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title: カスタマーサクセスの立ち上げと設計｜チャーンレート改善とLTV向上の仕組み
description: カスタマーサクセスとは、顧客の成果達成を能動的に支援し、解約防止とLTV最大化を実現する組織機能です。チャーンレートの計測方法、ヘルススコア設計、CSライフサイクル、HubSpot Service Hubでの仕組み化までを体系的に解説します。
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# カスタマーサクセスの立ち上げと設計｜チャーンレート改善とLTV向上の仕組み

- 2026年4月13日
- 最終更新: 2026年10月12日

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この記事の結論

カスタマーサクセスを立ち上げる際は、顧客が達成したい成果を定め、継続利用を妨げる兆候を確認し、担当者の次の行動まで決めることが重要です。 解約率を計測するだけでは、どの顧客に何をすべきかは決まりません。

ブログ目次

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## 記事の内容を、そのまま実務に落とし込みたい方向け

HubSpotゴールドパートナーのStartLinkが、HubSpot導入・AI活用・CRM整備・業務効率化までをまとめて支援しています。記事で気になったテーマを、そのまま相談ベースで整理できます。

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**カスタマーサクセスを立ち上げる際は、顧客が達成したい成果を定め、継続利用を妨げる兆候を確認し、担当者の次の行動まで決めることが重要です。** 解約率を計測するだけでは、どの顧客に何をすべきかは決まりません。

「解約が増えているが原因を整理できていない」「問い合わせには対応しているが、利用状況に応じた働きかけができていない」。こうした状態なら、顧客の目標、利用上の課題、対応履歴を同じ顧客単位で確認するところから始めます。解約した顧客と継続している顧客を比べ、繰り返し現れる課題を選ぶと、支援の優先順位を決めやすくなります。

カスタマーサクセス（CS）は、顧客が自社のプロダクトやサービスを通じて目指す成果に向け、利用開始後も支援を続ける活動です。カスタマーサポートが主に問い合わせを起点とするのに対し、CSでは顧客との対話や利用状況から支援の必要性を判断します。収益拡大との関係は[収益拡大完全ガイド](https://start-link.jp/hubspot-ai/btob-marketing/revenue-growth)も参照してください。

## この記事でわかること

CSの担当範囲を決め、計測から顧客への対応までを一続きの運用にするため、次の順序で説明します。

- **カスタマーサクセスとサポートの役割分担** — 問い合わせから継続支援へ引き継ぐ条件と、兼務する場合の記録方法を整理します
- **CSを始める判断基準** — 顧客数に加え、対応の抜けや解約理由の把握状況から優先事項を決めます
- **チャーンレートの計測と原因分析** — 顧客数と収益への影響を分け、顧客の発言と担当者の推測を区別して対策を選びます
- **ヘルススコアの設計と見直し** — 指標を選ぶ順序、通知後の確認事項、配点や対象を修正する条件を示します
- **CSライフサイクルとHubSpotでの運用** — 導入から契約更新まで、次の段階へ進む条件と担当者の行動をつなげます

まず自社で確認できる記録を洗い出し、欠けている情報と対応が途切れている場面を特定してください。その結果を基に、最初に整える記録と対応手順を選びます。

## カスタマーサクセスとカスタマーサポートの違い

どちらも顧客を支える仕事ですが、対応を始めるきっかけと、完了を判断する条件が異なります。以下の表で基本的な役割を確認したうえで、問い合わせから継続支援へ引き継ぐ場面を自社の業務に当てはめます。

### 比較表で見る役割の違い

| 比較軸 | カスタマーサポート | カスタマーサクセス |
| --- | --- | --- |
| アプローチ | 受動的（問い合わせ対応） | 能動的（先回りの支援） |
| 目的 | 問題の解決 | 顧客の成果達成・解約防止 |
| 指標 | 対応速度、解決率 | チャーンレート、NPS、LTV |
| 発動タイミング | 顧客から連絡があった時 | 解約兆候を検知した時 |

