HubSpot×Chatwork連携はSync for Chatworkで|通知・ルーム紐付け・やり取りの記録まで

  • 2026年3月4日
  • 最終更新: 2026年10月9日
この記事の結論

HubSpotとChatworkの連携は、HubSpotアプリ「Sync for Chatwork」を使うのが基本です。

ブログ目次


HubSpotとChatworkの連携は、HubSpotアプリ「Sync for Chatwork」を使うのが基本です。

HubSpotで取引や問い合わせが動いたらChatworkに知らせたい。Chatworkでのやり取りを、取引や会社のレコードに残したい。どちらも、Sync for Chatworkをインストールすれば実現できます。

YoomやZapierでも通知は組めますが、通知を増やすたびにフローを1本ずつ作って管理することになります。Sync for ChatworkならHubSpotのワークフローに「Chatworkに通知」アクションを置くだけで済み、レコードとルームの紐付けやメッセージの記録までHubSpotの中で完結します。

この記事では、Sync for Chatworkでできること・料金・導入手順と、GASやYoomを別に組んだほうがよいケースを整理します。

本記事はStartLinkの「HubSpot完全ガイド」関連記事です。


この記事でわかること

  • Sync for Chatworkでできること — 通知・ルーム紐付け・HubSpot画面での返信・ノートへの記録
  • 料金と導入手順 — 3つのプランと、インストールから通知までの3ステップ
  • YoomやGASとの使い分け — 別の仕組みを組んだほうがよいケース

HubSpot×Chatwork連携は Sync for Chatwork が基本

HubSpotとChatworkをつなぐ方法は、大きく分けて次の3つです。

方法できること手間
Sync for Chatwork通知・紐付け・返信・記録小さい(インストールのみ)
Yoom・Zapier主に通知中(通知ごとにフローを作る)
GAS・自社開発自由に作れる大きい(開発と保守が要る)

通知を1本だけ送れればよい、という場合でも、後から「ステージ変更も」「チケットも」と増えていくのが普通です。通知を足すたびに外部ツールのフローを増やすより、HubSpotのワークフローの中で完結するSync for Chatworkのほうが、管理する場所が1つで済みます。

さらに、Yoom・Zapier・GASでの通知は「送って終わり」です。Chatworkでのやり取りはルームに残るだけで、HubSpotのレコードには残りません。Sync for Chatworkは、取引・会社・コンタクトにルームを紐付け、やり取りをHubSpotの中で見られるようにするところまでカバーします。

Sync for Chatworkでできること

1. ワークフローからChatworkに通知する

HubSpotのワークフローに「Chatworkに通知」アクションが追加されます。設定するのは「送信先ルームID」と「メッセージ本文」の2つだけです。

HubSpotワークフローの「Chatworkに通知」アクション編集画面。送信先ルームIDとメッセージ本文が設定され、本文にコンタクトの姓・名・Eメールのプロパティトークンが差し込まれている
ワークフローの「Chatworkに通知」アクション。本文にプロパティを差し込める

本文にはHubSpot標準のトークンでレコードの値(会社名・取引名・担当者名など)を差し込めます。送信先ルームIDにもプロパティを使えるため、「取引ごとに担当ルームへ送る」といった振り分けも1つのアクションで設定できます。対象は取引・会社・コンタクト・チケットの4オブジェクトです。

Chatworkのルームに届いたHubSpotからの通知メッセージ。infoブロックの「HubSpot通知」という見出しの中に、コンタクトの氏名・メールアドレスと、HubSpotレコードへのリンクが表示されている
Chatworkに届く通知。HubSpotレコードへのリンクが付く

届いた通知には、HubSpotのレコードへのリンクが付きます。Chatworkで気づいて、そのままHubSpotで対応できます。

2. レコードにChatworkルームを紐付ける

取引・会社・コンタクトのサイドバーに「Chatworkルーム」カードが表示されます。参加中のルームを検索して紐付けるだけで、そのレコードがどのルームでやり取りされているかが誰にでも分かるようになります。紐付けは1レコードにつき1ルームで、全プランで無制限です。

