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title: 展示会のリード獲得を最大化する出展準備・当日運営・フォローの全手順
description: 展示会のリード獲得を成果につなげるには、出展前の目標設計、当日のヒアリングとランク付け、終了後のCRM登録とフォローを一つの流れとして整えることが重要です。本記事では、ブース設計、役割分担、名刺情報のデジタル化、HubSpotによる自動化、ROIの振り返りまでを実務の順に解説します。
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# 展示会のリード獲得を最大化する出展準備・当日運営・フォローの全手順

- 2026年3月3日
- 最終更新: 2026年10月11日

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この記事の結論

展示会のリード獲得は、名刺の枚数ではなく商談につながる流れで評価します。準備・当日・フォローを一つの仕組みにすることが核心です。

ブログ目次

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**展示会のリード獲得は、名刺の枚数ではなく商談につながる流れで評価します。準備・当日・フォローを一つの仕組みにすることが核心です。**

「展示会で多くの名刺を集めても、その後の商談につながらない」「担当者ごとに聞く内容が異なり、見込み度を比較できない」「展示会後のフォローが属人的で、せっかくのリードが放置されてしまう」——こうした課題は、展示会を名刺獲得だけの施策として扱うと起こりやすくなります。

展示会のリード獲得とは、来場者の情報を集めるだけでなく、関心度や検討状況を把握し、適切な営業活動やナーチャリングへつなげる取り組みです。成果を高めるには、出展前の準備、当日のオペレーション、終了後のフォローアップを一気通貫で設計する必要があります。

展示会前の準備に力を入れても、当日の記録方法や終了後の引き継ぎが曖昧であれば、情報が分散します。反対に、CRMへの登録やメール配信だけを整えても、会場で必要な情報を取得できていなければ、適切なフォローにはつながりません。

本記事では、展示会前・中・後の全手順を体系的に解説し、ブース設計のポイントから名刺のCRM登録自動化、獲得リードのランク分け方法までを実践的にまとめます。本記事は「[リードジェネレーションとは？BtoB企業が成果を出す手法12選と実践ステップ](https://start-link.jp/hubspot-ai/btob-marketing/lead-generation/lead-generation-methods-btob)」シリーズの一部です。

## この記事でわかること

展示会出展の投資対効果を最大化したい営業マネージャー・マーケティング担当者の方に向けた内容です。準備から振り返りまで、部門をまたいで共通化したい事項を整理できます。

- **展示会の目標設計** — 名刺獲得数だけでなく、リードの質と商談への接続まで含めて目標を設定する考え方がわかります。
- **展示会前の準備** — ターゲットへの事前案内、ブース設計、スタッフの役割分担、配布資料の準備を整理できます。
- **当日のリード獲得オペレーション** — 来場者への声かけからヒアリング、情報記録、ランク付けまでの流れがわかります。
- **CRM登録とフォローの仕組み化** — 名刺やアンケートの情報をまとめ、ランク別のフォローへつなげる方法を確認できます。
- **展示会ROIの振り返り** — 投資額、獲得リード、商談、受注を同じ流れで確認し、次回の改善点を見つける方法がわかります。

## 展示会のリード獲得を名刺枚数だけで評価しない

展示会の成果を名刺枚数だけで判断すると、会場での行動が名刺交換そのものに偏ります。大切なのは、獲得したリードの中にどのような課題や検討状況を持つ人がいるかを確認し、次の営業活動へつなげることです。

展示会を単発の集客施策ではなく、マーケティングから営業まで続く流れの入口として設計します。

### 目標を量・質・成果に分ける

展示会の目標は、量、質、成果の観点に分けると整理しやすくなります。量だけでなく質と成果も定義することで、当日のヒアリングや終了後のフォローに必要な情報が明確になります。

| 目標レベル | 確認する指標 | 判断したいこと |
| --- | --- | --- |
| 量の目標 | 名刺・リード獲得数 | どれだけの接点を作れたか |
| 質の目標 | Aランクリード数 | 優先して対応すべき相手を獲得できたか |
| 成果の目標 | 展示会起点の商談数 | 獲得した接点が営業活動へ進んだか |