たとえば、同じ操作について問い合わせが続いたとします。操作方法を回答し、使える状態になったことを確かめるのはサポートの仕事です。その操作が顧客の業務でなぜ必要かを確認し、利用が進まない原因への支援を計画するなら、CSの仕事にもつながります。

引き継ぐ際は、問い合わせ内容、解決済みの点、残る課題、顧客が達成したいこと、次に確認する担当者を記録します。問い合わせが解決していても顧客の目的に向けた作業が止まっている場合は、CS側で次の接点を決めます。

### 解約防止だけではない「攻め」の機能

追加提案の前に、顧客が当初の目的に向けて利用できているかを確かめます。利用が進んでいても、顧客が期待した成果を確認できていなければ、まず目標と現状の認識を揃えます。

次の課題について顧客と合意でき、現在の支援ではその課題を扱えない場合に、支援内容や提案を検討します。課題が曖昧なままなら提案を急がず、顧客が必要とする成果を聞き直します。

### 組織としての切り分け方

専任者を置くかどうかは、問い合わせの量だけでは決められません。顧客の目標確認、利用状況の点検、課題への対応に必要な時間を、現在の担当者が確保できるかを見ます。

同じ担当者がサポートとCSを兼ねる場合も、「問い合わせへの回答」と「顧客の成果に向けた次の行動」を別々に記録します。後者が繰り返し後回しになるなら、担当の割り当てや業務量を見直す段階です。役割を分けた後も、引き継いだ課題が解消したかを双方で確認できるようにします。

## なぜカスタマーサクセスが重要なのか

継続利用を前提とする事業では、既存顧客が利用を続けられるかも収益に関わります。ただし、解約率の変化だけでCS活動の成否を決めると、どの支援が必要だったかを見失います。次の順に確認します。

1. **解約件数**
2. **収益への影響**
3. **顧客が述べた理由**

### 売上成長の「守り」の要

解約が起きたら、件数と減収額を分けて見ます。小規模な契約の解約が重なっている場合と、大きな契約の解約が起きた場合では、優先して調べる顧客群が異なります。契約群を分けたうえで、導入目的や利用上の課題に共通点があるか確認してください。

既存顧客からの増収も合わせて確認します。ただし、増収によって全体の収益が維持されていても、解約した顧客の課題は別に調べます。原因が分かれば、同じ状況にある継続顧客への支援を検討できます。

### 新規獲得コストと既存維持コスト

新規獲得と既存顧客への支援は、費用だけで単純に比較できません。投資を判断するときは、対象顧客、支援に必要な工数、継続利用によって維持したい価値を揃えて比較します。

まず、支援を必要とする顧客群と課題を決めます。次に、その課題に合う支援を試し、顧客の利用や成果の確認方法に変化があったかを見ます。支援を増やしても課題が変わらない場合は、接触回数ではなく支援内容や対象の選び方を見直します。

### LTVを考えるときに確認すること

LTVを検討する際は、契約が続いているかだけでなく、契約内容の変化と支援にかかる工数も確認します。継続期間の異なる顧客を比較する場合は、どの時点からどの収益と費用を集計したかを揃えてください。

LTVの改善を目指す施策でも、顧客が求める成果を確認できていなければ、追加提案より現在の利用課題への対応を優先します。成果を確認でき、次の課題が明確になったときに、提案の必要性を判断します。

### 顧客データの分散が解約兆候を見えなくする

顧客とのやり取りが個人のメールや別々の管理表に散らばると、担当者以外が経緯を追いにくくなります。まず、次の項目を顧客単位で確認できるようにします。

- **契約の目的**
- **主要な関係者**
- **利用上の課題**
- **次の連絡予定**

利用頻度の低下を見つけたら、記録の欠落や利用目的の変化を先に確認します。利用が減ったことだけで解約の危険を判断せず、必要に応じて顧客に状況を尋ねます。確認の結果、支援が必要なら担当者と対応後の確認方法を決めます。

## CS組織が必要になるタイミング

組織を作る時期は、顧客数だけでは判断できません。顧客ごとの支援の複雑さと、現在の体制で約束した対応を続けられるかを確認します。この節では、着手を判断する兆候と、専任組織を作る前に試せる運用を整理します。

