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title: CRMデータベース設計の基本｜オブジェクト・プロパティ・関連付けを整える
description: CRMデータベース設計では、顧客情報をオブジェクトに分け、目的に合うプロパティと関連付けを定めます。HubSpotのデータモデル、設計手順、変更管理、運用上の限界を解説します。
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# CRMデータベース設計の基本｜オブジェクト・プロパティ・関連付けを整える

- 2026年3月3日
- 最終更新: 2026年10月12日

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この記事の結論

「顧客情報はCRMに入っているのに、商談の関係者や問い合わせの経緯を確認すると、別の表を開くことになる」 このような状態を見直すには、項目を追加する前に、何を一つの記録として扱い、どの記録同士を結ぶかを決める必要があります。

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> 「顧客情報はCRMに入っているのに、商談の関係者や問い合わせの経緯を確認すると、別の表を開くことになる」

このような状態を見直すには、項目を追加する前に、**何を一つの記録として扱い、どの記録同士を結ぶか**を決める必要があります。

CRMデータベース設計とは、顧客や商談などをどのオブジェクトで管理し、各情報をどのプロパティに記録し、レコード同士をどう関連付けるかを決めることです。設計の基準になるのは、入力画面の見た目ではなく、その情報を使って誰が何を判断するかです。

この記事では、HubSpotのデータモデルを業務上の問いに結び付け、記録単位の選択から運用中の見直しまでを順に説明します。読み進めながら、自社で確認したい問いを一つ選ぶと、必要な項目と関連付けを具体的に考えられます。

## この記事でわかること

部門や表計算ファイルに分かれた顧客情報を整理するために、記録の置き場所、レコード間の関係、運用後の確認方法を扱います。

- **データモデルの基本** — オブジェクト、プロパティ、関連付けがそれぞれ何を表し、業務上の問いにどう対応するかを整理します。
- **標準オブジェクトの使い分け** — コンタクト、会社、取引、チケットのどこに情報を置くか、判断が分かれる例を示します。
- **プロパティと関連付けの設計** — 入力元、集計単位、関係者の役割を決め、レポートや引き継ぎで確かめる方法を説明します。
- **設計から運用までの進め方** — 小さな業務範囲で試し、結果が想定と違ったときに何を見直すかを示します。

## CRMデータベースは事業の流れを支える

CRMのデータベースを顧客名簿としてだけ使うと、部門ごとの表計算ファイルとの役割の違いが見えにくくなります。営業、マーケティング、サポートが同じ顧客の履歴を参照して次の対応を決めるには、情報の単位とつながりを共有する必要があります。

設計の出発点では、「どの項目を作るか」より先に、「どの判断に、誰が記録した、どの情報を使うか」を確かめます。判断に使う情報が明らかになってから、その置き場所と更新する担当を決めます。

### 表計算の重複を、共通の顧客記録に変える

担当者の異動や会社名の変更が一部の表にしか反映されないと、部門によって参照する情報に差が生まれます。まず管理表を見比べ、同じ顧客を表す行、同じ意味で使っている列、更新する担当が異なる列を確認します。

CRMでは、個人、会社、商談を別々の記録単位として持ち、関連付けによって行き来できる形にします。たとえば、会社名を会社の記録で管理し、営業担当者との接点をコンタクトに記録し、進行中の商談を取引として結びます。会社名が変わったときにどの記録を更新するかが明確になり、商談を確認する人も関係する会社と個人をたどれます。

ただし、すべての情報を一か所へ詰め込めば一元管理になるわけではありません。表ごとに異なる値がある場合は、どちらが正しいかを決める担当と確認材料を定めてから移します。共有する記録、各部門で更新する情報、参照だけする情報を分けることが先です。