この目標は、マーケティング部門だけで決めるものではありません。営業部門が商談化を判断する条件も含めて共通化すると、展示会後の引き継ぎが行いやすくなります。

### 展示会を一気通貫のフローに置く

展示会で取得した情報は、コンタクトとして登録し、営業対応が必要な相手を取引へつなぎ、顧客化した後は受注や請求の情報と関連付けて振り返ります。

この全体像を先に描くことで、会場で何を聞き、どこへ記録し、誰が対応するかを決められます。

| フェーズ | 主な情報 | 次の動き |
| --- | --- | --- |
| 展示会前 | ターゲット企業、案内履歴、事前アポイント | 当日の訪問予定を共有 |
| 展示会当日 | 名刺、課題、検討状況、関心度 | リードをランク分け |
| 展示会後 | メール、電話、商談履歴 | 取引やナーチャリングへ接続 |
| 振り返り | 商談、受注、投資額 | 次回の目標と運営を改善 |

個別のツールや機能から考えるのではなく、**コンタクトから取引、顧客、請求へ進む流れのどこに展示会データを置くか**を決めることがポイントです。

### スプレッドシート管理で起こる分散を見直す

名刺一覧、担当者のメモ、アンケート結果、フォロー状況を別々のスプレッドシートで管理すると、情報が分散します。

- **新しさがわからない** ── どの情報が新しいのか判断しにくくなります。
- **情報の重複** ── 同じ来場者の情報が複数の表に存在し、更新内容に差分が生じるケースもあります。
- **入力待ちや転記漏れ** ── 展示会当日だけスプレッドシートを使い、その後CRMへ転記する運用では、これらも起こりやすくなります。

担当者の注意力だけに任せるのではなく、入力先、項目、引き継ぎ先をあらかじめ決め、誰が担当しても同じ流れで処理できる仕組みにすることをおすすめします。

## 展示会前の準備で獲得後の動きまで決める

展示会前の準備では、ブースの見せ方だけでなく、来場者をどのように見極め、展示会後に誰が対応するかまで決めます。

当日の混雑した状況で判断基準を考えると、スタッフごとに対応が変わります。目標、対象、役割、記録項目を事前にそろえることで、現場の迷いを減らせます。

### ターゲットリストと事前アプローチを準備する

展示会の来場者リストや出展者リストが事前に入手できる場合は、対象企業をピックアップし、事前アポイントを打診します。具体的な実践方法は[展示会後48時間のフォローアップ術](https://start-link.jp/hubspot-ai/btob-marketing/lead-generation/exhibition-followup-48hours)でも解説しています。

| 時期 | アクション |
| --- | --- |
| 2ヶ月前 | ターゲットリストを作成し、事前案内メールを配信する |
| 1ヶ月前 | 個別アポイントの打診メールを送る |
| 2週間前 | アポイントの確認と当日の来場案内を送る |
| 1週間前 | リマインドとブース位置の案内を送る |

事前アプローチの履歴は、当日の担当者も確認できる場所にまとめます。誰に何を案内したかがわかれば、ブースで同じ説明を繰り返すのではなく、事前の関心に合わせて会話を始められます。

### 来場者の課題を起点にブースを設計する

ブースでは、提供できる機能を並べるだけでなく、来場者が抱える課題と解決後の状態を短く伝えます。

通路から入りやすい配置、デモを見られる場所、落ち着いて話せる場所を分けて考えると、来場者の関心に応じた案内がしやすくなります。

| 要素 | 設計のポイント |
| --- | --- |
| キャッチコピー | 何ができるかではなく、どの課題を解決するかを伝える |
| ビジュアル | 遠くから要点を把握できるように文字を絞る |
| デモスペース | 来場者が立ち止まり、内容を確認できる場所を確保する |
| 商談スペース | 関心の高い来場者から詳しく話を聞ける場所を設ける |
| ノベルティ | ターゲットが持ち帰りやすい実用的なものを選ぶ |
| 通路側の導線 | ブースへ入りやすい開かれた配置にする |

ただし、目立つ装飾だけでは商談につながる情報を取得できません。ブースの見せ方と、ヒアリングや記録の流れをセットで設計する必要があります。

### スタッフの役割と引き継ぎ条件を共通化する

会場では、声をかける人、デモを行う人、詳しくヒアリングする人、情報を記録する人の役割を分けます。役割名だけでなく、どの条件で次の担当者へ引き継ぐかも共有します。

| 役割 | 主な業務 | 引き継ぐ情報 |
| --- | --- | --- |
| キャッチャー | 通路で声をかけ、関心を確認する | 関心のあるテーマ |
| デモンストレーター | 製品やサービスを紹介する | 反応、質問、詳しく見たい内容 |
| 商談担当 | 課題や検討状況を詳しく聞く | 課題、予算感、導入時期 |
| オペレーター | 名刺、アンケート、記録を整理する | 登録状況、情報の不足、リードランク |