### 顧客数の目安

件数そのものを基準にするより、次の状態が起きているかを見てください。

- 解約理由や利用上の課題が、担当者に聞かなければ分からない
- 顧客との次の接点が決まらず、対応が途切れている
- 導入時に合意した目標の達成状況を確認できない
- 対応すべき顧客を選ぶ基準がなく、急ぎの依頼だけで予定が埋まる

該当する場合は、まず、どの記録が欠け、どの対応が遅れているかを顧客単位で確認します。記録と担当者の行動を整えても対応が続かないなら、専任の役割や組織を検討します。

### スモールスタートでの進め方

最初に、チャーンレートの計測対象と解約理由の記録方法を決めます。次に、解約した顧客だけでなく、継続している顧客についても目標と利用状況を確認します。両者を比べ、共通するつまずきが見つかったところから支援を試します。

対応記録には、確認した事実、担当者の仮説、実施する支援、次の確認予定を分けて残します。対策後に想定した変化が見られなければ、原因の分類、支援の内容、実施するタイミングを見直します。企業様によって最適な形は異なります。顧客との関わり方やサービスの複雑さに合わせ、担当範囲を広げてください。

## チャーンレートの計測と改善フレームワーク

計測の前に、対象とする契約、解約の扱い、集計期間を揃えます。定義が変わると前後の数値を比較しにくくなるため、変更した場合は記録を残します。そのうえで、全体の変化から調べる顧客群を選び、個別の理由を確認します。

次の図は、顧客の目標と解約理由を確かめ、支援の結果を見直す手順を示します。数値を確認した後も、顧客への対応と再確認まで進めるための順序として使ってください。

![顧客の目標確認から解約対策の見直しまでの5手順](https://start-link.jp/hubfs/blog/screenshots/generated/ZZ-10_figure_r1007_01.png)

### チャーンレートの種類と計算方法

| 指標 | 計算式 | 用途 |
| --- | --- | --- |
| 顧客チャーンレート | 解約顧客数 / 期首の総顧客数 × 100 | 顧客数の減少率を把握 |
| 収益チャーンレート（Gross） | 解約による減収額 / 期首のMRR × 100 | 収益への影響を把握 |
| ネットチャーンレート | (減収額 - 既存顧客の増収額) / 期首のMRR × 100 | 解約とアップセルの差し引き |

まず顧客数への影響を見て、次に収益への影響を確認します。差が大きければ、どの契約群で解約が起きたかを調べます。比較する際は、集計対象や減収額に含める範囲を揃え、変更があった場合はその内容を残します。

集計した数値だけで対策を決めず、該当する顧客の導入目的、利用状況、解約時に聞いた理由と照らし合わせてください。理由が記録されていない顧客を推測で分類せず、確認できない状態として扱います。

### ネットチャーンレートというゴール

ネットチャーンレートは、既存顧客の減収と増収を合わせて見る指標です。改善していても、解約が減った結果なのか、一部顧客の増収によるものなのかを分けて確認します。

解約が続いているなら、ネットの数値だけを目標にせず、解約した顧客群を調べます。一方、解約が減っていても増収が見込めない場合は、顧客が現在の目的を達成できているか、次の課題について対話できているかを確認します。調べる課題によって、見る指標と担当者の行動を変えます。

### チャーン原因の分析フレームワーク

| 解約理由カテゴリ | 具体例 | 対策の方向性 |
| --- | --- | --- |
| プロダクトの課題 | 必要な機能がない、使いづらい | プロダクト開発チームへのフィードバック |
| 価格 | 費用対効果が合わない | 料金プランの見直し、価値の再訴求 |
| 活用不足 | ログイン頻度が低い、機能が使われていない | オンボーディングの改善、トレーニング提供 |
| 社内事情 | 担当者の異動、予算削減、組織変更 | 複数の関係者との接点構築 |
| 競合への乗り換え | 競合の方が優位と判断 | 差別化ポイントの明確化 |

