「MAツールを導入したいけれど、HubSpotとSATORI、どちらが自社に合うのかわからない」
「海外製のHubSpotと国産のSATORI、日本企業にはどちらが適しているの?」
——MAツール選定で最終的にこの2つで迷う企業は多いのではないでしょうか。
HubSpotは、CRM・MA・SFA・CMSを統合したオールインワンプラットフォームで、世界228,000社以上が導入するグローバルスタンダードのツールです。一方SATORIは、日本市場に特化して開発された国産MAツールで、匿名リード管理に強みを持つのが特徴です。
本記事では、HubSpot導入支援を手がけるStartLinkの視点から、両ツールの機能・料金・サポート体制を徹底比較し、自社に最適なMAツールを選ぶための判断基準を解説します。
この記事でわかること:
出典: SATORI (satori.marketing)
| 比較項目 | HubSpot | SATORI |
|---|---|---|
| 提供元 | HubSpot, Inc.(米国) | SATORI株式会社(日本) |
| リリース年 | 2006年 | 2015年 |
| 導入社数 | 228,000社以上(世界135か国) | 1,000社以上(日本中心) |
| 製品カテゴリ | CRM+MA+SFA+CMS+Service統合型 | MA特化型 |
| 無料プラン | あり(CRM基本機能+各Hub制限付き) | なし |
| 最小有料プラン | Starter: 月1,800円〜/シート | 月148,000円〜(初期費用300,000円〜) |
| 日本語サポート | あり(一部英語ベース) | 完全日本語対応 |
| 匿名リード管理 | 限定的 | 標準搭載(強み) |
| 機能 | HubSpot | SATORI |
|---|---|---|
| フォーム作成 | ドラッグ&ドロップで作成可能。埋め込み・ポップアップ対応 | テンプレートから簡単作成。ポップアップ・プッシュ通知対応 |
| LP作成 | 標準搭載(ドラッグ&ドロップビルダー) | 基本的なLP作成機能あり |
| 匿名リード管理 | Cookie追跡は可能だが、匿名状態での詳細管理は限定的 | 強み: 匿名リードの行動履歴を管理・セグメント化可能 |
| フリーメールブロック | 対応(ドメインブロック設定可能) | 対応 |
| チャットボット | 標準搭載(AIチャットボット含む) | なし(外部ツール連携が必要) |
SATORIの最大の特徴は匿名リード管理です。Webサイトを訪問したがフォーム送信していないユーザーの行動履歴を追跡し、「まだ実名化していないリード」に対してもポップアップやプッシュ通知でアプローチできます。これはBtoBのリード獲得において結構ミソになってくるポイントです。
一方HubSpotは、チャットボット・LP・フォーム・SNS連携まで含めたリード獲得のフルスタック機能を提供しており、匿名リードよりも実名リードの獲得・育成に強みを持ちます。
| 機能 | HubSpot | SATORI |
|---|---|---|
| メール配信 | 高度なパーソナライズ、A/Bテスト、スマート送信時間 | テンプレートメール配信、セグメント配信 |
| ワークフロー(自動化) | Professional以上で利用可能。条件分岐・遅延・AI活用 | シナリオ設計による自動メール配信 |
| リードスコアリング | 行動+属性の複合スコアリング(MAX100点設計が可能) | 行動ベースのスコアリング |
| ステップメール | 遅延設計が細かく設定可能。開封・未開封での分岐も | 基本的なステップメール機能 |
HubSpotのナーチャリング機能は、ライフサイクルステージ→ワークフロー→リードスコアリング→シーケンスという一気通貫のフロー設計が可能な点が強みです。「定性的なものは20点まで、ウェブ行動は80点MAXにする」といった細かいスコアリング設計ができます。
| 機能 | HubSpot | SATORI |
|---|---|---|
| CRM/SFA | 標準搭載(Sales Hub) | 非搭載(外部CRM/SFA連携が必要) |
| パイプライン管理 | かんばんビュー、加重金額フォーキャスト | なし |
| シーケンス(営業メール自動化) | 標準搭載 | なし |