### 三つの構成要素を業務に結び付ける

CRMのデータモデルは、情報を管理する単位、その単位が持つ属性、単位同士の関係から成ります。HubSpotでは、これらをオブジェクト、プロパティ、関連付けとして扱います。

| 構成要素 | 役割 | 例 |
| --- | --- | --- |
| オブジェクト | 管理する対象の単位 | コンタクト、会社、取引、チケット |
| プロパティ | 対象が持つ情報 | メールアドレス、業種、金額、対応状況 |
| 関連付け | レコード同士の関係 | コンタクトが会社に所属し、取引に関与する |

「ある商談の意思決定に関わる人を知りたい」という問いなら、商談を表す取引、人を表すコンタクト、両者の関連付けが必要です。人の役割まで区別して確認するなら、関連付けの意味も設計します。取引の自由記述欄に名前だけを残しても、コンタクトの記録や担当変更後の情報へはたどりにくくなります。

このように、問いから必要な記録へ逆算すると、入力項目の一覧ではなく、顧客接点から商談、顧客対応へつながる構造を描けます。

### 目的から設計し、後から使う情報を見越す

「業種別に商談の状況を見たい」という要望では、まず**何を業種別に集計するか**を確認します。会社の属性として業種を扱うなら、入力元は会社の記録です。商談によって扱う市場の分類が変わるなら、取引ごとに記録する理由があります。

次に、実際のレポートで会社単位と取引単位のどちらを読むかを決めます。同じ分類を両方に入力する場合は、値が食い違ったときにどちらを正とするか、誰が修正するかまで必要です。その運用を決められないなら、まず入力元を一つに絞り、求める集計ができるかを試します。

自動化でも順序は同じです。問い合わせ内容で対応先を分けるなら、分類結果をどの記録に残すか、誰が誤分類を直すか、何がそろったときに振り分けるかを決めます。振り分け結果を確認できる担当と方法が定まってから、実行条件を設計します。新たな用途が決まったときは、既存の情報でその判断に答えられるかを先に見直します。

## 標準オブジェクトに業務情報を配置する

標準オブジェクトは、CRMでよく扱う対象を表す基本の記録単位です。情報を置く場所は、その情報が**誰や何に属し、何が変わったときに更新されるか**で判断します。部門ごとの管理表をそのまま項目へ置き換える前に、標準オブジェクトで業務を表せるかを確認します。

### 個人と会社の情報を分ける

コンタクトは個人単位の記録です。氏名、連絡先、役職、ライフサイクルステージなど、個人に関する情報を管理します。会社は法人や組織単位の記録で、会社名、業種、従業員数、所在地などを扱います。

会社情報を各コンタクトのプロパティに重複して持たせると、同じ会社に複数の担当者がいる場合、それぞれのレコードで更新が必要になります。会社の情報は会社へ、個人の情報はコンタクトへ置き、両者を関連付けると更新元を決めやすくなります。

判断に迷う情報は、変更される場面を考えます。担当者が異動しても維持する情報なら、会社の記録に属する可能性があります。担当者ごとに異なる連絡方法なら、コンタクト側で管理する必要があります。複数の会社に関係する人を扱う場合は、どの会社との関係を記録し、現在の窓口をどう見分けるかを業務ルールとして決めます。

### 商談と問い合わせを別の記録として扱う

取引は商談や案件を管理する単位です。金額、取引ステージ、クローズ予定日、担当者などを持たせ、パイプライン上で進捗を追います。一つの会社から複数の商談が発生することもあるため、会社の記録と取引の記録を分け、関連付けで関係を表します。

チケットは問い合わせやサポート案件を管理する単位です。顧客からの依頼や対応状況を扱い、コンタクトや会社との関係をたどれるようにします。問い合わせを取引の備考へ書くだけでは、対応状況や担当者を案件として追いたいときに整理しにくくなります。何を「商談の進行」として見て、何を「顧客からの依頼への対応」として見たいかを分けて考えます。

| 業務上の問い | 主に確認する記録 | 次につながる運用 |
| --- | --- | --- |
| 誰が問い合わせたか | コンタクト | 会社やチケットとの関連付け |
| どの組織との接点か | 会社 | 会社情報を使った対象の整理 |
| 商談はどこまで進んだか | 取引 | ステージと必要情報の確認 |
| 顧客の依頼にどう対応しているか | チケット | 担当や対応状況の共有 |