分類するときは、顧客が述べた理由と、担当者が推測した原因を分けて記録します。たとえば「価格が合わない」という声があっても、期待した成果を確認できなかったことが背景にあるかもしれません。その場合も、顧客との会話や利用状況で確かめるまでは仮説として扱います。

対策を選ぶ際は、同じ分類の顧客でも導入目的やつまずいた場面が共通するかを確認します。共通点があれば、その場面への支援を試します。対策後に同じ課題が続くなら、支援が実施されたか、原因の捉え方が合っていたかを見直し、必要に応じてプロダクト開発や営業にも共有します。

## ヘルススコアの設計

ヘルススコアは、顧客の状態を確認する入口です。解約を予言する数字として扱わず、担当者が状況を調べるきっかけとして設計します。先に顧客の成果と確認したい変化を決め、その変化を捉えられる指標を選びます。

### ヘルススコアの構成要素

以下の配点と計測方法は設計例です。自社で取得できるデータと、顧客の成果との関係を確認してから採用してください。

| 要素 | 配点例 | 計測方法 |
| --- | --- | --- |
| プロダクト活用度 | 40点 | ログイン頻度、主要機能の利用率 |
| エンゲージメント | 30点 | ミーティング実施頻度、メール開封率 |
| ビジネス成果 | 20点 | KPI達成状況、ROIの実感 |
| 関係性 | 10点 | 意思決定者との接点有無、NPS回答 |

最初に顧客が達成したい成果を確認し、その成果に関係する利用行動を選びます。取得しやすいだけの指標は優先しません。たとえばログインの多さが成果を表さないサービスなら、重要な作業の完了や顧客との目標確認を重視します。

指標を採用したら、スコアが高い顧客と低い顧客の記録を読み、担当者が把握している状況と合うかを確かめます。食い違いが繰り返し起きる場合は、記録の欠落、指標の選び方、配点の順に点検します。顧客ごとに利用目的が大きく異なるなら、同じ配点で比較する対象も見直します。

### スコアに基づくアクション設計

次のレンジとアクションも運用設計の例です。数値をそのまま危険度の判定基準にせず、契約内容と顧客の状況を確認してから行動を決めます。

| スコアレンジ | 状態 | アクション |
| --- | --- | --- |
| 80〜100点 | 健全 | アップセル提案、事例化の依頼 |
| 60〜79点 | 要注意 | 定期ミーティングの実施、活用促進コンテンツの送付 |
| 40〜59点 | 警告 | マネージャーエスカレーション、緊急ミーティングの設定 |
| 0〜39点 | 危険 | 経営層を含めた緊急対応、契約条件の見直し提案 |

スコアが下がったら、まず変化した項目と記録の欠落を確認します。次に、顧客の目標や業務に変化がないかを調べます。利用上の課題を確認できた場合に、顧客と対応を合意してください。

スコアが高くても、顧客が期待した成果を確認できていなければ、追加提案より目標のすり合わせを優先します。追加提案や契約条件の見直しは、スコアだけを根拠に進めず、顧客の目的と課題を確認した後に判断します。

### スコアを「運用」に載せる仕組み化

アラートには担当者、確認する記録、顧客へ連絡する条件、対応結果の記録先を結びつけます。通知を受けた担当者は、スコアの変化が実際の課題を表すかを確認し、対応が必要なら次の確認予定を残します。

通知だけが増えて対応されない場合は、閾値や対象顧客を見直します。対応できていても顧客の課題を捉えられない場合は、指標や配点を見直します。対応後には、課題が解消したか、引き続き確認が必要かを記録し、次の担当者にも判断の経緯が分かるようにします。

## CSライフサイクルの設計

顧客への支援は、導入時に目標を揃え、利用状況を見ながら調整し、次の課題が生まれたときに提案する流れで考えます。各段階には、実施する活動だけでなく、次へ進める条件と、進めない場合に確認することを決めます。

