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コーポレートサイトリニューアル成功の7ステップ|失敗しないための進め方
2026年3月3日
最終更新: 2026年7月31日
この記事の結論
「コーポレートサイトが古くなり、デザインも情報も時代遅れになってきた」「競合他社と比べてサイトの印象が見劣りする」——こうした課題からサイトリニューアルを検討するBtoB企業は少なくありません。しかし、リニューアルは適切に進めなければ、多額の投資をしたにもかかわらず成果が出ない、あるいはSEO順位が大幅に低下するといった失敗を招くリスクがあります。
記事の内容を、そのまま実務に落とし込みたい方向け
HubSpotゴールドパートナーのStartLinkが、HubSpot導入・AI活用・CRM整備・業務効率化までをまとめて支援しています。記事で気になったテーマを、そのまま相談ベースで整理できます。
「コーポレートサイトが古くなり、デザインも情報も時代遅れになってきた」「競合他社と比べてサイトの印象が見劣りする」——こうした課題からサイトリニューアルを検討するBtoB企業は少なくありません。しかし、リニューアルは適切に進めなければ、多額の投資をしたにもかかわらず成果が出ない、あるいはSEO順位が大幅に低下するといった失敗を招くリスクがあります。
コーポレートサイトのリニューアルは、単なるデザインの刷新ではありません。ビジネスゴールの達成を目的とした戦略的なプロジェクトです。「見た目をきれいにする」ことよりも、「Webサイトを通じてどんな成果を出したいか」を明確にすることが成功の第一歩です。
本記事では、コーポレートサイトリニューアルを成功させるための7つのステップを、準備段階から公開後の運用まで体系的に解説します。RFPの作成方法、制作会社の選定基準、SEOへの影響を最小化する方法など、実務に直結する知識を網羅しています。
本記事は「CVR(コンバージョン率)改善の基本と実践施策15選|BtoB企業向け完全ガイド 」シリーズの一部です。
この記事でわかること
リニューアルの目的を明確にする方法と目標設定のフレームワーク — 詳細はBtoBサイト改善の完全ガイドをご覧ください。
現状分析からサイト要件を導き出す手順 — 実務での応用についてはCMS比較BtoB企業向け10選で具体例とともに紹介しています。
RFP(提案依頼書)の作成方法と必須記載項目 — 具体的な手順と実践のポイントを、現場で使えるレベルで解説します。
制作会社の選定基準と比較評価の方法 — - BtoBサイトの制作実績が3件以上ある
設計・構築・公開の具体的な進め方 — 自社の状況に合わせた戦略の組み立て方を、フレームワークとともにお伝えします。
SEO順位低下を防ぐリニューアル時のSEO対策 — 詳細はBtoBサイト改善の完全ガイドをご覧ください。
リニューアル後の運用改善サイクル — 数値に基づく改善の進め方と、追うべき指標を実務目線で解説します。
この分野の取り組みを検討されている方に、
リニューアルの判断基準
リニューアルが必要なサインチェックリスト
詳細はBtoBサイト改善の完全ガイド をご覧ください。
以下のチェックリストで3つ以上該当する場合、リニューアルを検討すべきタイミングです。
最後のリニューアルから3年以上経過している
スマートフォン対応(レスポンシブデザイン)ができていない
Core Web Vitalsのスコアが低い(赤or黄色)
問い合わせ数が減少傾向にある
CMSが古く、更新が困難になっている
サービス内容やブランディングが変わった
競合他社と比べてサイトの見劣りを感じる
新しいコンテンツの追加が構造的に難しい
セキュリティ上の懸念がある
採用応募がサイト経由で来ない
リニューアルvs.部分改善の判断
判断基準
リニューアルが適切
部分改善が適切
デザイン
全体的に古い、ブランド変更
一部のページのみ課題
構造
サイトマップの大幅変更が必要
既存構造で対応可能
CMS
現CMSでは機能不足
現CMSで改善可能
予算
200万円以上確保可能
50万円以下
期間
3ヶ月以上の期間を確保可能
1ヶ月以内で改善したい
スマホ対応
未対応
対応済み
ステップ1:目的と目標を明確にする(2〜3週間)
リニューアルの目的を定義する
さらに深掘りしたい方はCVR(コンバージョン率)改善の基本と実践施策15選 もあわせてお読みください。
リニューアルの目的は、ビジネスゴールに直結させます。「デザインを新しくしたい」は手段であり、目的ではありません。
目的の例
具体的な目標(KPI)
リード獲得数の増加
月間問い合わせ数を10件→30件に
ブランド認知の向上
サイト直帰率を60%→40%に改善
採用力の強化
採用ページ経由の応募を月5件→15件に
営業効率の改善
営業資料のデジタル化・セルフサービス
顧客サポートの効率化
サポート問い合わせの30%をFAQで解決
目標設定のSMARTフレームワーク
要素
内容
例
Specific(具体的)
何を達成するか
問い合わせ数を増やす
Measurable(測定可能)
どう測定するか
GA4でコンバージョン計測
Achievable(達成可能)
現実的か
現状の3倍(10→30件)