この表の「主に確認する記録」だけで判断が完結するとは限りません。たとえば問い合わせの経緯を営業が確認するなら、チケットからコンタクトや会社へたどれるかも確かめます。実際の利用者が必要な記録へ移れることが、関連付けを設計する際の確認点です。

### 追加オブジェクトを作るか判断する

標準オブジェクトでは自然に表現しにくい独立した対象があり、その対象に固有の情報や他の記録との関係がある場合は、カスタムオブジェクトを検討できます。例として、サブスクリプション、拠点、プロジェクトがあります。

**次の図**は、人材業界の企業、拠点、部署、求人、契約、マッチングを、階層と関連付けで表現したデータモデルです。標準の記録単位だけでは表しにくい対象を分け、どの情報がどの対象に属するかを整理する考え方を示しています。

![企業・拠点・部署・求人・契約・マッチングを階層と関連付けで表現した人材業界のデータモデル図](https://start-link.jp/hubfs/blog/screenshots/library/slide20_diagram.png)

企業・拠点・部署・求人・契約・マッチングを階層と関連付けで表現した人材業界のデータモデル図

判断するときは、まずその対象を既存のレコードの属性として扱えるかを試します。次に、その対象自体の状態を追う必要があるか、複数の会社や取引との関係を個別に管理するかを確認します。属性と関連付けで業務上の問いに答えられるなら、新しい管理単位を設ける理由を再検討します。独立した記録が必要とわかったら、誰が作成・更新し、どの記録と結ぶかを図に反映してから運用を試します。

## プロパティを増やしすぎず、使える形にする

プロパティは、レコードに情報を保存するための項目です。目的や入力ルールが曖昧なまま増やすと、似た情報が別の項目へ分散し、どの値を参照すべきか判断しにくくなります。新設する前に、用途、入力する人、値の決め方、利用先を一組として確認します。

### 使い道とデータ型を決める

「対象企業を分類する」という用途でも、担当者が画面で確認するだけなのか、レポートで分類ごとに比較するのかによって、必要な入力方法が変わります。まず、答えたい問いと利用する画面・レポート・処理を挙げます。続いて、誰がどの資料を見て値を決めるかを明らかにします。

データ型は、扱う情報と利用方法に合わせます。次のような対応が考えられます。

- **集計する値** ── 数値
- **選択肢から選ぶ分類** ── ドロップダウン
- **日付の比較に使う情報** ── 日付型

自由記述は経緯や補足を残すのに使えますが、表記がそろわないまま分類や集計へ使うと、後から確認が必要になります。

入力方法を決めたら、実際の記録を想定して値を入れ、求める絞り込みや集計ができるか試します。使えない場合は項目を増やす前に、問い、入力元、データ型のどこが合っていないかを確かめます。

（出典：[プロパティを作成、編集する](https://knowledge.hubspot.com/properties/create-and-edit-properties?dsktp=1)）

### 一項目一情報と命名規則を守る

一つのプロパティに複数の情報をまとめると、条件で絞り込んだり、個別に更新したりしにくくなります。「業種・従業員数」のような項目を一つにせず、業種と従業員数を別々に管理します。

命名規則は、項目を作る部門や目的がわかる形で統一します。例として「営業 - 初回商談日」「CS - NPS回答日」のように、区分と項目名を組み合わせる方法があります。ただし、名前が違っても意味が同じ項目はあり得ます。新設前に既存項目の名称だけでなく、定義、入力例、参照先を確認します。