### フェーズ1：オンボーディング（受注後〜本格運用）

以下の期間は進行表の例です。実際の日程は、顧客側の準備、設定内容、合意した目標に合わせて決めます。

| ステップ | 期間目安 | 主なアクション |
| --- | --- | --- |
| キックオフ | 受注後1週間以内 | ゴール設定、スケジュール合意、関係者の特定 |
| 初期設定支援 | 1〜2週間 | 基本設定、データインポート、ユーザー登録 |
| トレーニング | 2〜4週間 | 主要機能の操作研修、活用シナリオの提示 |
| ゴール達成確認 | 4〜8週間 | 初期目標の達成状況確認、次のアクションの合意 |

キックオフでは「導入が完了した状態」と「顧客が成果を確認できる状態」を分けて合意します。設定が終わっても、担当者が必要な業務に使えていなければ、操作支援や業務手順の確認を続けます。

本格運用へ進む条件は、顧客と合意した利用方法を実行でき、成果をどう確認するかが決まっていることです。条件を満たさない場合は、未完了の作業、担当者、次の確認予定を明確にします。

### フェーズ2：定着（活用の深化）

- 顧客と合意した間隔でビジネスレビューを行い、当初の目標と現状を比べる
- 活用状況とヘルススコアの変化を確認し、変化の理由を担当者が調べる
- 利用上の課題に合う情報や支援を選び、実施後の状況を確認する

利用が停滞したら、機能の案内を増やす前に、担当者の変更、業務手順の変化、目標の変更がないかを聞きます。課題が操作にあるなら操作支援を、業務への組み込みにあるなら利用手順の確認を検討します。

定着を判断する際は、利用が続いていることに加え、顧客が当初の目的との関係を説明できるかを確かめます。説明できない場合は、利用量だけで次の段階に進めず、目標と確認方法を見直します。

### フェーズ3：拡大（アップセル・クロスセル）

追加提案に進む条件は、現在の利用目的について顧客と成果を確認でき、次に取り組む課題が明確になっていることです。利用データだけで判断せず、顧客が何を実現したいかを聞いたうえで提案内容を選びます。

提案後は、顧客が新たな課題への対応を必要としているかを確認します。課題が定まっていない場合や、現在の運用に未解決の問題がある場合は、先にその問題を扱います。

### フェーズ4：契約更新時の確認

更新に向けては、契約の予定だけを追わず、顧客が合意した目標、実施した支援、残る課題を振り返ります。顧客側の意思決定者や利用部門が変わっている場合は、現在の期待とこれまでの合意を改めて確認します。

更新の判断に必要な情報が揃わないときは、推測で継続意向を決めず、確認する相手と論点を明確にします。課題が見つかったら担当者と対応予定を決め、その結果を確認できる状態にして次へ進みます。

## HubSpot Service HubでのCS運用の仕組み化

HubSpotを使う場合は、先に顧客単位で必要な情報と担当者の行動を決め、それを記録・確認できる場所を設計します。利用できる機能や設定方法は、実際の利用環境で確認してください。この節では、機能を選ぶ順序と、自動化する前に決める運用条件を整理します。

### CS運用を支える主な機能

| 機能 | 用途 |
| --- | --- |
| カスタマーサクセスワークスペース | 担当顧客の一覧、ヘルススコアの可視化、アクション管理 |
| ヘルススコアの自動計算 | 活用データとエンゲージメントデータからスコアを自動算出 |
| アンケート（NPS/CSAT） | 顧客満足度を定期的に計測しトレンドを追跡 |
| チケット管理 | 問い合わせの対応状況を一元管理 |

機能を選ぶ際は、「どの顧客の、何の変化を見て、誰が動くか」から決めます。たとえば問い合わせを継続支援につなぐなら、チケットの件数だけでなく、解決後に残った課題と担当者の次の行動を確認できるかを見ます。

アンケートの回答やスコアも、それだけで結論を出さず、顧客とのやり取りや利用目的と合わせて確認します。必要な記録が揃わない場合は、計算や通知を先に増やすより、記録する項目と担当者を決めます。