研修では説明内容だけでなく、ヒアリング項目とランク判定の基準を確認します。新人でも同じ基準で情報を残せるように、質問項目を絞り、記録場所を統一しておくことが重要です。

### 配布資料を次の接点に合わせて用意する

配布資料は、すべての来場者に同じものを渡すのではなく、関心度と次の行動に合わせて使い分けます。

- **概要パンフレット** ── 全体像の理解に利用します。
- **導入事例集** ── 具体的な検討に利用します。
- **料金資料** ── 商談に近い相手との会話に利用します。

ホワイトペーパーの案内は、展示会後のナーチャリングへつなげる接点になります。QRコードからフォームへ誘導する場合は、取得する項目とCRMへの登録方法も事前に確認します。

## 展示会当日のオペレーションを標準化する

当日は来場者が集中するため、担当者がその場で対応方法を考える運用には限界があります。声かけ、案内、名刺交換、ヒアリング、記録、ランク付けまでを共通の流れにします。

詳しい会話をしたかどうかだけでなく、**必要な情報が記録されたかまで確認する**ことが重要です。

### 声かけから記録までの流れをそろえる

リード獲得の基本フローは次のとおりです。

1. キャッチャーが声をかけ、来場者の関心を確認します。
2. 関心があれば、ブース内のデモまたは商談席へ案内します。
3. デモや商談の前に、名刺交換またはバッジスキャンを行います。
4. 会話の中で、業種、課題、検討状況、予算感、導入時期を確認します。
5. ヒアリング結果をアンケートシートまたはタブレットへ記録します。
6. 関心度に応じてA、B、Cのランクを付けます。

この流れをスタッフ間で共有すると、来場者がどの担当者と話しても、展示会後のフォローに必要な情報を残しやすくなります。

ただし、すべての来場者へ同じ深さのヒアリングを行うと、会場の状況に合わない場合があります。最初に関心を確認し、必要に応じてデモや商談へ進めます。

### ヒアリング項目を最小限に絞る

記録項目が多いほど詳しい情報を得られるように見えますが、当日の入力負担も増えます。実際のフォローやランク判定に使う項目を中心にし、使わない項目を増やさないことがポイントです。

| ヒアリング項目 | 確認する内容 | 使用目的 |
| --- | --- | --- |
| 業種 | どのような事業を行っているか | 対象顧客との適合を確認する |
| 課題 | 何に困っているか | フォロー内容を決める |
| 検討状況 | 情報収集か、具体的な検討か | リードランクを判断する |
| 予算感 | 費用に関する認識があるか | 商談の進め方を考える |
| 導入時期 | いつ頃の導入を想定しているか | 対応の優先度を判断する |

項目を追加するときは、誰が、どの場面で、何の判断に使うのかを確認します。目的が説明できない項目は入力されなくなりやすいため、最初は必要な項目に絞り、運用を見ながら段階的に見直します。

### A、B、Cの判定基準を共有する

リードランクは、担当者の感覚ではなく、課題、検討状況、予算、導入時期などの情報を基に判断します。

| ランク | 基準 | 当日のアクション |
| --- | --- | --- |
| A | 具体的な課題があり、導入を検討し、予算の認識がある | 商談席で詳しくヒアリングし、優先対応として記録する |
| B | 課題を認識し、情報を収集している | デモと資料で理解を深め、フォローに必要な関心事項を記録する |
| C | 興味はあるが、具体的な検討時期が決まっていない | 資料を案内し、ナーチャリング対象として記録する |

ランク名だけを記録しても、判定理由が残らなければ展示会後に再判断できません。課題や検討状況と一緒に記録し、営業担当者が会話の背景を確認できるようにします。

## 名刺とヒアリング情報をCRMへ一元化する

紙の名刺、タブレットのアンケート、担当者のメモが別々に残ると、展示会後の統合作業に時間がかかります。名刺情報をデジタル化し、会話の内容と同じコンタクトへまとめることで、営業担当者が次の対応を判断しやすくなります。