HubSpotのコンタクトレコード右サイドバーの「Chatworkルーム紐付け」カード。紐付け中のルーム名、Chatworkでルームを開くリンク、紐付けを変更・解除するボタンが並ぶ
レコードのサイドバーに表示される「Chatworkルーム」カード

「Chatworkで開く」からワンクリックでChatworkのルームへ移動できるので、担当が変わっても「どのルームだったか」を探す必要がなくなります。

3. HubSpotの画面でやり取りする(Professional以上)

カードの「チャットを開く」で、紐付けたルームの最新100件をHubSpotの画面に表示できます。返信・引用・メンション・絵文字にも対応しているため、HubSpotとChatworkを行き来せずにレコード画面で対応を済ませられます。

4. やり取りをノートとして記録する(Enterprise)

紐付けたルームの新着メッセージを30分ごとに取得し、HubSpotのノートとして記録します。ノートは紐付いた取引・会社・コンタクトのすべてに関連付けられ、送信者名と時刻からChatworkの該当メッセージに飛べます。

「やり取りはChatworkに残っているが、HubSpotには何も残っていない」という状態がなくなるため、対応状況の確認や担当の引き継ぎでルームをさかのぼる手間が減ります。

料金プラン

料金はHubSpotポータル1つあたりの月額(税抜)です。まずはFreeプランで通知とルーム紐付けを試せます。

プラン月額主な内容
Free0円通知は月10件まで、ルーム紐付けは無制限
Professional3,000円通知が無制限、HubSpot画面で最新100件の表示と返信
Enterprise10,000円Professionalの全機能に加え、30分ごとのメッセージ同期(ノート記録)

支払いはクレジットカード(Stripe)です。アップグレードは即時反映され日割りで課金、ダウングレードは次回更新日から適用されます。最新の料金はサービスページでご確認ください。

導入は3ステップ

  1. HubSpotマーケットプレイスで「Sync for Chatwork」をインストールする
  2. アプリ設定の「接続」タブでChatworkに接続する(OAuth。SAML/SSO環境ではAPIトークンの入力にも対応)
  3. ワークフローに「Chatworkに通知」を追加し、レコードのサイドバーでルームを紐付ける

最初の通知は、次の2つから始めるのがおすすめです。

  • 新規の問い合わせ — フォーム送信をきっかけに、営業のルームへ会社名と問い合わせ内容を通知する
  • 取引ステージの変更 — 受注・失注などのステージに入ったら、マネージャーのルームへ取引名と金額を通知する

通知を増やしすぎると埋もれて読まれなくなります。2つが定着してから、チケット作成や担当ごとの振り分けへ広げていくと運用が崩れません。

GASやYoomを組んだほうがよいケース

Sync for Chatworkが扱うのは「HubSpotからChatworkへの通知」と「紐付けたルームのやり取りをHubSpotで見る・残す」ことです。次のような処理は対象外なので、GASやYoomで別に組みます。

  • Chatworkで受け取ったメッセージから、HubSpotにレコードを作る — 例:問い合わせ用ルームへの投稿からコンタクトやチケットを新規作成する。Yoomには「Chatworkの特定条件のメッセージからHubSpotにコンタクトを作成する」テンプレートがあります
  • メッセージの内容でプロパティを更新する — 例:「納期変更」の投稿を受けて取引の日付を書き換える
  • ファイルを連携する — Sync for Chatworkはファイルの送受信に対応していません

なお、Zapierで提供されているChatworkの機能はメッセージ送信などのアクションのみで、Chatworkの投稿を起点にするトリガーがありません。「Chatwork→HubSpot」の処理を組むなら、YoomかGAS(ChatworkのWebhookを受ける形)が現実的です。