### ワークフローによるCS業務の自動化

- ヘルススコアが設定した条件に当てはまったら、担当者に確認タスクを作る
- オンボーディングの完了を確認したら、次の状況確認を担当者に知らせる
- 契約更新の予定に合わせ、必要な確認事項を担当者のタスクにする
- NPSの回答に対応が必要な内容が含まれる場合は、担当者が内容を確認する

自動化する前に、対象となる顧客、通知を受ける担当者、確認する記録、対応済みとする条件を決めます。試行時には、通知された顧客を担当者が実際に確認できたか、対応不要の通知や対応漏れがないかを見ます。

不要な通知が多ければ条件を修正し、対応漏れがあれば担当者の割り当てと完了条件を見直してから対象を広げます。顧客への連絡は、記録を確認して内容を選ぶ運用と組み合わせます。

### 全体フローの中での位置づけ

HubSpotで営業からCSへ情報を引き継ぐ場合は、商談時に聞いた導入目的、約束した支援範囲、関係者、未解決の課題を確認します。記録が揃っていなければ、CSの活動を始める前に営業担当者と補います。

引き継ぎ後は、CS担当者が顧客と目標を確認し、商談時の認識と違いがあれば記録を更新します。HubSpot Service Hubでの顧客管理を検討する際は「[HubSpotのカスタマーサクセス機能活用ガイド](https://start-link.jp/hubspot-ai/hubspot/hubspot-features/hubspot-lifecycle-stage-design-guide)」も参照してください。

## よくある失敗パターンと向かないケース

CSを始めても、担当範囲と対応後の確認方法が曖昧だと、活動が続きません。ここでは、運用が止まりやすい場面ごとに、先に確認する記録と見直す条件を整理します。

### パターン1：CSをサポートの延長として立ち上げる

問い合わせ対応だけで予定が埋まり、顧客の利用状況を確認する時間が取れない状態です。問い合わせから継続支援が必要な課題を拾い、担当者と次の確認予定を決めます。

継続支援の予定を立てても実行できない場合は、個々の担当者の対応方法だけでなく、CSに割り当てる業務量と役割を見直します。

### パターン2：ヘルススコアを作ったが運用されない

スコアが変わっても、担当者の行動が決まっていない状態です。通知後に確認するデータ、顧客に聞く内容、対応結果の記録方法を決めます。

- **通知に対応できているのに課題を捉えられない** ── 指標や配点を見直します
- **担当者が確認する前に通知が埋もれる** ── 通知の対象と担当の割り当てを見直します

### パターン3：一人ですべての顧客を対応しようとする

全顧客に同じ頻度で個別対応すると、支援が必要な顧客への時間を確保しにくくなります。契約上の約束と顧客の課題を確認し、個別の対話が必要な顧客と、共通の案内で進められる顧客を分けます。

担当者が約束した対応を完了できない状態が続くなら、対象の分け方や体制を見直します。共通の案内を選んだ顧客についても、課題が解消しない場合に個別対応へ切り替える条件を決めておきます。

顧客の組織変更など、CSだけでは解決できない理由による解約もあります。原因を記録し、自社で対応できる課題と、対応が難しい課題を分けて振り返ります。

## よくある質問

### Q1. カスタマーサクセス組織はいつ立ち上げるべきですか？

顧客数だけで時期を決めず、顧客の目標や解約理由を把握できているか、必要なフォローを予定どおり行えているかを確認します。対応の抜けがあるなら、まず記録と担当者の行動を整えます。その運用を既存の体制で続けられない場合に、専任の役割や組織を検討します。

### Q2. チャーンレートの目標値はどのくらいに設定すべきですか？

一律の目標値を当てはめる前に、自社の集計方法を固定し、顧客数と収益の両面で現状を確認します。そのうえで、契約群ごとの違いと解約理由を調べ、改善したい対象を決めます。対策後は同じ定義で推移と顧客の課題を確認し、想定した変化がなければ対策や目標を見直します。

### Q3. CS担当者1名あたり何社を担当するのが適切ですか？

担当可能な社数は、必要な個別支援、導入の複雑さ、問い合わせ対応の兼務状況で変わります。まず顧客ごとに必要な活動を洗い出し、担当者が約束した対応を完了できるか確認してください。対応が遅れ始めたら、社数だけでなく支援方法と担当範囲を見直します。