一元管理は、情報を保存するためだけでなく、フォローを動かすために行います。

### 情報取得方法を事前に選ぶ

展示会で利用できる情報取得方法には、名刺スキャン、バッジスキャン、タブレット入力、QRコードからのフォーム入力があります。

会場の環境や主催者が提供する方法を確認し、自社のCRMへどのように登録するかまで決めます。

| 方法 | 取得する情報 | 運用上の確認事項 |
| --- | --- | --- |
| 名刺スキャンアプリ | 名刺に記載された基本情報 | ヒアリング情報との対応方法 |
| バッジスキャン | 主催者が提供する来場者情報 | 出力項目とデータの受け渡し方法 |
| タブレット入力 | アンケートとヒアリング結果 | 入力項目と担当者の操作手順 |
| QRコードとフォーム | 来場者が入力した情報 | フォーム送信後の登録先と案内内容 |

どの方法を選んでも、会場で取得した情報と、担当者が聞いた内容を同じ相手へ関連付ける必要があります。登録経路を増やしすぎると統合作業が複雑になるため、まずは運用しやすい方法から始めます。

### 展示会用フォームの入力項目を設計する

QRコードからフォームへ誘導する場合は、入力する人とタイミングが異なるため、項目を分けます。

- **来場者自身が入力する項目** ── 氏名や会社名などの基本情報
- **スタッフが会話後に記録する項目** ── 課題や検討状況などのヒアリング情報

以下の画面はHubSpotのフォーム管理画面で、公開中のフォーム名、ページビュー、フォーム送信、表示場所などを一覧で確認できる状態です。

![HubSpotのフォーム管理画面](https://start-link.jp/hubfs/blog/screenshots/library/mkt_forms_list.png)

フォームを作成した後は、送信データがどのプロパティへ保存されるかを確認します。詳しい設定方法は「[HubSpotフォーム作成完全ガイド｜埋め込み・ポップアップ・依存フィールドの設定方法](https://start-link.jp/hubspot-ai/hubspot/hubspot-features/hubspot-form-creation-guide)」で解説しています。

### リードソースと展示会名を記録する

CRMへ登録するときは、リードソースを展示会として記録し、どの展示会で獲得したかを判別できる状態にします。ランク、ヒアリング内容、担当者、次回対応も同じコンタクトへ関連付けます。

スプレッドシートへ名刺一覧を保存するだけでは、メール、電話、商談の履歴まで一つの流れで追いにくくなります。CRM上でコンタクトと取引を関連付ければ、展示会の接点が商談や受注へどのようにつながったかを確認できます。

## ランク別フォローを仕組みで動かす

展示会後は、すべてのリードへ同じ内容を同じタイミングで送るのではなく、ランクと会話内容に合わせて対応を変えます。優先度の高い相手は営業担当者が個別に対応し、情報収集段階の相手は継続的な情報提供へつなげます。

担当者の記憶に頼らず、CRMのプロパティやタスクを使って対応漏れを防ぐ設計が重要です。

### 名刺からCRM登録までの流れを整える

展示会終了後の登録フローは次のように整理できます。

1. 名刺スキャンアプリのデータをCSVで出力します。
2. ヒアリングシートやアンケートの情報と対応付けます。
3. CRMへインポートします。
4. リードソースへ展示会名と日付を設定します。
5. A、B、Cのランクをプロパティへ反映します。
6. ランクに応じたフォローのワークフローを起動します。

インポート前には、氏名、会社名、メールアドレスなど、同じ相手を判別する項目を確認します。元のデータとCRM側のプロパティが対応していなければ、ランクやヒアリング内容を正しく引き継げません。

### フォローの速度と内容を変える

具体的な課題や導入計画がある相手には、会場での会話を踏まえた個別対応が必要です。一方、情報収集段階の相手には、関心に合う資料を案内し、継続的な接点を作ります。

| ランク | タイミング／手法 | 内容 |
| --- | --- | --- |
| A | 翌日／電話とメール | 個別のお礼と商談日程の調整 |
| B | 2〜3日以内／メールと電話 | お礼メールと関連事例の共有 |
| C | 1週間以内／メール | お礼メールとホワイトペーパーの案内 |

ただし、ランクだけを基に定型文を送ると、会場での会話と内容がずれる場合があります。特にAランクは、課題、質問、案内した内容を担当者が確認し、送信前にメールを見直します。

