「HubSpotに入力した情報を確認するためにいちいちHubSpotを開かないといけない」「Slackで共有された商談情報をHubSpotに転記する手間が大きい」——こうした情報の分散に悩んでいる企業様は多いかと思います。
HubSpotとSlack/Microsoft Teamsの連携とは、CRMの通知やレコード情報をチャットツール上で直接受け取り・共有できる機能です。 ワークフローによる自動通知、スラッシュコマンドによるレコード検索、チャネルとレコードの関連付けなど、日常的に使うチャットツールとCRMをシームレスにつなげることで、営業・マーケティングチームの業務効率を大幅に向上できます。
この記事では、以下のポイントを解説します。
HubSpotとSlackの連携は、HubSpotの公式連携アプリとして提供されており、無料プランからでも基本的な連携が利用可能です。
| 機能 | 内容 | 必要プラン |
|---|---|---|
| 通知の受信 | タスク・フォーム送信・取引更新等をSlackで受信 | 無料〜 |
| スラッシュコマンド | /hubspotでCRMレコードを検索・共有 |
無料〜 |
| チャネル関連付け | 会社/取引レコードとSlackチャネルを紐づけ | 無料〜 |
| ワークフロー通知 | 条件に基づくカスタム通知をSlackに自動送信 | Professional〜 |
| レコード作成 | Slackから直接コンタクト・取引を作成 | 無料〜 |
HubSpotの設定画面から「連携」→「アプリマーケットプレイス」に移動し、「Slack」を検索してインストールします。HubSpotアカウントとSlackワークスペースの接続を承認します。
HubSpotの設定画面で「通知」→「他のアプリ」タブに移動し、「Slack」のスイッチをオンにします。受け取りたい通知タイプ(タスク割り当て、フォーム送信、メンションなど)のチェックボックスを選択します。
特定の会社レコードや取引レコードをSlackのチャネルに関連付けることで、そのレコードに新しいアクティビティ(メモ、コール、メール、タスク、ミーティング)が記録されたときにSlack通知が自動的に送信されます。
Webサイトのフォームから問い合わせがあった際に、即座にSlackチャネルに通知を送信します。これにより、リードへの初回対応スピードを大幅に短縮できます。
スプレッドシートとかで管理していてSlackに連絡をして、それをまたHubSpotに行くとなると結構情報が分散するんですけども、全部HubSpotに入っていれば過去のやり取りが一覧で確認できます。
取引のステージが変更された際(例: 「提案中」→「見積もり提示」)に、営業マネージャーや関連チームに自動通知します。パイプラインの進捗をリアルタイムに把握できるため、適切なタイミングでのフォローが可能になります。
HubSpotでタスクが割り当てられた際にSlackで通知を受け取れます。営業担当者がSlack上ですぐにタスクを確認し、対応を開始できます。
HubSpotのワークフロー機能(Professionalプラン以上)を使えば、特定の条件に基づいたカスタム通知をSlackに送信できます。これが結構ポイントになってきます。
活用例:
ワークフローから送信するSlack通知には、アクションボタンを追加することも可能です。例えば、「タスクを作成する」「アクティビティを記録する」といったボタンを通知に含めることで、Slack上から直接HubSpotのアクションを実行できます。
HubSpotのレコード内でチームメンバーをメンションした際に、Slack経由で通知を受け取れます。CRM上での社内コミュニケーションがスムーズになります。
Slackのメッセージ入力欄で /hubspot と入力すると、HubSpotのコンタクト、会社、取引などのレコードを検索して、チャネルに共有できます。
/hubspot [検索キーワード]
例えば /hubspot 株式会社サンプル と入力すると、HubSpotに登録されている「株式会社サンプル」の会社レコードやコンタクトレコードが検索結果として表示されます。
営業会議の前にSlack上で取引情報をサッと確認したり、チームメンバーに担当顧客の情報を共有したりする際に非常に便利です。
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| レコード検索・共有 | Teams内でHubSpotレコードを検索して共有 |
| チャネル関連付け | 会社/取引レコードとTeamsチャネルを紐づけ |
| アクティビティ同期 | メモ・コール・メール・タスクの記録を同期 |
| ワークフロー通知 | カスタム通知をTeamsに送信 |
フォーム送信 → ワークフローで営業担当者を自動割り当て
→ 割り当て先の担当者にSlack通知 → Slack上でレコードを確認
→ HubSpotから架電・メール送信
大型案件ごとにSlackチャネルを作成し、HubSpotの取引レコードと関連付けます。関係者全員が案件の進捗をリアルタイムに把握でき、情報の分散を防げます。
ワークフローのスケジュール機能を使って、毎朝決まった時間にその日のタスクや商談状況をSlackに配信する仕組みを構築できます。ダッシュボードを意味合いごとに営業会議用とかタスク管理ボード用に分けていただくと、シーンで使い分けていただくことができます。
全ての通知をSlackに流すと、情報過多で重要な通知が埋もれてしまいます。本当に即時対応が必要な通知のみSlackに流し、それ以外はHubSpotの通知センターで確認するという切り分けが重要です。
通知先のチャネルをしっかり設計しないと、関係のないメンバーに通知が飛んだり、逆に必要な人に届かなかったりします。用途別(リード通知用、案件進捗用、サポート用など)にチャネルを分けることを推奨します。
基本的な通知は無料プランでも利用可能ですが、ワークフローによるカスタム通知の自動化にはProfessionalプラン以上が必要です。ワークフローとカスタムレポートは、Professionalへのアップグレードを検討する際の大きな判断ポイントになります。
HubSpotとSlack/Teamsを連携することで、CRMの情報をチャットツール上でシームレスに活用でき、チーム全体の業務効率が大幅に向上します。
日常的に使うSlack/Teamsを「CRMへの入り口」として活用することで、HubSpotへのデータ入力率も自然と向上します。まずは通知設定から始めて、段階的に活用範囲を広げていただければなと思います。
はい、基本的な連携(通知の受信、スラッシュコマンド、チャネル関連付け)は無料プランでも利用可能です。ワークフローを使ったカスタム通知の自動化にはProfessionalプラン以上が必要になります。
はい、HubSpotはSlackとMicrosoft Teamsの両方と同時に連携可能です。チームの一部がSlack、一部がTeamsを使っている場合でも、それぞれの環境でHubSpotの情報を活用できます。
ワークフロー通知には、コンタクト名、会社名、取引金額、ステージ、カスタムプロパティの値など、HubSpotのレコード情報を動的に含めることができます。また、「タスク作成」「アクティビティ記録」などのアクションボタンを追加して、Slack上から直接HubSpotのアクションを実行することも可能です。
はい、ワークフローの設定で特定のユーザーのDMに通知を送ることが可能です。また、通知設定でSlackのDMをデフォルトの通知先として設定することもできます。チャネルへの通知とDMへの通知を使い分けることで、チーム共有と個人対応を効率的に管理できます。