「Starterプランで始めたけれど、そろそろProfessionalにすべきか迷っている」「Professionalの次はEnterpriseだが、本当に必要なのかわからない」——HubSpotのプランアップグレードは、タイミングを間違えるとコストの無駄になり、逆に遅すぎると業務効率化の機会を逃します。
HubSpotのプランアップグレードは、「使いたい機能があるから」ではなく「業務上のボトルネックが発生しているから」を起点に判断するのが正しいアプローチです。ボトルネックが明確であれば、アップグレードの投資対効果も算出しやすくなります。
この記事では、Starter→Professional→Enterpriseの各ステップにおける具体的な判断基準と、アップグレード前に確認すべきポイントを解説します。
結構私のクライアント様でもStarterからProfessionalにアップグレードする際は、ワークフローとカスタムレポートが1個ポイントになっています。この2つの機能が必要になったら、Professionalへの移行を検討してください。
| 機能 | Starter | Professional | 実務上の影響 |
|---|---|---|---|
| ワークフロー | なし | 最大300件 | 手動作業の自動化、通知、ステージ変更 |
| カスタムレポート | なし | 最大100件 | 独自KPIの可視化、経営会議用レポート |
| シーケンス | なし | あり | 営業フォロー用の連続メール自動送信 |
| リードスコアリング | なし | あり | ホットリードの自動判定 |
| ABテスト | なし | あり | メール・LPの最適化 |
何らかのHubのProfessionalを一つでも購入すれば、アカウント全体でワークフロー機能が使えるようになります。すべてのHubをProfessionalにする必要はありません。例えばSales Hub Professionalだけ購入し、Marketing HubはStarterのまま——という組み合わせでもワークフローは利用可能です。
| 条件 | 具体的なシーン |
|---|---|
| カスタムオブジェクト | 業種特有のデータ(不動産の物件、SaaSのサブスクリプション等)を管理したい |
| 詳細な権限制御 | プロパティごとに編集権限を設定し、データの改ざんを防ぎたい |
| サンドボックス環境 | 既存のワークフローやデータに影響を与えずにテストしたい |
| レポート上限の拡張 | Professionalの100件上限では足りない |
カスタムオブジェクトは業種特化のデータ管理に威力を発揮します。
個人的には、まったく新しいプロパティやデータについてはレポートも紐づいていないし現場も使っていないので、本番環境でテストするぐらいは問題ないと思います。ただし、既存で使っているワークフローや既存で使っているデータに対してアクセス・更新する場合はサンドボックスを使っていただいた方が安心です。
| プラン | Sales Hub | Marketing Hub | Service Hub |
|---|---|---|---|
| Starter | 月額1,800円〜/シート | 月額1,800円〜 | 月額1,800円〜/シート |
| Professional | 月額約6万円〜 | 月額約10万円〜 | 月額約6万円〜 |
| Enterprise | 月額約18万円〜 | 月額約43万円〜 | 月額約18万円〜 |
アップグレードの前に、現在のプランの機能を十分に活用できているか確認してください。
機能を使いこなせていない状態でアップグレードしても、追加コストに見合う効果は得られません。
Professional以上の機能(ワークフロー、カスタムレポート等)は、設計・構築・運用にそれなりの工数がかかります。社内に管理者を1名以上確保するか、外部パートナーの支援を受ける体制を整えてからアップグレードすることを推奨します。
HubSpotのプランアップグレードは「業務上のボトルネック」を起点に判断しましょう。Starter→Professionalはワークフローとカスタムレポートの必要性がトリガーであり、Professional→Enterpriseはカスタムオブジェクトと権限制御の必要性がトリガーです。
まずは現在のプランの機能を最大限活用し、ボトルネックが明確になったタイミングでアップグレードするのが最もコスト効率の良い進め方です。段階的にプランを上げていくことで、投資対効果を最大化できます。
HubSpotのプラン選定やアップグレードのタイミングについてのご相談は、StartLinkにお気軽にお問い合わせください。貴社の利用状況と事業フェーズに合わせた最適なプラン構成をご提案いたします。
はい、いつでもアップグレード可能です。日割り計算で新プランの料金が適用されます。逆にダウングレードは契約更新時にのみ可能な場合が多いため、契約条件を事前に確認してください。
はい、可能です。例えばSales Hub Professionalだけ購入し、Marketing HubはStarterのままという構成も取れます。しかもProfessionalを1つ購入すれば、ワークフロー機能はアカウント全体で利用可能になります。
現時点では、カスタムオブジェクトはEnterprise限定の機能です。ただし、カスタムオブジェクトを使わずに標準オブジェクトのカスタムプロパティで代替できるケースもあります。まずはStartLinkのようなパートナーに相談し、本当にカスタムオブジェクトが必要かを検討することをおすすめします。
複数のHub(Sales + Marketing + Service等)を利用する場合、個別にStarterを購入するよりもStarter Customer Platformのほうがコスト効率が良いケースがあります。月額2万円台で全Hubの基本機能が利用できるため、特にCRM全体をバランスよく活用したい企業にはおすすめです。