既存項目を使うか迷ったら、同じ事象を同じ時点で記録するかを比べます。

- **定義が一致する** ── 共有を検討します
- **似た名前でも記録する時点や主体が異なる** ── 違いを明記して扱います

### 使われない項目と選択肢を棚卸しする

自由記述の「備考」「その他」が複数ある場合は、実際に何が書かれ、誰が読んでいるかを確認します。共通して判断に使う情報が見つかったら分類項目として定義し、個別の経緯を残す欄は補足として扱えます。記入されていない項目も、不要と決める前に、入力の担当やタイミングが共有されているかを確かめます。

ドロップダウンの選択肢は、細かさよりも判断の一致を重視します。入力者によって似た選択肢を使い分けているなら、各選択肢の意味と、その違いを使うレポートや対応を照合します。違いを使っていなければ整理を検討し、対応が変わるなら判断例を入力ルールへ加えます。「リードソース」「流入経路」「獲得チャネル」のような類似項目も、定義と利用先を並べて統合可否を判断します。

項目の新設を検討するときは、解決したい業務上の問い、入力する担当、値の決め方、参照するレポートやワークフローを記録します。運用後は、想定した場面で入力されているか、参照先で使われているかを確認します。使われていない理由が入力手順にあれば手順を見直し、問い自体が変わっていれば項目の必要性を再検討します。

## 関連付けで顧客接点をつなぐ

関連付けでは、レコード同士を結ぶだけでなく、その関係から何を判断したいかを決めます。取引に関わる人を確認したいのか、問い合わせ元の会社へたどりたいのかによって、必要な組み合わせが変わります。関係を登録する時点、担当、変更時の更新方法も設計に含めます。

### どのレコード同士を結ぶか決める

複数のコンタクトが関わる取引では、取引と各コンタクトを関連付けます。コンタクトと会社、会社と取引も結べば、個人、組織、商談の関係をたどれます。

登録ルールは業務上の行動に合わせます。取引を作る担当が会社を結び、関係者が明らかになった時点でコンタクトを追加する、というように、いつ誰が記録するかを決めます。窓口が変わったときは、過去の関係をどう扱うか、現在の担当をどこで見分けるかも確認します。

試す際は、取引の画面から関係者へたどる場合と、コンタクトの画面から関わる取引を探す場合の両方を確認します。どちらかで必要な情報が見つからないなら、関連付けの不足なのか、役割の区別が不足しているのかを切り分けます。

### 一対多と多対多を業務ルールに置き換える

関連付けを検討するときは、一つのレコードに相手が一つだけ結び付くのか、複数の相手が結び付くのかを確認します。一社に複数のコンタクトや取引がある関係は、業務上自然に起こります。一人のコンタクトが複数の会社と関係する運用もあり得るため、実際の業務に沿って扱いを決めます。

| 関係の見方 | 確認すること | 設計の方向 |
| --- | --- | --- |
| 一対一 | 片方のレコードに相手が一つか | 個別対応が基本なら単純な関係として扱う |
| 一対多 | 片方に複数の相手が結び付くか | 会社と複数コンタクトなど、複数関係を記録する |
| 多対多 | 双方に複数の相手が結び付くか | 関係する単位と、各関係の意味を明確にする |

「一人は一社に所属する」というルールを採用するなら、まず「所属」が雇用先、主な連絡先、商談での関与先のどれを意味するかを決めます。兼務や複数組織との関係がある人については、追加の関係を記録する必要があるかを、検索、引き継ぎ、レポートで使う情報から判断します。

たとえば、主な所属先だけで日常の連絡先を判断できても、別の会社の商談にも関わる人なら、その商談との関係は必要です。例外を記録する担当と方法が決まっていない場合は、通常の入力ルールを確定する前に、実際の業務例を使って扱いをそろえます。

### ラベルで関係者の役割を示す

レコードを結ぶだけでは、取引に関わるコンタクトの役割までは区別できません。意思決定者、利用者、請求先担当者など、業務で意味のある役割をラベルで表すと、同じ取引に関連する人を役割ごとに確認しやすくなります。