通知とやり取りの記録はSync for Chatwork、受信メッセージを起点にした処理はGASやYoom、と役割を分けると、それぞれの仕組みが小さく保てます。

導入前に知っておきたい注意点

  • 接続するChatworkアカウントが、対象のルームに参加している必要があります
  • HubSpot画面に表示されるのは最新100件までです。それより前はChatworkで確認します
  • メッセージ同期の初回は最新100件までで、過去の履歴はさかのぼりません。短時間に100件を超える投稿があったルームでは同期されないメッセージが出る場合があり、その旨はノートの冒頭に記載されます
  • ルーム紐付けとカードは取引・会社・コンタクトが対象です(チケットはワークフロー通知のみ)
  • APIトークンで接続した場合は個人のアカウントに紐づくため、担当者の退職・異動時に再設定が必要です
  • ワークフロー通知は、HubSpotのワークフロー機能が使えるプランで利用します

よくある質問

Q. HubSpotとChatworkを連携するには何を使えばよいですか?

HubSpotのワークフローからChatworkへ通知したい、取引や会社にChatworkのやり取りを残したい、という用途なら、HubSpotアプリのSync for Chatworkが基本です。HubSpotマーケットプレイスからインストールし、Chatworkに接続すれば使えます。Chatworkで受け取ったメッセージから新しいコンタクトやチケットを作りたい場合は、GASやYoomで個別に組みます。

Q. Sync for Chatworkは無料で使えますか?

Freeプラン(月額0円)があり、ワークフロー通知は月10件まで、ルームの紐付けは無制限で使えます。通知を無制限にしてHubSpot画面から返信するならProfessional(月額3,000円・税抜)、やり取りをノートとして自動記録するならEnterprise(月額10,000円・税抜)です。料金はHubSpotポータル1つあたりです。

Q. Chatworkのフリープランでも使えますか?

使えます。Chatwork APIはフリープランを含む全プランで利用できます。ただし、接続するChatworkアカウントが対象のルームに参加している必要があります。

Q. ワークフローごとにYoomやZapierのフローを作る必要はありますか?

ありません。Sync for ChatworkはHubSpotのワークフローに「Chatworkに通知」アクションを追加するため、ワークフローの中で送信先ルームIDと本文を設定するだけで通知できます。送信先ルームIDにもプロパティを差し込めるので、担当ごとのルームへの振り分けも1つのアクションで設定できます。

Q. Chatworkの過去のやり取りもHubSpotに取り込めますか?

Enterpriseプランのメッセージ同期は、紐付けたルームの新着メッセージを30分ごとにノートとして記録します。初回の同期は最新100件までで、それより前の履歴はさかのぼりません。古い履歴はChatworkで確認してください。

まとめ

HubSpotとChatworkの連携は、Sync for Chatworkを基本に考えるのが手間もコストも小さく済みます。ワークフローにアクションを置くだけで通知でき、ルームの紐付けからやり取りの記録まで、HubSpotの中で完結します。

Chatworkで受け取ったメッセージからレコードを作るなど、受信を起点にした処理が必要になったときだけ、GASやYoomを組み合わせてください。企業様によって最適な形は異なりますので、運用に合わせて組み合わせを選んでいただくのがよいと考えています。

HubSpot ゴールドパートナーが開発・提供

Sync for Chatworkは、HubSpotのワークフローからChatworkへの通知、レコードとルームの紐付け、やり取りのノート記録までをHubSpotの中で完結させるアプリです。

無料プランから試せます。インストールは HubSpotマーケットプレイス から。


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著者情報

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今枝 / Imaeda

株式会社StartLink 代表取締役。累計150社以上のHubSpotプロジェクト支援実績を持ち、Claude CodeやHubSpotを軸にしたAI活用支援・経営基盤AXのコンサルティング事業を展開。
HubSpotのトップパートナー企業や大手人材グループにて、エンタープライズCRM戦略策定・AI戦略ディレクションを経験した後、StartLinkを創業。現在はCRM×AIエージェントによる経営管理支援を専門とする。