Relevant(関連性)
事業目標と紐づいているか
売上目標の達成に直結
Time-bound(期限)
いつまでに
リニューアル後6ヶ月以内
ステップ2:現状分析を行う(2〜3週間)
分析すべき4つの領域
実務での応用についてはCMS比較BtoB企業向け10選 で具体例とともに紹介しています。
分析領域
分析内容
使用ツール
アクセス分析
流入数、流入元、CV数、CVR
GA4
コンテンツ分析
各ページのPV、滞在時間、離脱率
GA4
技術分析
表示速度、モバイル対応、SEO
PageSpeed Insights、Search Console
競合分析
競合サイトの構成、コンテンツ、機能
SimilarWeb、目視調査
既存コンテンツの棚卸し
すべてのページを以下の4つに分類します。
分類
基準
アクション
そのまま移行
PVが多く、CVに貢献
内容を維持してデザインのみ刷新
改善して移行
PVはあるが改善余地あり
内容を改善してリニューアル
統合
類似ページが複数ある
1ページに統合
削除
PVがほぼゼロ、不要
適切なリダイレクト設定後に削除
ステップ3:RFP(提案依頼書)を作成する(1〜2週間)
RFPの必須記載項目
セクション
記載内容
1. プロジェクト概要
会社概要、リニューアルの背景・目的
2. 現状と課題
現サイトのURL、課題、改善したいポイント
3. 目標・KPI
リニューアル後の目標数値
4. 要件定義
ページ数、機能要件、CMS要件
5. デザイン要件
ブランドガイドライン、参考サイト
6. 技術要件
サーバー、SSL、セキュリティ要件
7. スケジュール
公開希望日、マイルストーン
8. 予算
予算の目安(レンジでも可)
9. 評価基準
提案の評価ポイント、選定基準
10. 提案方法
提出物、プレゼン形式、期限
予算の目安
サイト規模
ページ数
制作費用の目安
期間の目安
小規模
10〜30ページ
100〜300万円
2〜3ヶ月
中規模
30〜100ページ
300〜800万円
3〜5ヶ月
大規模
100ページ以上
800万〜2,000万円以上
5〜12ヶ月
ステップ4:制作会社を選定する(2〜4週間)
制作会社の評価基準
評価項目
重要度
確認方法
BtoB実績
★★★★★
ポートフォリオ、事例紹介
提案内容の具体性
★★★★★
RFPへの提案書
CMS/技術力
★★★★☆
技術要件への対応力
SEO知識
★★★★☆
SEO対策の提案内容
デザイン力
★★★★☆
ポートフォリオの品質
コミュニケーション
★★★★☆
提案プレゼン時の対応
運用サポート
★★★☆☆
公開後のサポート体制
価格の妥当性
★★★☆☆
見積もりの内訳
選定時のチェックリスト
BtoBサイトの制作実績が3件以上ある
提案書にKPIベースの改善提案が含まれている
SEOのリダイレクト計画が提案されている
CMS操作のトレーニングが含まれている
公開後の保守・サポート体制がある
担当者が固定されている(途中で変わらない)
追加費用が発生する条件が明確になっている
ステップ5:設計・デザインを進める(4〜8週間)
サイト設計の進め方
フェーズ
成果物
承認ポイント
1. サイトマップ設計
サイト構成図
ページ構成の確定
2. ワイヤーフレーム
主要ページのレイアウト設計
情報設計の確定
3. デザインカンプ
トップページ+下層ページのデザイン
デザイン方針の確定
4. レスポンシブ設計
スマホ/タブレットのデザイン
マルチデバイス対応の確定
BtoBサイトの推奨サイトマップ
トップページ
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│ ├── 事例一覧
│ └── 個別事例ページ
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│ └── 個別記事ページ
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│ ├── 代表挨拶
│ ├── 会社概要
│ └── アクセス
├── 採用情報
├── お問い合わせ
├── 資料ダウンロード
└── プライバシーポリシー
ステップ6:構築・テスト・公開(4〜6週間)
構築フェーズのチェックリスト
カテゴリ
チェック項目
コーディング
HTML/CSSの品質、レスポンシブ対応
CMS
管理画面の操作性、権限設定
フォーム
入力→送信→通知→サンクスページの動作確認
SEO
title/meta/h1/alt/内部リンクの設定
速度
画像最適化、キャッシュ設定、Core Web Vitals
セキュリティ
SSL設定、脆弱性チェック
アクセシビリティ
alt属性、コントラスト比、キーボード操作
クロスブラウザ
Chrome/Safari/Edge/Firefoxでの表示確認
公開前のSEOチェックリスト
チェック項目
重要度
詳細
301リダイレクト設定
★★★★★
旧URLから新URLへのリダイレクト
XMLサイトマップ
★★★★★
新サイトマップの作成と送信
robots.txt
★★★★★
クロール設定の確認
Search Console
★★★★☆
サイトマップ再送信、インデックス確認
内部リンク
★★★★☆