ラベルを設計する前に、その違いによって誰の確認や対応が変わるかを明らかにします。役割を区別しても利用場面がなければ、入力する担当が判断に迷う可能性があります。利用する役割が決まったら、同じ人が複数の役割を担う場合、役割が変わった場合、担当者が役割を確認できない場合の扱いも決めます。実際の取引を想定し、役割別に関係者を探せるかまで試します。

HubSpotの関連付けラベルは、レコード間の関係を説明する追加の情報です。（出典：[関連付けラベルを作成して使用する](https://knowledge.hubspot.com/object-settings/create-and-use-association-labels?rc=novicell)）

## 要件整理から運用まで段階的に進める

データモデルは、実際に使う業務の流れを選び、入力から確認までを通して試すと、修正すべき箇所を特定しやすくなります。対象を広げる前に、業務上の問いに答えられるかを確かめます。

### 必要な判断と情報を洗い出す

まず、CRMで把握したいことを業務上の問いとして書き出します。「商談の進み具合を確認したい」「顧客の問い合わせ履歴を営業も参照したい」など、利用者が実際に判断する内容を挙げます。

次に、それぞれの問いについて、判断する人、必要な情報、その情報を最初に知る人、確認する時点を並べます。情報が不足しているなら、入力項目を作る前に取得する業務の流れを確認します。誰も把握していない情報は、保存先だけ決めても入力できないためです。

必要な情報がそろったら、コンタクト、会社、取引、チケットのどこに属するかを決めます。表計算ファイルや部門ごとの管理表に同じ意味の列がある場合は、定義と更新元を照合します。値が食い違うものは、移す前に確認する担当を決めます。

### モデルを描いて小さな業務範囲で試す

オブジェクト、プロパティ、関連付けを図にし、どの情報をどこに置き、どのレコード同士を結ぶかを示します。入力する担当者とレポートを見る担当者が同じ図を確認し、それぞれが必要な情報へたどる経路を説明できるかを確かめます。

試す業務範囲には、通常の流れに加え、設計の判断が分かれる事例を入れます。たとえば、一社に複数のコンタクトがいる商談や、担当者が変更された商談です。各事例について、登録する記録と関連付け、期待する検索結果やレポートの見え方を先に書きます。その後に入力し、実際の結果と比べます。

期待どおりに表示されない場合は、順に原因を確認します。

- **必要な記録がない** ── 記録単位と作成時点を見直します
- **値が違う** ── 入力元と定義を見直します
- **関係者が見つからない** ── 関連付けと役割を見直します
- **集計が違う** ── 集計単位を見直します

原因がわかってから設計を変更し、同じ業務例でもう一度確認します。入力者が迷わず登録でき、利用者が問いに答えられる状態になったら、次の業務範囲へ進みます。

### 入力ルールと変更手順を整える

運用では、誰がどの情報を登録するか、空欄を許す場合は何を意味するか、選択肢をどう選ぶかを共有します。取引ステージごとに確認する情報を決める場合も、その情報を誰が把握し、未確認なら次に何をするかまで定めます。

新規追加、仕様変更、廃止は分けて扱います。

- **追加時** ── 利用目的と参照先を記録します
- **仕様変更時** ── 既存データの意味が変わらないか、レポートやワークフローが同じ値を前提にしていないかを確認します
- **廃止時** ── 参照先と引き継ぐ情報を調べ、利用者が確認できなくなるものを整理してから停止します

「営業から要望があったので項目を増やす」と判断する前に、その要望で答えたい問い、既存項目で答えられない理由、追加後に入力する担当と確認する人を明らかにします。運用後、入力された値が判断に使えていないなら、項目を増やすのではなく、定義、入力時点、利用するレポートを見直します。変更の理由と確認結果を残すことで、担当者が替わっても判断の経緯をたどれます。