| 見積もり作成 | 標準搭載 | なし |
ここが両ツールの最大の違いです。HubSpotはMA+CRM+SFAが1つのプラットフォームに統合されているため、マーケから営業への引き渡しがシームレスに行えます。SATORIはMA特化型のため、営業管理にはSalesforceやkintoneなどの別ツールとの連携が必要です。
Salesforce経験者の方であれば、HubSpotのSFA機能はSalesforceに近いUXで、かつ学習コストが低いと感じるかもしれません。
| 機能 | HubSpot | SATORI |
|---|---|---|
| ダッシュボード | 高度なカスタムダッシュボード(会議シーン別に分割可能) | 基本的なレポート機能 |
| カスタムレポート | Professional以上(複合レポート、ピボット対応) | 標準的なレポート |
| アトリビューション分析 | マルチタッチアトリビューション対応 | チャネル別の基本分析 |
| 定期配信 | PowerPoint/PDF形式で毎週自動配信可能 | なし |
| 機能 | HubSpot | SATORI |
|---|---|---|
| Webサイト構築 | Content Hub(CMS標準搭載) | なし(外部CMS利用) |
| ブログ機能 | 標準搭載(SEO推奨機能付き) | なし |
| 会員サイト | 標準搭載 | なし |
HubSpotはContent Hub(CMS)を統合しているため、Webサイト・ブログ・LPをすべてHubSpot内で管理できます。「通常こういうところを結構業者さんに頼むと高かったりすると思うんですが、こうした作業を内製できるのが良い点です。」
| 機能 | HubSpot | SATORI |
|---|---|---|
| AIチャットボット | Breeze顧客対応エージェント | なし |
| AI営業支援 | 案件創出エージェント、Copilot | なし |
| AIコンテンツ生成 | メール・ブログ・SNS投稿のAI生成 | なし |
| AIデータ入力 | スマートプロパティ(企業情報自動取得) | なし |
HubSpotはBreeze AIを軸にAI機能を急速に拡充しています。ただし「まだ日本語対応がそこまでできていないので今後の期待かな」という面もあり、英語ドリブンの企業であればより活用しやすいです。
出典: HubSpot (hubspot.jp/pricing/marketing)
| プラン | HubSpot | SATORI |
|---|---|---|
| 初期費用 | 0円(セルフ導入の場合) | 300,000円〜 |
| 最小月額 | Starter: 1,800円/シート | 148,000円〜 |
| 3名利用・月額 | Starter: 約6,000円 | 148,000円〜 |
| MA本格活用 | Professional: 約96,000円〜/月 | 148,000円〜/月 |
| 年間コスト(MA本格利用) | 約115万円〜 | 約208万円〜(初期費用含む) |
コスト面のポイント:
HubSpotのStarterプランは月1,800円から始められ、法人のCRMの中でもかなり狙い目です。3名利用でも月6,000円程度で、スプレッドシートでの管理から脱却できます。
| 項目 | HubSpot | SATORI |
|---|---|---|
| 日本語サポート | あり(メール・チャット) | 完全日本語(電話・メール・チャット) |
| オンボーディング | HubSpot Academy(無料)+ 有料オンボーディング | カスタマーサクセスプログラム |
| コミュニティ | 日本語コミュニティあり | ユーザー会・セミナーあり |
| 認定パートナー | 日本国内に多数のパートナー企業 | パートナー企業あり |
| ナレッジベース | 日本語記事多数(一部英語) | 完全日本語 |
SATORIは国産ツールならではの完全日本語サポートが強みです。電話サポートやハンズオンセミナーなど、日本企業に親和性の高いサポート体制が整っています。HubSpotは日本語サポートも充実してきていますが、最新機能のドキュメントは英語が先行する場合があります。
| 特徴 | 理由 |
|---|---|
| MA+CRM+SFAを1つのツールで統合したい | オールインワンで一元管理が可能 |
