運用体制を活かせる
予算が極めて限られている WordPress+無料プラグインのほうが安価

移行のメリットとデメリット

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SECTION 05
移行のメリットとデメリット

メリット

メリット 具体的な効果
ツール統合 CMS・CRM・MA・営業ツールが一つに統合され、データの断絶がなくなる
運用効率化 プラグイン管理・サーバー管理が不要になり、運用工数が大幅削減
セキュリティ強化 SaaS型のため、セキュリティはHubSpotが24/7で管理
パーソナライズ スマートCTA・スマートコンテンツで訪問者別の体験を提供
レポート統合 コンテンツの閲覧→リード→商談→受注までを一気通貫で可視化

デメリット

デメリット 対策
月額費用の発生 WordPress運用の隠れコスト(保守・プラグイン・セキュリティ)と比較して判断
カスタマイズの制約 HubSpotマーケットプレイスのテーマ・モジュールで対応可能か事前確認
移行作業の負荷 専門パートナーに依頼して確実に移行
ベンダーロックイン コンテンツのエクスポートは可能、移行リスクは低い

具体的な移行手順(6ステップ)

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SECTION 06
具体的な移行手順(6ステップ)

ステップ1: 現状分析と要件定義(1-2週間)

  • 現在のWordPressサイトの全ページ棚卸し
  • URL一覧の作成
  • 利用中のプラグインと機能のリストアップ
  • HubSpot CMSで再現すべき機能の定義

ステップ2: HubSpot CMS環境の構築(2-3週間)

  • HubSpotアカウントの設定
  • テーマの選定・カスタマイズ
  • ヘッダー・フッター・ナビゲーションの構築
  • フォーム・CTAの作成

ステップ3: コンテンツの移行(2-4週間)

  • ブログ記事のインポート(HubSpotのブログインポートツール活用)
  • 固定ページの再作成
  • 画像・メディアファイルの移行
  • メタタグ(title、description)の移行

ステップ4: URL設計とリダイレクト設定(1週間)

  • 既存URLと新URLのマッピング表作成
  • 301リダイレクトの設定(HubSpotのURLマッピング機能)
  • canonicalタグの確認

ステップ5: テスト・検証(1-2週間)

  • 全ページの表示確認
  • リダイレクトの動作確認
  • フォーム送信テスト
  • モバイル表示の確認
  • ページ速度の測定

ステップ6: 公開・監視(公開後2-4週間)

  • DNS切り替え
  • Google Search Consoleでの再設定
  • サイトマップの再送信
  • 検索順位の監視(毎日)
  • 404エラーの発生監視

SEO影響を最小化する方法

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SECTION 07
SEO影響を最小化する方法

移行前にやるべきこと

対策 目的
全URL一覧の作成 リダイレクト漏れを防ぐ
各ページのメタタグ記録 title・descriptionの引き継ぎ
被リンク一覧の確認 被リンクを受けているURLを優先的にリダイレクト
検索順位の記録 移行後の比較ベースラインを確保
Search Consoleのデータ保存 移行前のインデックス状況を記録

移行後に監視すべき指標

指標 監視頻度 警戒ライン
インデックス数 毎日 10%以上の減少
オーガニック流入 毎日 20%以上の減少
主要KWの検索順位 毎日 5位以上の下落
404エラー 毎日 発生ゼロが目標
リダイレクト動作 週次 全件正常動作

HubSpotで実現するWordPress vs HubSpot CMS

WordPress vs HubSpot CMSを実務に落とし込むには、CRMツールの活用が不可欠です。詳しくは「HubSpotのSEOツール完全ガイド|トピッククラスター設計・検索順位モニタリング」で解説しています。


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SECTION 08
あわせて読みたい

まとめ

WordPressからHubSpot CMSへの移行は、すべての企業に適しているわけではありませんが、HubSpot CRM/MAを活用したマーケティング強化を目指す企業にとっては大きなメリットがあります。

移行を検討すべきタイミング

  • WordPress保守の負荷が増大している
  • マーケティングツールが分散し、データ連携に課題がある
  • HubSpot CRM/MAを既に利用している、または導入予定
  • コンテンツマーケティングを本格化したい
  • 非エンジニアでもコンテンツ運用できる体制を作りたい

移行成功の鍵

  1. 事前の全ページ棚卸しとURL設計を徹底する
  2. 301リダイレクトを全URLに設定する
  3. 移行後2-4週間は毎日検索順位を監視する
  4. 専門パートナーと連携して確実に実行する

StartLinkでは、WordPressからHubSpot CMSへの移行を多数支援してきた実績があります。移行計画の策定から、SEO影響を最小化した安全な移行、移行後の運用支援までをトータルでサポートしています。「移行を検討したい」「まずは相談したい」という方は、お気軽にお問い合わせください。


よくある質問(FAQ)

Q1. WordPressとHubSpot CMSの最大の違いは何ですか?

最大の違いは「統合度」です。WordPressはオープンソースCMSとして高いカスタマイズ性を持つ一方、SEO・フォーム・CRM連携にはプラグインの組み合わせが必要です。HubSpot CMSはSaaS型でCRM・MA・営業ツールが一体化しており、マーケティングに必要な機能がプラグイン不要で利用できます。WordPressは保守・セキュリティ管理が必要ですが、HubSpot CMSはHubSpotが自動管理します。

Q2. WordPressとHubSpot CMSの詳細比較で最も重要なポイントは何ですか?

最も重要なのは、明確な目標設定とKPIの定義です。ゴールが曖昧なまま施策を進めると、効果測定ができず改善サイクルが回りません。まず「何を達成したいか」を具体的な数値で定義し、そこから逆算して施策を設計することが成功への近道です。

Q3. WordPress vs HubSpot CMSを始める際の最初のステップは?

最初のステップは現状分析です。自社の課題を洗い出し、優先順位をつけたうえで、最もインパクトの大きい領域から着手します。いきなり全体を変えようとせず、小さく始めて成功体験を積み重ねるアプローチが効果的です。HubSpotなどのツールを活用すれば、データに基づいた意思決定が可能になります。

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著者情報

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今枝 拓海 / Takumi Imaeda

株式会社StartLink 代表取締役。累計150社以上のHubSpotプロジェクト支援実績を持ち、Claude CodeやHubSpotを軸にしたAI活用支援・経営基盤AXのコンサルティング事業を展開。
HubSpotのトップパートナー企業や大手人材グループにて、エンタープライズCRM戦略策定・AI戦略ディレクションを経験した後、StartLinkを創業。現在はCRM×AIエージェントによる経営管理支援を専門とする。