### ナーチャリングと営業対応を分断しない

Cランクをメール配信リストへ追加して終わるのではなく、その後の反応やフォーム送信をCRM上で確認できるようにします。関心が高まった相手を営業へ引き継ぎ、商談化しなかった相手は、状況に応じて再びナーチャリングへ戻します。

この循環を作ると、展示会時点のランクを固定的な評価として扱わず、検討状況の変化に合わせて対応できます。マーケティングと営業が同じライフサイクルステージや引き継ぎ条件を共有することが、展示会後の継続的な活動につながります。

## HubSpotで登録・自動化・可視化をつなげる

展示会でHubSpotを活用する目的は、名刺を保管することだけではありません。

コンタクトと会社、取引を関連付け、ランクに応じたフォローを動かし、商談や受注までをレポートで確認できる状態を作ることです。一元管理、自動化、可視化を別々に導入するのではなく、同じ業務フローとしてつなげます。

### 登録を起点にフォローを自動化する

HubSpotでは、CSVインポート時に登録した情報を基に、フォローメールの配信や担当者向けタスクの作成へつなげられます。例えば、展示会名とランクをプロパティへ反映し、その値に応じて次の対応を分けます。

| 登録情報 | 自動化する動き | 人が確認すること |
| --- | --- | --- |
| 展示会名 | 対象リストへの追加 | 正しい展示会が設定されているか |
| Aランク | 担当者へ優先タスクを作成 | 会話内容と提案方針 |
| Bランク | 関連資料を案内するフォロー | 相手の課題と資料の適合 |
| Cランク | ナーチャリング対象へ追加 | 配信対象として適切か |

自動化は対応の起点を作るために使い、**相手ごとの判断まで置き換えない**ことが重要です。個別性の高いメールや商談の進め方は、人が履歴を確認して決めます。

### コンタクトから取引まで履歴をつなげる

展示会で獲得した相手をコンタクトとして登録し、会社情報と関連付けます。商談へ進んだ場合は取引を作成し、展示会での会話、メール、電話、商談の履歴を確認できる状態にします。

これにより、展示会の獲得リード数だけでなく、どのリードが商談や顧客へ進んだかを追えます。受注や請求まで含めて振り返る場合も、展示会名やリードソースを共通の識別情報として持つことがポイントになってきます。

### 小さく始めて運用に合わせて広げる

最初から複雑なワークフローや多くの入力項目を用意すると、当日の運用が定着しない場合があります。まずは展示会名、ランク、課題、次回対応など、判断に使う項目から始めます。

運用後に次の点を確認し、必要な部分だけを追加します。

- 入力されなかった項目
- フォローで不足した情報
- 使われなかった自動化

ただし、HubSpotへ登録するだけでデータの質が整うわけではありません。ランクの定義や入力ルールが曖昧なままでは、担当者によって記録内容が変わるため、業務設計とあわせて見直す必要があります。

## 展示会ROIを商談と受注まで追って改善する

展示会の振り返りでは、獲得リード数だけでなく、投資額、商談、受注を同じ流れで確認します。名刺が多く集まっても、対象顧客との接点や商談が少なければ、次回はターゲット、ブース、ヒアリング、フォローのどこを変えるか検討する必要があります。

数字を集計することではなく、**改善する箇所を特定すること**が目的です。

### ROIと関連指標を計算する

展示会の投資額には、出展費だけでなく、装飾費、人件費、交通費、配布物費を含めます。そのうえで、リード、商談、受注までを確認します。

| 項目 | 計算・確認方法 |
| --- | --- |
| 総投資額 | 出展費、装飾費、人件費、交通費、配布物費の合計 |
| 獲得リード数 | 展示会で取得した名刺やフォーム送信の件数 |
| CPL | 総投資額を獲得リード数で割る |
| 商談化数 | 展示会起点で作成された商談を集計する |
| 受注数 | 展示会起点で受注した取引を集計する |
| 受注金額 | 展示会起点の受注金額を合計する |
| ROI | 受注金額から総投資額を引き、総投資額で割る |