| スモールスタートで始めたい | 無料〜Starter月1,800円から段階的に拡張 |
| 将来的にAI活用を見据えている | Breeze AIによるMA・営業・サポートの自動化 |
| コンテンツマーケティングに注力する | Content Hub(CMS)でWebサイト・ブログを内製化 |
| グローバル展開を視野に入れている | 多言語対応、グローバルで228,000社の実績 |
| 営業とマーケの連携を強化したい | リードからパイプラインまで一気通貫で可視化 |
| 特徴 | 理由 |
|---|---|
| 匿名リードの獲得・育成を重視する | 匿名リード管理がSATORIの最大の強み |
| 完全日本語のサポートが必須 | 国産ツールならではの手厚い日本語サポート |
| すでにSalesforce等のSFAを導入済み | MA特化型としてSFAと組み合わせて使える |
| 社内のITリテラシーに不安がある | 日本語UIとサポートで安心して利用可能 |
| BtoB展示会からのリード獲得が多い | 匿名→実名化のプロセスに強みがある |
MA機能だけが必要なのか、CRM・SFA・CMSまで含めた統合基盤が必要なのかで選択肢が変わります。別ツールのSFAと連携する運用はデータの分散リスクがあるため、可能であれば統合型が望ましいかなと思います。
月額費用だけでなく、初期費用・連携ツールの費用・運用工数を含めた総コストで比較しましょう。SATORIにSalesforceを組み合わせると、月額費用はHubSpot Professional単体より高くなるケースがあります。
企業の成長に伴い、必要な機能は変化します。HubSpotはStarter→Professional→Enterpriseと段階的に拡張でき、カスタムオブジェクトやサンドボックスなど大企業向けの機能も備えています。
すでにSalesforceを使っている場合、HubSpot Marketing Hub + Salesforce SFAの併用も選択肢です。「Salesforceを使っているからHubSpotのMA導入はできない」ということはなく、データ連携はしっかりできます。
運用担当者のスキルレベルや人数も選定基準になります。HubSpotはHubSpot Academy(無料)で体系的に学べる点が強みですが、SATORIは日本語の手厚いサポートで運用を支えてくれます。
HubSpotとSATORIは、それぞれ異なる強みを持つMAツールです。
HubSpotが向いている場合:
SATORIが向いている場合:
企業様によって最適なツールは異なりますので、まずは自社の課題と優先順位を整理した上で判断いただくのがいいかなと思います。HubSpotをご検討の場合は、無料プランでまずは実際の操作感を試してみることをおすすめします。HubSpot全プラン比較やMarketing Hub解説も合わせてご参照ください。
A. コスト面では、HubSpotのStarterプラン(月1,800円〜)の方が圧倒的に始めやすいです。SATORIは月148,000円〜のため、年間コストで約170万円以上の差があります。MA+CRM+SFAを統合で使いたい場合はHubSpot、匿名リード管理に特化したい場合はSATORIが適しています。
A. はい、可能です。SATORIで管理しているコンタクトデータをCSV/Excelでエクスポートし、HubSpotにインポートすることで移行できます。ワークフローやスコアリングの設定はHubSpot側で再構築が必要です。
A. HubSpotもCookieベースのWebサイト訪問者トラッキングは可能ですが、SATORIのように匿名状態のリードをセグメント化してポップアップやプッシュ通知でアプローチする機能は限定的です。匿名リード管理を重視するならSATORIに優位性があります。
A. 技術的には可能ですが、コストと運用の複雑さからおすすめしません。MAツールは1つに統一し、必要に応じてSFA(Salesforce等)やCMS(WordPress等)と連携する方が効率的です。
A. 管理画面・ナレッジベースの多くは日本語対応しており、日本法人のサポート体制も年々強化されています。ただし、AI機能や最新アップデートは英語が先行する場合があります。日本語のみで完結したい場合はSATORIの方が安心感があります。