リンク切れがないか確認
構造化データ
★★★☆☆
Schema.orgマークアップの実装
canonical設定
★★★☆☆
重複ページの正規化
ステップ7:公開後の運用・改善(継続)
公開直後のモニタリング(1〜2週間)
確認項目
確認頻度
対応
アクセス数の変動
日次
大幅な減少があればリダイレクトを確認
コンバージョン数
日次
フォームの動作を再確認
検索順位
日次
順位低下があればSEO対策を強化
クロールエラー
日次
Search Consoleでエラーを確認
表示崩れ
随時
ユーザーからの報告を確認
公開後の改善サイクル
時期
改善内容
公開後1ヶ月
アクセスデータの確認、フォーム完了率の改善
公開後3ヶ月
ヒートマップ分析、CTA最適化、コンテンツ追加
公開後6ヶ月
A/Bテスト実施、LP改善、SEOコンテンツ拡充
公開後1年
年間データの振り返り、次年度改善計画の策定
SEO影響の最小化
リニューアル時にSEO順位が低下する主な原因とその対策です。
原因
対策
URL変更による404エラー
全ページの301リダイレクト設定
コンテンツの大幅変更
上位表示中のページは内容を維持
内部リンク構造の変更
パンくずリスト・関連リンクの再設計
表示速度の低下
Core Web Vitalsの最適化
meta情報の未設定
title/descriptionの移行・最適化
noindexの設定ミス
本番公開前に必ずrobots.txtを確認
HubSpotで実現するコーポレートサイトリニューアル成功の7ステップ
コーポレートサイトリニューアル成功の7ステップを実務に落とし込むには、CRMツールの活用が不可欠です。詳しくは「HubSpotランディングページ(LP)作成ガイド|テンプレート選定・A/Bテスト・CV最適化 」で解説しています。
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まとめ
コーポレートサイトのリニューアルは、7つのステップを計画的に進めることで成功確率が大幅に高まります
最も重要なのは、ステップ1の「目的と目標の明確化」です
デザインの刷新はあくまで手段であり、ビジネス成果の向上が本質的な目的であることを忘れないでください
1. 目的ファースト :見た目ではなく、ビジネス成果を目的にする 2. SEOを最優先 :301リダイレクトの設計は最重要タスク 3. 段階的に改善 :公開がゴールではなく、改善のスタート 4. データで判断 :感覚ではなく、GA4やヒートマップで効果を検証
HubSpotのCMS Hubは、BtoBサイトに必要な機能(LP作成、フォーム、ブログ、SEO、分析)が統合されたCMSプラットフォームです。リニューアル後の運用改善も容易に実施できます。コーポレートサイトのリニューアルをご検討の方は、HubSpotゴールドパートナーのStartLinkにご相談ください。要件定義から制作会社選定、HubSpot CMS導入までトータルでサポートいたします。
この記事は2026年3月時点の情報に基づいて作成しています。
よくある質問(FAQ)
Q1. サイト全体をリニューアルすべきか、部分改善で足りるかはどう判断しますか?
サイトマップの大幅変更が必要、現CMSでは機能不足、スマホ未対応、ブランド変更に伴う全面的なデザイン刷新が必要——これらに当てはまるならリニューアルが適切です。一方、課題が一部ページに限られ既存構造で対応でき、1ヶ月以内・50万円以下で収めたい場合は部分改善が現実的です。本記事のチェックリストで3つ以上該当する場合がリニューアル検討のタイミングです。
Q2. リニューアルにはどのくらいの期間と費用がかかりますか?
10〜30ページの小規模サイトで100〜300万円・2〜3ヶ月、30〜100ページの中規模で300〜800万円・3〜5ヶ月、100ページ以上の大規模で800万〜2,000万円以上・5〜12ヶ月が目安です。工程別では、目的設定に2〜3週間、現状分析に2〜3週間、RFP作成に1〜2週間、制作会社選定に2〜4週間、設計・デザインに4〜8週間、構築・テスト・公開に4〜6週間を配分します。
Q3. リニューアルでSEO順位が落ちるのを防ぐには何をすべきですか?
最優先は全ページの301リダイレクト設定です。URL変更による404エラーが順位低下の最大の原因になります。あわせて、上位表示中のページは内容を維持する、パンくずリスト・関連リンクを再設計する、Core Web Vitalsを最適化する、title/descriptionを移行する、本番公開前にrobots.txtでnoindexの設定ミスがないか確認する、という対策が必要です。
Q4. 制作会社を選ぶ際に確認すべきポイントは何ですか?
BtoB実績と提案内容の具体性を最重要(★5)とし、CMS・技術力、SEO知識、デザイン力を次点で評価します。実務上のチェックとしては、BtoBサイトの制作実績が3件以上あるか、提案書にKPIベースの改善提案とSEOのリダイレクト計画が含まれているか、CMS操作のトレーニングと公開後の保守体制があるか、担当者が途中で変わらないか、追加費用の発生条件が明確かを確認します。 このテーマに関連する記事はWebサイト・CROカテゴリ で網羅的にまとめています。