商談や受注が発生するまで時間がかかる場合は、展示会直後の評価と、その後の評価を分けて確認します。評価時点を決めておくと、展示会ごとの比較がしやすくなります。

### ファネルごとに課題を見つける

成果が想定を下回った場合は、展示会全体を一括で評価せず、どの段階で進みにくくなったかを確認します。

| 状況 | 確認する箇所 | 見直す内容 |
| --- | --- | --- |
| 接点が少ない | ブースへの流入 | キャッチコピー、配置、事前案内 |
| Aランクが少ない | 来場者の質とヒアリング | ターゲット、質問項目、判定基準 |
| フォローが遅い | CRM登録と担当者への引き継ぎ | 登録手順、タスク作成、自動化 |
| 商談へ進まない | フォロー内容 | 会話との整合、資料、提案の入口 |
| 受注へ進まない | 商談後の履歴 | 失注理由、提案内容、検討時期 |

例えば、リード数が多くてもAランクが少ない場合は、声かけの量よりターゲットとの適合を見直します。Aランクが多いのに商談が少ない場合は、登録や引き継ぎ、フォロー内容に課題がないかを確認します。

### 次回へつなぐ改善記録を残す

振り返りでは、結果だけでなく、次の内容も残します。

- ブースで多かった質問
- 反応のよかった説明
- 入力されにくかった項目
- フォローで不足した情報

これらは、次回のブース設計やスタッフ研修を改善する材料になります。

改善内容は担当者個人のメモではなく、チームが確認できる場所へまとめます。展示会のたびに同じ課題を繰り返さないよう、目標、運営、フォロー、結果を一つの記録として管理することをおすすめします。

## よくある質問

展示会の準備やフォローで判断に迷いやすい点を整理します。自社の商材や営業プロセスに合わせて、必要な項目と担当者を調整してください。

### 展示会の準備はいつから始めればよいですか？

開催2ヶ月前からターゲットリストの作成と事前案内を始めます。その後、個別アポイントの打診、来場案内、リマインドへ進みます。ブース制作だけでなく、当日のヒアリング項目と展示会後の担当者まで同じ期間に決めておくと、引き継ぎが行いやすくなります。

### 展示会の目標は名刺獲得数だけでよいですか？

名刺獲得数だけでは、リードの質や営業成果を判断できません。量の目標、Aランクリードなどの質の目標、展示会起点の商談という成果の目標に分けて設定します。これにより、当日の行動を名刺交換から見込み度の把握へ変えられます。

### 獲得したリードはどのように分類しますか？

具体的な課題、検討状況、予算の認識、導入時期などを確認し、A、B、Cに分類します。Aは優先して個別対応し、Bは関連情報を案内し、Cはナーチャリングへつなげます。ランクだけでなく、判定理由となった会話もCRMへ残してください。

### すべてのフォローを自動化してもよいですか？

登録、リストへの追加、担当者への通知、タスク作成などは自動化と相性があります。ただし、会場で具体的な相談を受けた相手へのメールや商談方針は、履歴を確認した担当者が判断することをおすすめします。自動化は対応漏れを減らす仕組みとして使い、個別の判断は人が担います。

### 展示会のROIはどのように確認しますか？

受注金額から総投資額を引き、その値を総投資額で割って確認します。総投資額には、出展費、装飾費、人件費、交通費、配布物費を含めます。ROIだけでなく、リードから商談、受注までのどこで進みにくくなったかもあわせて振り返ります。

## まとめ

展示会のリード獲得を成果へつなげるには、出展前、当日、展示会後を分断せず、一つの業務フローとして設計することが重要です。目標を量・質・成果に分け、会場で必要な情報を取得し、CRMへの一元管理とランク別フォローへつなげます。

まずは、現在の展示会運営で名刺、ヒアリング、フォロー状況がどこに保存されているかを整理してください。そのうえで、次の順に進めることをおすすめします。

1. 展示会の目標を量、質、成果に分け、A、B、Cの判定基準を決めます。
2. 当日のヒアリング項目と担当者の引き継ぎ条件をそろえます。
3. CRMへの登録方法とランク別フォローを設定し、商談と受注まで振り返ります。

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### 今枝 / Imaeda

 株式会社StartLink 代表取締役。累計150社以上のHubSpotプロジェクト支援実績を持ち、Claude CodeやHubSpotを軸にしたAI活用支援・経営基盤AXのコンサルティング事業を展開。  
 HubSpotのトップパートナー企業や大手人材グループにて、エンタープライズCRM戦略策定・AI戦略ディレクションを経験した後、StartLinkを創業。現在はCRM×AIエージェントによる経営管理支援を専門とする。

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