## よくある質問

### CRMのデータベース設計では、何から決めればよいですか？

CRMで支えたい業務判断を一つ選び、誰が、どの情報を見て、何を決めるかを整理します。次に、その情報を最初に把握する担当と、個人、会社、取引、問い合わせのどの単位に属するかを決めます。記録間の関係を図にしたら、実際の業務例で必要な情報へたどれるかを確認します。

### すでにプロパティが増えすぎている場合はどうしますか？

項目ごとに定義、入力担当、値の決め方、参照するレポートやワークフローを並べます。意味が重なる項目は、実際の値と利用先も比べ、同じ情報を表しているか確認します。統合や停止を決める前に参照先への影響を調べ、利用者が同じ判断を続けられる方法を定めます。

### カスタムオブジェクトを作る判断基準は何ですか？

まず、標準オブジェクトのプロパティや関連付けで業務上の問いに答えられるかを試します。対象自体の状態を継続して追い、固有の情報や他レコードとの関係を管理する必要があるなら、独立した記録単位として検討します。作成前に、その記録を作る担当、更新する場面、必要な関連付けを図に示します。

### 関連付けラベルはどのような場合に使いますか？

レコード同士を結ぶだけでは関係者の役割がわからず、役割によって確認や対応が変わる場合に使います。たとえば、取引に関わるコンタクトを意思決定者や利用者として区別する場合です。利用できる契約条件を確認し、ラベル名、登録する担当と時点、役割が変わった際の更新方法をチーム内で統一します。

## まとめ

CRMデータベース設計では、オブジェクトで管理対象を分け、プロパティで判断に必要な情報を記録し、関連付けで顧客接点をつなぎます。企業様によって最適な形は異なります。自社の業務上の問いから出発し、情報の入力元、記録単位、利用先を順に確かめることが大切です。

まずは、現在の表計算ファイルやCRMから、重複している顧客情報と実際に使う項目を洗い出してください。次の順序で一つの業務範囲を試すと、見直す箇所を判断できます。

1. CRMで確認したい業務判断を挙げ、その判断に必要な情報と入力する担当を決めます。
2. 情報をコンタクト、会社、取引、チケットに割り当て、必要な関連付けを図にします。
3. 通常の業務例と判断が分かれる事例で入力から確認まで試し、期待する結果と違う箇所の原因を調べます。
4. 入力者が記録でき、利用者が必要な情報へたどれることを確かめてから、対象を広げます。

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      "text" : "CRMで支えたい業務判断を一つ選び、誰が、どの情報を見て、何を決めるかを整理します。次に、その情報を最初に把握する担当と、個人、会社、取引、問い合わせのどの単位に属するかを決めます。記録間の関係を図にしたら、実際の業務例で必要な情報へたどれるかを確認します。"
    },
    "name" : "CRMのデータベース設計では、何から決めればよいですか？"
  }, {
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      "text" : "項目ごとに定義、入力担当、値の決め方、参照するレポートやワークフローを並べます。意味が重なる項目は、実際の値と利用先も比べ、同じ情報を表しているか確認します。統合や停止を決める前に参照先への影響を調べ、利用者が同じ判断を続けられる方法を定めます。"
    },
    "name" : "すでにプロパティが増えすぎている場合はどうしますか？"
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      "text" : "まず、標準オブジェクトのプロパティや関連付けで業務上の問いに答えられるかを試します。対象自体の状態を継続して追い、固有の情報や他レコードとの関係を管理する必要があるなら、独立した記録単位として検討します。作成前に、その記録を作る担当、更新する場面、必要な関連付けを図に示します。"
    },
    "name" : "カスタムオブジェクトを作る判断基準は何ですか？"
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      "text" : "レコード同士を結ぶだけでは関係者の役割がわからず、役割によって確認や対応が変わる場合に使います。たとえば、取引に関わるコンタクトを意思決定者や利用者として区別する場合です。利用できる契約条件を確認し、ラベル名、登録する担当と時点、役割が変わった際の更新方法をチーム内で統一します。"
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