### Q4. HubSpot以外のCRMでもカスタマーサクセスの仕組みは構築できますか？

構築可能です。顧客の目標、利用状況、解約理由、次の対応を記録し、担当者が確認できる形に整えることから始めます。利用中のCRMで扱える情報を確認し、足りない記録や運用手順を明確にしてください。担当者が課題を確認して対応結果を残せるなら、必要な記録から運用を始められます。

### Q5. カスタマーサクセスとカスタマーサポートは分けるべきですか？

役割は分けて定義します。組織や担当者を分けるかは、問い合わせ対応と継続支援の両方を実行できるかで判断してください。兼務する場合も、顧客の課題を誰が引き受け、いつ状況を確認するかを決めておきます。

## まとめ

カスタマーサクセスの立ち上げでは、顧客が目指す成果を確認し、解約や利用停滞の理由を記録して、必要な支援につなげます。

- チャーンレートは顧客数と収益を分けて計測し、個別の解約理由と照らし合わせる
- ヘルススコアは調査の入口として使い、担当者の確認と対応結果まで記録する
- オンボーディング、定着、拡大、契約更新の各段階で、次へ進む条件を顧客の目標に沿って決める

最初は次の順序で進めてください。

1. 計測対象と解約の定義を揃え、顧客チャーンレートと収益チャーンレートを確認する
2. 解約理由を顧客の発言と担当者の推測に分けて記録し、繰り返し起きる課題を選ぶ
3. 課題に合う支援を実施し、顧客の利用状況と対応結果を見て続行・修正を判断する

CS立ち上げや解約率改善の個別相談は、[StartLinkの無料相談](https://start-link.jp/meetings/startlink/hubspot)もご利用ください。CRMを活用した業務効率化やAIとの連携に関するご相談は、CRM特化型コンサルティングのHubSpotゴールドパートナーのStartLinkまでお気軽にお問い合わせください。

## あわせて読みたい

このテーマと関連する内容を、次の記事でも詳しく解説しています。

- [収益拡大完全ガイド](https://start-link.jp/hubspot-ai/btob-marketing/revenue-growth)
- [HubSpotのカスタマーサクセス機能活用ガイド](https://start-link.jp/hubspot-ai/hubspot/hubspot-features/hubspot-lifecycle-stage-design-guide)

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### 今枝 拓海 / Takumi Imaeda

 株式会社StartLink 代表取締役。累計150社以上のHubSpotプロジェクト支援実績を持ち、Claude CodeやHubSpotを軸にしたAI活用支援・経営基盤AXのコンサルティング事業を展開。  
 HubSpotのトップパートナー企業や大手人材グループにて、エンタープライズCRM戦略策定・AI戦略ディレクションを経験した後、StartLinkを創業。現在はCRM×AIエージェントによる経営管理支援を専門とする。

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(c) 2026 All Rights Reserved.

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  "description" : "HubSpotとChatworkを連携。ワークフローからChatworkのルームへ通知を送り、CRMカード上で最新のやり取りの確認と返信ができ、紐付けたルームの新着メッセージをHubSpotのノートとして自動で記録するHubSpot連携アプリ。",
  "featureList" : [ "ワークフローアクション「Chatworkに通知」（取引・会社・コンタクト・チケット対応）", "送信先ルームIDとメッセージ本文にHubSpotのプロパティを差し込み", "取引・会社・コンタクトとChatworkルームの紐付け（全プラン無制限）", "CRMカードにルームの最新100件のメッセージを表示（Professionalプラン以上）", "CRMカードからChatworkへメッセージを送信（Professionalプラン以上）", "紐付けたルームの新着メッセージをHubSpotのノートへ自動記録（Enterpriseプラン限定）", "引用や装飾を、HubSpotのノートでも読みやすい見た目のまま記録", "OAuth接続とAPIトークン接続（SAML/SSO環境向け）に対応" ],
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